軽度難聴、久しぶりに補聴器をつけて外に出た。

昨年の梅雨頃に、補聴器の調子をリケンで見てもらった。

購入から5年以上が経っているから、少し劣化が見られて音に影響が出始めていると言われた。

自分は軽度の難聴で、大人であるから、補聴器の購入に補助は一切出ない。

補聴器の価格はめちゃんこ高いので、壊れたらその時はその時だな、と思った。

ニート生活の影響でそれから補聴器をして出掛ける必要がガクンと減った。

本当に必要な時だけ使おう、その方が壊れる要因を排除できる、とも思った。

年を越し、この前とても久しぶりにリケンに補聴器を見てもらい、空気電池も購入することになった。

補聴器の状態は前回と変わらないそうだ。

良かった良かった。

その場で買ったばかりの空気電池を入れて耳に装着する。

駅前の音が凄い勢いで去年の梅雨ぶりに自分の脳内に響き渡る。

うるせえ(歓喜)!!

情報がドッと一気に押し寄せてくる。

まるで五条先生の無量空処で身動きが取れないかのようだ!

あるいは、小林賢太郎さんの「ひみつぼ」の壺をパリーンと割ってしまったかのようだ!

走行中の車のタイヤがアスファルトに擦れる音、信号機の音?、店内にかかるBGM、聞こえる、聞こえるぞ!!!!

思いの外荒んでいた五感に、久しぶりの補聴器は良い刺激をくれた。

ありがとう、補聴器。ありがとう、高校時代にこれを買ってくれた両親。

社会と積極的に関わりたい気持ちの時は、補聴器の装着無くしては気持ちの切り替えがうまくいかないと気づいたのでありました。


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