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次女のトイトレが驚く程簡単に終わった話|失敗ではなくプロセスという気づき

次女、3歳と2ヶ月。

トイトレ終わりかけ。おしっこうんちは完璧。夜も朝までお漏らし無し。今朝なんて「ママおしっこ〜」と起こしてくれた。

長女の時、トイトレに苦労した経験があったので、次女が簡単すぎて驚いた。次女のトイトレ振り返りと思ったことを書いておく。

使用したトイトレグッズ

我が家はおまるを使用しない。大人用のトイレの上に置くだけのシンプルな子供用便座と、大人のお通じにも嬉しい木製の台を設置している。長女のときは成功したときのシールを貼るカレンダーを使ったが、次女の時は不要だった。トイレが楽しくなるウォールステッカー等も貼っていない。

パンツは長女のときは分厚いトレパンを使用していたが、次女は初めから終わりまで薄いお姉ちゃんパンツ。これは近所のアカチャンホンポで自分で選んだお姉さんっぽい花柄が8枚。

おむつの頃から不快感を大切にしていた

おむつの頃。長女の時は、「濡れているな」と気づきながらも、遊びの途中だったりしたら置いておくことがあった。次女はおむつが濡れると毎回「まま、おしっこ〜」と言って来ていた。要求が強かったこともあり、「おしっこ」と言われたら、その都度替えてあげていた。当たり前のことなのだけど、「おむつが濡れて気持ち悪い」という感覚って大切なのだと思う。

叱らない

これは本当に最低限守らないといけないことと言われている。しかし、恥ずかしながら長女の時はこれを徹底することが出来なかった。長女はトイレを我慢する癖があり、それで毎日失敗をしていた。特に夕食時にうんちに行きたくなる長女は毎日食事中にうんちを漏らし、悪びれないため、「ごめんなさいでしょう?」等と謝らせてしまったりした。激しく叱ることはなかったが、小言を言ったり、嫌な顔をしてしまっていた。次女妊娠中でつわりも激しく、余裕がなかったことも大きかったが、それは言い訳。

今でも覚えているのはディズニーランドでエルサのドレスを着た状態でお漏らし。おむつは絶対に嫌だというので約束してパンツをはかせたのに…と思った当時の私。叱ってはいないが、とても辛く、それが態度や表情に伝わっていたと思う。でもそうだよね、特別なプリンセスになれる日におむつは嫌だったんたよね。当時の私は彼女の気持ちに寄り添えていなかった。

最終的には、夫の協力も得られ、とことんうんちのお漏らしに付き合うことに。毎夜、夕食中に「うんちもらしちゃった」という長女を、夫が風呂場に連れて行き、私が受け取ったパンツを便器で洗う。叱らない。根気よく続けた結果、長女のトイトレは終了した。

お漏らしは失敗ではなくプロセス

長女の時に学んだので次女の時には絶対叱らない、というのは前提だった。それに加えて大きかったのは、お漏らしをネガティブに捉えなかったことだ。

長女の時は、お漏らししても家や布団が汚れないように、とにかく分厚いトレパンやオーバーパンツをはかせたり、シングルのマット二台分を覆う巨大な防水シーツを使ったりしていた。

でも次女の時は、はじめから薄手のパンツ。昼間に失敗したらもちろん床はべちょべちょ。「あーおしっこ出たね」「大丈夫だよ、惜しかったね〜」と言いながら、サイズアウトした紙おむつで床を拭き、アルコール消毒液で拭いて、おしりを洗ったら終了。何度かラグも洗ったが、長女のときに洗えるラグに替えているので、洗濯機に入れるだけでよし。

夜も、はじめはオーバーパンツも試したが、あまり上手くいかず、「濡れたら洗えば良いか」と自然に思うことができた。夜中にお漏らしをしたら黙々と着替えをし、パンツはバケツに浸けておき、濡れた箇所にはバスタオルを被して、もう一度床につき、朝起きてシーツとパンツを軽く洗って洗濯機にポーイ。それだけで済む話、ということに私が気づいたのだ。

そして今回は、彼女にとって、お漏らしをするという経験が必要だということを理解していた。それは失敗でなくプロセスである、ということに気づいたとき、そのお漏らしをむしろしっかり経験させてあげようと思ったのだ。パンツやズボンが濡れて嫌な感覚、我慢している時の感覚、出た時の感覚、彼女がその時に感じていることを親の口出しで邪魔せず、何か訴えて来た時は寄り添った。

そして次女のトイトレは終わった。二番目は早いと聞いていたけど、こういうことだったのか。終わりのないお産はない、終わりのない夜泣きはない、そして終わりのないトイトレはない、ということを経験から知っている余裕もあったのだろう。

母もプロセスにある

失敗ではなくプロセス、というのは、母としての私にも当てはめることができる。長女のトイトレが長引いた、という経験も失敗ではなくプロセスなのだ。こんなことを言うと、開き直りのように感じる方もいるかもしれない。でも失敗したことを悔い、自分を責めて何になるのだろう。大切なのはそのプロセスから学び、次の行動をとることなのだ。

私は普段助産師として、新生児訪問に携わっている。オンラインサークルのオープンチャットに登録してくれたお母さんはもうじき70名になる。そのお母さんたちに伝えたい。

お産がうまくいかなかった、乳首に傷がついた、母乳が出なかった、乳腺炎になった、赤ちゃんが泣き止まない、赤ちゃんが湿疹だらけ…これも失敗じゃない。プロセスだから、どうか自分を責めないで。貴重な経験をさせてもらったと感謝して、赤ちゃんに寄り添えば、未来が見えてくる。

そのプロセスこそが、子育ての醍醐味、かもしれない。

(6歳と3歳の子を育てただけなので、ここは仮説とします)


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