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内向型人間による内向型人間のための「飲み会」のススメ

こんにちは、りほまるです。突然ですが、みなさん飲み会って好きですか?わたしはめちゃくちゃ好きです。

お店で食べるご飯は美味しいし、金曜日の夜に飲むビールの最初の一口の爽快感はたまらないし、何より、アルコールの力でいつもより饒舌になった仲間の話を聞くのが楽しいんですよね。

そんなわたしが、自分のことを「内向型人間」であることを自覚したのは社会人になって数年経ってからのこと。それまでは自分のことを「どこに呼ばれてもフットワーク軽く飲みに行く外向型」だと信じてやみませんでした。

だから、飲み会が大好きなはずなのに、2時間で帰りたくなること、帰宅した後も異常に疲れていて翌日昼まで寝てしまうこと、「しばらくお酒はいいかな……」とネガティブな感情を持ってしまうことに強い疑問を感じていました。

けれど、自分が内向型人間であることに気づき、何を刺激だと感じるのかを把握できるようになったことで、自分に合った飲み方がわかり始めてきている気がします。

ということで今日は、りほまるが見つけた「自分に合ったお酒の飲み方」を紹介しようと思います。

内向型人間は刺激に弱い

前提として、内向型人間は小さな刺激に対して敏感に反応してしまいます。だから、「飲み会の場」に刺激が多いだけで、普通の人に比べて体力の消耗が激しく疲れを感じるのも早いんですよね。

わたしは、以下の事柄に強く刺激を感じてしまいます。

・周囲の騒音
・店内の電気
・料理の匂い(わたしはシナモン、アジアっぽい匂いが特に苦手です)

特に苦手なのは「周囲の騒音」。周りが大声で話していることで自分も必然的に声を張らなければいけないし、隣の席の会話が気になって、友だちの話に集中できないなんてこともしばしば(ごめんなさい)。

うるさくて、まぶしくて、強い匂いが入り混じるお店だと、自分の中の試合終了である2時間を前に早々に退散したくなってしまいます。

刺激を回避する3つの方法

せっかくの楽しい飲み会なのに、刺激が強すぎて疲れ切ってしまう状況は避けたい……。ということで、りほまるは最近、刺激を回避するために3つの方法をローテーションしています。

1. お店選びを引き受ける

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わたしの場合は、そもそも「初めての場所」に対して刺激キャッチのアンテナが高くなってしまい、体力を消耗します。

・この料理、辛いって書いてあるけどどのくらい辛いんだろう
・トイレは綺麗かな、虫とかでないかな
・お酒はどのくらいの濃さで出てくるのかな

書き出してみるとどの心配も本当に些末なことで「気にしすぎ!」と言いたくなるのですが、現場に置かれた本人(わたし)にとっては大問題(笑)!これらを回避するためには、お店選びを引き受けてしまうのがベストです。

自分の行ったことのあるお店を選ぶことで「初めての場所」そのものに心が消耗することはなくなります。また、自分の裁量で音や光などの刺激を少ない場所を選ぶことができるのも嬉しいポイントです。

お店選びの段階で「あの人はこのお店でも大丈夫だろうか……」と考え込んでしまうのも内向型人間あるある。わたしは「お店選びの任務を引き受けた代わりに、好きなお店を選んでいい権利があるのだ!」と開き直ることにしています。

2. 「宅飲み」を開催する

宅飲み

大学生以来やってない人もいるであろう、「宅飲み」。内向型人間にとってはメリットだらけです。

(1) いつものお家だから安心感がある
(2) おしゃべりに疲れたら、「少し片づけるね」「お菓子出すね」を理由にちょっとだけ離脱できる
(3) 好きなものを、自分のペースで食べたり飲んだりできる
(4) みんなを見送った後すぐゆっくりできる

意外と嬉しいのが、「(3)好きなものを、自分のペースで食べたり飲んだりできる」こと。わたしは少食でお酒を飲むペースも遅いので、「次何飲む?」「もうお腹いっぱいなの?」がない場は精神的にとっても楽です。(ちなみにわたしは宅飲みのときは大体コーラを飲んでいます)

お店と違って「ラストオーダーの時間です」がないので、こちらから声をかけないと延々と宴が続いてしまうこともあります。

そんな心配があるときは、事前に「18時に集まって買い出しをして、21時頃解散にしようと思っているけどどうかな?」とざっくりタイムスケジュールを共有しておくのが吉です。みんななんとなーく、終わり時間を意識していてくれますよ(笑)。

ただ、わたしの経験上、自分のお家に友人を呼んだときはおしゃべりが長引いても過度に疲れてしまうことはありません。普段いかに必要以上の刺激をキャッチしてしまっているのか実感できる機会にもなります。

3. 「オンライン飲み」を開催する

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在宅ワークをする人が増えてきた中でよく聞かれるようになった「オンライン飲み」。わたしも今回の騒動を気にはじめてチャレンジしてみましたが、めちゃくちゃ良いです。現在はzoomを使用した「zoom飲み」が主流のようですが、LINEやHangoutなど、使いやすいツールでOKです。

基本的には「宅飲み」のメリットと重なるところが多いのですが、オンラインならではの良さにはこんなものが。

(1)みんなお家にいるからリラックスして話ができる
(2)空気を読む必要がない
(3)好きなようにふるまえる

「(3)好きなようにふるまえる」ことが、刺激を減らすために一役買ってくれているのかなと感じています。

みんなで集まってお酒を飲むときって、ある程度足並みをそろえる必要がありますよね。決まった時間に集まって、みんなで乾杯をして、一本締めをしたあと家に帰る。

オンライン飲みなら、「みんなで一緒に」の制約がないため、自分のペースで休憩できます。実際先日開催したオンライン飲みでは、40分で抜けるメンバーもいれば、途中でコンビニにお酒を買いに行くメンバーもいました。わたしが「お風呂入ってくるから抜けるね~」と離脱したあとに、残ったメンバーで数時間飲み続けた回もありました(笑)。

画面を一枚隔ているからこそ好きなようにふるまえて、心も身体も消耗しない。オンライン飲みの大きなメリットのひとつと言えそうです。

自分が飲み会嫌いだと思い込まないで

内向型人間に限らず、「どうも飲み会が苦手だな……」と感じている人はたくさんいるのではないかなと思います。

もちろん、「飲み会には一切参加しない!」とルールを決めるのも素敵なことだと思うのですが、「飲む」ことを通して普段は見られない一面を見たり、深い話をできたりするのも本当に素敵なことだと思っています。

だから、「飲み会は嫌い!」と一蹴するのではなく、ぜひ自分にあった飲み会の形を探してみてほしいです。消耗しない飲み会は、楽しいよ!

(※感染症が収束するまでは外での飲み会は慎み、オンライン飲みに徹しましょう!わたしは終息したのちも、積極的にオンライン飲みを提案していきたいと思っています)


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