神功皇后の宝鉞おきながたらし姫の記憶
神功皇后(おきながたらしひめのみこと)の鉞(マサカリ)とされている非公開の社宝を、特別に拝見させて頂きました。
その真偽については、保存されていらっしゃる神社の方も、確かにそうなのかはわかっていませんがそのように伝えられています、とのこと。
このような鉞は、戦闘用ではなく、式典や儀式の場で玉座の前に立てられる『王権の象徴』であろうと思われます。
贈り主は弓月君(融通王)であったかと、個人的には考えています。このあと、彼が自国の民を率いて倭の國に移り住み領土を得、製鉄や養蚕、織物、治水などの技術提供などにより友好的な繁栄を拡大していったこと、その動きが神功皇后の子、應神天皇の時代にさらに活発であったことなどから、様々に察せられることがあるように思われます。
應神が生まれたのは伽耶の國ではなかったか、彼は果たして男子だったか、姫ではなかったか、その本当の父は誰であったのか、など、この頃の歴史には興味が尽きません。
鉞について、写真からリーデイングの出来る方は、箱と、それを閉じた方の人間的な想念に繋がるのではなく、鉞そのものに繋がって何を感じるか何が見えるか、読み取ってみてください。それぞれの皆様の感覚を興味深く思っています。
わたしにとっては、本物か否か、ということ以上に、それを形魂として、この日この場所に集まってくださった方々との間に起きた『共振』こそが、最も重要なものであった気がします。お忙しい中、遠方よりお集まり頂きました皆様に心から感謝申し上げます。ご一緒して下さってありがとうございました。
2023年2月5日
湖北にて
霊能者 谷口理香
『神功皇后三韓討伐の際
新羅の王より賜りし宝鉞』
特徴
全長120m余り。刃部、柄部、共に鉄からなる。刀部はやや厚めの一枚の鉄板で打圧痕等は見当たらない。柄の部分にはツバ止めのような装飾が二箇所みられ、他の装飾品の取付部分のようにも見える。注目すべき機能は、柄に長いやりが内臓されていることである。鉞を勢いよく前方へ突き出すことにより、内蔵された槍が柄から射出される仕組みになっている。射出された槍はそのまま柄から外へ飛び出すわけではなく、槍の下端部にある小さなドーム型の返しが柄の上端部の小さな穴に引っかかって固定され、外への飛び出しを食い止めるようになっている。槍を伸ばした状態の鉞の全長は2m以上にもなる。
ご一緒して下さった皆様、ありがとうございました。
霊能者 谷口理香