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「5つの沈黙を身につける」

上海に住んで、自分が外国人として現地の人に関わっていると

その価値観習慣思考には違いがあると理解しているつもりでも

どうしても自分の正しさを押し付けがちになる。

・普通こうじゃないの?

・日本では、それ、あり得ないよ。

・常識的に考えてたらさ・・・。

そりゃ日本で生まれて育って40年も生活していて

いきなり上海での生活がスタートしたわけだから

無理もない。

しかも仕事となれば、

チームとしての成果も求められるので当然どちらも真剣

だからこそ衝突も起きる。

そうすると自分を正当化しようして

相手のミスや悪いところを探し、指摘し、攻撃し、陰口を叩く。

特に中国人は、ぼくの経験上、仕事上においても自信家責任転嫁言い訳、約束を守らない人が多い傾向にあるように感じている。

それはなぜか。

その国の歴史的な背景を知るとそういう部分も理解はできるが

自分の中で納得ができていないのだと思う。

そういうときは、ネット上に溢れる

中国に対する陰謀論ゴシップネタを漁り、

自分を正当化して相手を批判、さらにはその対象を「中国人」と一括り固定化して、街を歩いている中国人すべてを先入観を抱き、偏見の目を向けてしまう。

まさに負のスパイラル。

「正しさ」 VS 「正しさ」 の戦いに決着の日は訪れない

そこからは相互理解も生まれない

1.目の沈黙

「他人の過ちや、罪深いすべてのものに目を閉じ、神の美徳をさがせ」
人の悪いところ探さずに、その代りにその人がやってるいいところを見つけ出して褒めてあげる。

2.耳の沈黙

「ゴシップや告げ口、無慈悲な言葉等の声に耳をふさぎ、神の声や貧しい人の叫びに耳を傾ける」
他人が言ったりテレビで流れるうわさ話や思いやりのない言葉に聞く耳を持たず聞き流す。反論もしない、言い返さない。

3.舌の沈黙

「暗さや動揺、苦しみを引き起こすすべての言葉をつつしみ、私たちを啓発し、鼓舞し、平安や希望や喜びをもたらす言葉を口にする」
自分の口から、悪口、言い訳、陰口を放ってはならない。
その代りに、好き、愛してる、きれい、優しい、ありがとう、嬉しいなどの言葉を放つ。

4.精神の沈黙

「うそや混乱、破壊的な考え、軽率な評価、他人への誤った疑い、復讐心、さまざまな欲望などに精神を閉ざし、祈りと黙想において神の真理と知識に精神を開く」

人を操作するために嘘をついてはならない。殺すとか、壊すとか、死んだらいいとか、愛のないことを考えるべからず。
他人を疑うべからず、仕返しなどするよりも祈ってあげること、ひとが愚かになる様々な欲望を手にするより、心穏やかに瞑想と祈りの世界を生きること。

5.心の沈黙

「すべての自分本位の考え、憎しみ、うらみ、ねたみ、欲ばりを避け、私たちの心、魂、精神、力において神を愛し、神が愛するように人を愛する」

自己中心的に自分だけ良ければという思いはやがて友をなくし、信用をなくし、家族をなくす。すべての悲しみをもたらす心の想いを避けよう。悲しい感情を消しされる勇気と心の強さを持ちなさい。

マザー・テレサ 愛のこころ最後の祈りより

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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