塩ビ管で作るダスモ棒レシピ

この記事は、Beat Saber Advent Calendar 2020の12日目の記事です。

まえがき

お初にお目にかかります、Rikです。
普段はVRゲーム「BeatSaber」のプレイをTwitchで配信したり、Twitterでプレイ動画の投稿をしたりしている、しがないプレイヤーの一人です。

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カレンダーでRipになってるけど生きてます_(:3 」∠)_
(Twitterで名前遊びしてるときに登録したらこんなことに・・・。)

BeatSaberは飛んでくるブロックを2本のライトセイバーで斬っていくVRリズムゲームですが、MODを利用することで、スターウォーズに出てくるダース・モールよろしく、柄の両側からセイバーを伸ばした特殊武器でプレイすることが可能です。

プレイヤー:Bassy!(@BassyVr)さん

かっこいいですね!

ダースモールスタイルはMOD「AlternativePlay」を導入すれば通常のVRコントローラーだけでもプレイできますが、VRコントローラーは手に握るために歪な形をしており、こんなにぐるんぐるんとセイバーを回すのはとても難しいです。そこで、一部のプレイヤーは通称ダスモ棒と呼ばれる器具を使ってプレイしています。

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こういうの。
先端にViveTracker(以下、トラッカー)が付いていて、これをコントローラーの代わりにするわけです。重心バランスが取れていて且つ棒状のため、棒術やバトントワリングのようなプレイが可能になります。

前置きが長くなりましたが、今回はこのダスモ棒の作り方を紹介したいと思います。できるだけ簡単で実用に耐えうるもの、を目指しました。熟練の職人なら10分で作れます。

え、ダースモールに興味がない?
そんな方には二刀でステップしながら楽しめる譜面を集めたプレイリストを差し上げますので、こちらでBeatSaberをお楽しみください。ありがとうございました。
→プレイリスト

用意するもの

ぜんぶホームセンターとダイソーで手に入ります。無ければAmazonへ。

工具
ハンドドリル・・・電動ドライバー等でも可。
ドリルビット・・・6.5mmの太さのもの。
パイプカッター・・・ノコギリでも可ですが、あった方が5000兆倍楽です。*1
・ドライバー・・・ねじに合わせてプラスかマイナスのもの。100均にもある。
・スパナ・・・ナットに合わせたサイズ(たぶん10mm) 100均に( 。
・バイス(万力)・・・TSキャップに穴を空けるとき、部材を固定するのに使います。*2

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材料
塩ビ管用TSキャップ×2個・・・塩ビ管に合わせたサイズを。1個40円くらい。稀に先端が丸いものがありますが、使えないので注意。平たいのがいいです。
W1/4 インチねじ(20mm)×2本・・・所謂カメラねじ。トラッカー接続用。ナットとワッシャもセットで、ホームセンターで買えれば6本入り100円くらい。インチ規格滅べ。
③キャスターとまるくん・・・ダイソー製品。100円。
接着剤・・・ゴム、金属、塩化ビニル接着可能な多用途接着剤が良いです。
塩ビ管(1本)・・・メイン素材。ホームセンターで買った方が圧倒的に安いので、お好きなものを。1mで150円くらい。HIVP管なら衝撃に強く、HT管なら熱に強いですが、本稿では普通にVP管を使います。
⑥ガムテープ・・・何でも良いです。赤と青の2色があると気分上がります。

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材料には書きませんが、トラッカーも当然必要です。別途調達しましょう。

作り方

まず、①~④を使って塩ビ管にトラッカーを接続する部品(トラッカーマウント)を作ります。

TSキャップのラベルを剥がします。一番苦痛な作業です。

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剥がすの失敗するとホントめんどい・・・

ラベルを剥がしたら、TSキャップとキャスターとまるくんにドリルで穴を空けます。真ん中に点を描いておくと穴開け位置が分かりやすいでしょう。

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(写真は穴あけ前の様子。)
穴あけが終わったら組み立てます。

マウント作成図

ねじを通すとき、絶対にねじ山に接着剤が付かないよう注意してください。
あと、ナットはしっかり締結して下さい。使用中に緩むようなことがあると、最悪トラッカーが外れなくなります

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ダスモ棒の両端に必要なので、同じものを2個作ります。
これで90%完成です。もう少し!


次は、本体ともいうべき塩ビ管を加工します。
といっても、買ってきた塩ビ管をお好みの長さに切るだけです。

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ノコギリを使うと大変な肉体労働ですが、パイプカッターを使えばものの数十秒で切れます。切り粉も出ないし。今回の作業の為だけに買ってもいいくらいオススメ。

切った塩ビ管をトラッカーマウントに差し込みます。
接着剤で固定すると頑丈ですが、あとあと塩ビ管の長さを変えたくなることもあるでしょうから、とりあえずガムテープで仮止めしておきましょう。

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最後にトラッカーを取り付ければ完成です!おつかれさまでした。

おわりに

なかなかニッチな需要の為の記事となってしまい、申し訳ありません。本稿が皆様のBeatSaberの楽しみの幅を広げる一助になれば幸いです。

なお、本稿を参考に実施した作業、及び作成されたダスモ棒により発生したいかなる損害にも、筆者は責任を負いかねます。くれぐれも安全にお楽しみ下さい!

最後になりますが、ここまでお読み頂いた皆様と、素敵なアドベントカレンダーを企画して頂いたはるふぁ(@HARUFA_v)さんに感謝を。ありがとうございました。

それでは。 I wish you a merry Christmas!

加筆・修正

*1:ホームセンターによっては、塩ビ管をカットしてくれるところがあるようです。その場合は工具を買わずにお店でやってもらうのもアリです。【情報提供】ゆうひよ(@uhyoch)さん、Thanks!
*2:'21.03.12加筆。一般家庭にバイスがないことを失念してました・・・。

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