お昼休みは「ひとり時間」│わたしが決めるぼっち飯ルール
こんにちは、りほまるです。新卒から約4年間会社員をやってきたわたしですが、昼休みがとっても苦手でした。せっかく心を休めることの許される貴重な時間なのに、誰かと一緒に過ごして相槌を打たなければならず、余計に疲れてしまう……。これは本当に昼「休み」なんだろうか、と頭を抱えたことも1度や2度ではありません。
けれど、社会人歴が長くなるにつれ、上手にボッチ飯をする方法が身についてきました。直近在籍していた会社では、すっかり「一緒にランチができる機会の少ないレアキャラ」に(笑)。
今回は、そんなわたしが社会人生活の中で編み出した「ボッチ飯ルール」を紹介します。
内向型人間は、お昼休みに一人になりたい。
お昼休みの過ごし方って、大きく分けて2パターンあると思っています。
ひとつは、仲間と美味しいものを食べながら雑談することで息抜きをするパターン。もうひとつは、誰の目にも触れないところで黙ってご飯を食べて、お昼休みの間だけ、ひっそりと「本当の自分」に戻るパターン。
わたしはが望むお昼休みは、完全に後者でした。けれど、お昼休みもコミュニケーションの場だからと、他社と外でランチを食べることを推奨している会社も多いですよね。
わたしが新卒で入社した会社はまさにそのタイプ。「新卒1年目の間はお昼休みも勉強の時間。必ず先輩を誘って外にランチに行きなさい!」と言われたこともありました。
当時営業会社で働いていたわたしにとって、お昼休みは社内営業をする絶好のチャンスだったのも事実です。毎朝「今日は誰をランチに誘おうか」と考え、社内チャットを飛ばし、行きたいお店を考え……。頭も心も休まらない1時間を過ごすのが常でした。
「誰かとご飯にいくのはやっぱり消耗する!」そう感じたわたしは、社会人2年目からは、週に1日、週に2日……、と徐々にぼっち飯の頻度を高くしていきました。
「お昼を食べると眠くなる」と言おう
お昼休みを一人で過ごすためにもっとも大切なのは、周囲に「あの子はぼっち飯派なのね」と思わせることです。そのためには、誘いに乗らず断る勇気を持つことも必要です。
とはいえ、自分の感情だけで無下に断ることができないのが内向型人間ですよね(笑)。そんなときわたしは、「お昼いっぱい食べると眠くなっちゃうんですよ」と伝えるようにしていました。
午後に納品しなきゃいけない原稿があって…。でもお昼を食べると眠くなっちゃうので、今日はひとりで軽めに食べて集中しようと思います!
そんな風にもっともらしく理由を語れば、同僚や先輩も「そうなんだ、頑張って!」と笑ってぼっち飯に送り出してくれます。
これを何度か繰り返しているうちに、「そうか、りほまるはお昼を食べると眠くなっちゃうタイプなのね」と思ってくれるはず。何度も断るのは心苦しいですが、めげずに繰り返しましょう。
ちょっと遠くの店まで足を伸ばそう
会社の近くのお店だと、同じ会社の人に会ってしまう可能性も高いですよね。わたしはいつも、ちょっと遠くの店まで足を伸ばすことにしていました。
会社が駅の北口にあるのなら、駅を超えて南口まで。エレベーター待ち時間がかかるからと周りの人がためらうような、ビルの上の方のお店まで。
ご飯を食べるだけなら必要な時間は長くても30分程度でしょう。前後の15分ずつを「移動時間」として考え、会社から離れたところで食事をすることで、「誰かに見られてるかも……!」なんて思わず、安心してご飯を楽しめますよ。(誰かに見られてるかもって不安に思うのは、内向型というよりもわたしの「気にしすぎ」な性格ゆえな気もしていますが。)
お気に入りの公園を見つけよう
内向型は刺激を過剰にキャッチしてしまいますが、その分屋外の小さな変化にも気づける強みを持っています。
少しずつ日差しが強くなって、夏が近づいてきていること。葉が色づき、冬を迎えようとしていること。外で食事をすることで四季の移ろいを感じられ、小さな幸せにもつながっていきます。
わたしが務めていた会社の近くには、大きな区立公園がありました。公園の端まで行けば、会社の誰かと会う心配もありません。近くのコンビニで買った「おにぎりセット」を食べるだけでひとりピクニック気分。良い気分転換になっていました。
休憩室の角でお弁当を食べよう
「あの子はぼっち飯派なのね」の印象を持ってもらえたらチャレンジしてみたいのが、社内の休憩室でお弁当を食べることです。
コンビニにご飯を買いに行くことすらも刺激に感じる日ってありませんか?コンビニの照明はギラギラしているし、お昼時にはたくさんの人がレジ前に並んでいます。たくさんある食べ物の中から自分が食べたいものを選ぶだけでも一苦労。わたしの場合、やっぱり自分が作ったバランスの良いご飯を食べるのが一番心落ち着く時間です。
わたしが働いていた会社には、小さな休憩室がありました。休憩も好きな時間にとって良かったので、13時~14時の人のいない時間を狙って、休憩室を独占していました。休憩室の独占は会社の環境によってはかなり難易度が高いですが、「自分の作ったものを食べる」時間は、積極的に取り入れていけるといいですよね。
お昼休みは、ちゃんと休もう。
刺激に敏感で疲れやすい内向型にとって、お昼休みは「自分を休められる貴重な時間」。午後の仕事の効率を高めるためにも、思い切って一人で休む選択をするのがおすすめです。
もちろん、余裕がある日は誰かとランチに出かけるのも素敵だと思います。自分の特性を知ったうえで、体調に合わせながらいろんな形のお昼休みを楽しんでいけると良いですね。