人生初の包丁研ぎ
仕事の帰り、
“西勘本店”
https://nishikan-honten.com/
という金物屋さん前を通りがかり、
自宅の包丁の切れ味が悪くなっていたことを思い出しました。
現在使用中の包丁は、
お風呂で知り合った女性から譲り受けたもの。
たまたま会話の流れで、
「ナスですら切りにくい」というと、
「未使用の包丁があるけど使う?」と言われ、
頂いたもの。
お風呂コミュニティで包丁まで頂けるとは有り難い。
頂いたとき、
ナスさえ切れなかった私の包丁と違い、
紙も無重力で切れるほどの切れ味に
感動したことを今も覚えています。
“西勘本店”前で突然そのことを思い出したのです。
何か研ぐ道具があるだろうと軽い気持ちで店内へ。
私 「包丁を研ぐ道具ありますか?」
店員 「砥石?」
私 「?」
店員 「研いだことあるの?」
私 「人生で一度もありません。」
店員 「…」
こんな感じの会話から始まり、
簡易的に研ぐ道具をまず見せて貰うことに。
最初に聞いた“砥石”とやらが気になり、
そちらも見せて貰うことに。
包丁の研ぎ方や、
メンテナンスの方法を聞くうちに、
“きっちり研いでみたい”という
職人魂が出てきてしまいました。
30年間セラピストという技術職に従事する生粋の職人気質、
技術取得のための努力が好きな性分が俄然出てしまい、
無償に砥石での包丁研ぎに惹かれてしまいました。
私 「素人でもできますか?」
店員 「やり続ければ下手になることはない、今日が一番下手なだけ」
この言葉に背中を押され、
重たい砥石とやらを購入してしまいました。
研ぎ方を尋ねると、
「YouTubeにいっぱい出ているから、見ながらで大丈夫」と、
斬新な回答が。
帰宅後、
早速いくつかの動画を検索。
見れば見るほど難しそうに感じてしまいましたが、
なんとか挑戦。
なんとも言えない、研いでいるときの音、
でも楽しい。
正解もわからないままやり続け、
やっとの思いで“初包丁研ぎ”終了。
ドキドキしながら紙を1枚切ってみると、
あのときの無重力の切れ味が復活、感動!
また一つ、
新しい趣味を見つけてしまったような感覚、
新たな出会いの1日でした。
美容スペシャリスト猪越理恵は美容業界歴29年、コーチ歴19年のキャリアを生かし、サン・ティトル株式会社を設立。大手化粧品会社や美容機器メーカーのコンサル・商品開発・メソッド開発・人材育成等を支援しています。 https://www.rie-inokoshi.com/