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Tableau Tips 日本語の文字化けを解消する「テキストファイルプロパティ」

こんにちは!
DATASaberのRikaです。(DATASaberって何という方はこちら

便利なのに、あまり知られていない気がするTipsの布教活動中です。
今回のテーマは「文字化けの解消」!

日本語の宿命か…「文字化け」、結構遭遇しちゃいますよね。
しかも、当然文字化けしたままでは先に進めず、
解決方法を探して時間だけが過ぎていく…辛い…

今日は、そんな思いをしなくて良いよう、文字化け解消のTipsを紹介します!

知らないと苦労する、文字化け処理

Tableauでまず最初にすること。
データソースの取込・接続、ですよね。
用意しておいたテキストファイルをTableauで開いて、

いざ!理想のダッシュボ…

文字化けしてる!!!

スライド2

もう、げっそりですよね…
「ローデータに不備があるってこと?!」
「csv出し直してみる?」
「csv?csvなのがダメなの?Excelにしてみる?」

など、とにかく色々試してみるものの徒労に終わり、気が付いたら●時間…当然ながら、チャートの一つもできていません。
あぁ、もう泣きたい…

でも、もう大丈夫!簡単な解決方法があります!

テキストファイルプロパティで、文字セット・ロケールの設定を変更しよう!

文字化けしたら、まずは「テキストファイルプロパティ」をチェック!
かなり高い確率で、ここの文字セットの設定を変更することで、文字化けは解消できます。

手順は簡単です。
データソースページのキャンバスエリアに、テーブルが読み込まれている状態ですね?(画像の状態)

スライド3

テーブルの右端の▼をクリック>「テキストファイルプロパティ」を選択。
現れたウィンドウの、文字セットを「Japanese Shift JIS※」、ロケールを「日本語(日本)」に修正
文字化け解消です!

元のテキストファイルの文字セットの種類によっては、「Japanese Shift JIS」ではなく、「UTF-8」等、別の文字セットを設定する場合があります。テキストファイルの文字セットの種類は、メモ帳等のテキストエディタから簡単に確認できます(参考元のテキストファイルの文字セットに合わせて設定してください。

ちなみにこちら、文字化けを直すだけなら、元のテキストファイルの文字セット(ここではJapanese Shift JIS)を設定し直せば事足りるのですが、もし上の例のように、ロケールが日本以外の国に設定されていた場合は、日本に
しておいた方が無難です。(ロケールは日付の表記方式などに影響します。)


他にも、フィールドがうまく区切られず、フィールド同志がつながってしまう、というトラブルであれば、「フィールド区切り文字」設定で解決することも多いです。

データを取り込んで、「なんか変だな」と思ったら、「テキストファイルプロパティをチェック」するのがオススメです。

終わりに


Tableau最初の作業、データソースの取り込みでトラブルが起こると、とにかくストレスフルですよね。
BIツール全般がとにかくパワフルで自由度が高いのは、この「データ取込・接続」あってのことです。
しかし、一般に表計算ソフトにはこの手順はないですし、初学者の方にはあまりなじみのない作業ではないかと思うのです。
こういう経験から、初学者の方がBIツールを嫌いになってしまわないか、私は時々不安になります。
この通り解決方法はとてもシンプルなので、ぜひ安心して取り組んでみてください!

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