英文記事を読むときに役立つ「ChatGPTのプロンプト」を大公開します!(The Economist)
The Economistを(ほぼ)毎日読み、その感想を下記のように「X (Twitter)」に投稿し続けています。
三種の神器
下記の記事「まいにち「The Economist」を読み始めて300日が経ちました!」で詳しく紹介した通り、私が 「The Economist」を長期間にわたって効率的に読み続けられるのは、三種の神器である「The Economistのデジタル版」「ChatGPT」「Notion」があるからです。
おかげさまで、下記の記事は多くの人に読んで頂き、多くの感想を頂きました。
今回の記事では、その中で最も反響の大きかった「英文記事を読むときに役立つChatGPTのプロンプト」を紹介していきます。
私としては、ずっと改良と最適化を重ねてきたプロンプトで、うなぎ屋さんがたれを継ぎ足して作った「秘伝のたれ」のように愛着があるため、公開するかどうか迷いました。ただ、有益性が高いと思いますので「The Economist」を読み始めてからちょうど1年が経つこのタイミングで公開することにしました。
なぜChatGPTが重要か?
私が毎日The Economistを読むときには、必ず決まったプロンプトを使ってChatGPTと対話しています。これによって、ただ記事を読みっぱなしにするのではなく、
①記事にある疑問点をすべて解決して
②データベースとして蓄積し
③さらにそのデータベースを日常的に復習する
ことができるようになります。
例えば、The Economistを毎日読み、データを蓄積していくと、同じ単語が以前のこの話題の記事にもあった、ということに気付きます。
そして、その同じ単語について、各記事でどのように使われていたか、例文と日本語訳を比較して確認することができます。
なぜなら、すべての単語は例文とともにデータベース化(詳細は後述します)しているので、重複した単語の例文や日本語訳をすぐに参照することができるようになるからです。
同じ単語に別の場面で遭遇すると、その単語に対する解像度が上がり、格段に覚えやすくなります。脳が「この単語は重要だ」と認識するのです。それが、自分が集中して読み込んだThe Economistの記事から抜粋した単語であればなおさら覚えやすくなるでしょう。
このように、毎日読む記事に対してChatGPTを使ってその都度、完全に疑問点を解決し、自分だけのデータを蓄積していくことはとても有用な学習だと身をもって体験しています。
ChatGPTですべてが教材になる
ChatGPTに適切なプロンプトを指示することによって、The Economistの記事を読むことが格段に効率化されます。
私は、ChatGPTのおかげで長期間にわたってThe Economistを読み続けることができていると確信しています。
The Economistの記事には市販の問題集や参考書と違って日本語訳も単語の説明もありません。丁寧な文法の説明もありません。
しかし、ChatGPTに適切なプロンプトを与えることで、The Economistの記事が有益な参考書、問題集のように使えるようになります。なぜなら、ChatGPTが完全に文脈を理解して、記事の日本語訳も単語の日本語訳も文法の疑問点も瞬時に回答してくれるからです。まさにChatGPTによって、自分用にカスタマイズされた参考書が出来上がるといえます。
ChatGPTが存在する以前では考えられなかった、記事を読むことの効率化が図れています。
ChatGPTのプロンプト大公開
ここから、本題に入ります。私が実際に毎日使っているプロンプトを公開していきます。
これらのプロンプトは毎日使っていくうちに、何度もバージョンアップされて最適化されていると自負しています。
これらのプロンプトの目的は、5つあります。
これらのプロンプトは、The Economistの記事だけでなく、他のニュース記事などにも応用できます。ぜひ、いろいろな場面で使ってみてください。
※ChatGPTは有料版を使用しています。
1番目のプロンプト
<記事の入力>
まずは、The Economistの記事をChatGPTに読んでもらいます。The Economistで読みたい記事が決まったら、ChatGPTに記事を読み込ませます。ここで、三種の神器である、
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