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リバイバルってなんだ

今が自分史上一番ハッピーなので、だいたいの過去には戻りたくないけれど、中でも絶対に絶対に戻りたくない時期を選ぶとしたら、高校時代です。

知人が仕事で高校生と関わっていて、今日学園祭だそうなのですが、バンド演奏が椎名林檎のカバーだったり、ルーズソックスがリバイバルしていたりするそう。

それを聞いただけで、少ししんどい気持ちになってしまうくらいには、未だに高校時代がトラウマなんだな、と自覚しました。

言わずもがな、椎名林檎にもルーズソックスにも罪はないので、大いに流行っていただいて構わないのですが。

バック・トゥ・ザ・フューチャーの「未来」のように、突飛なものではありませんね、現在(=高校生の私から見た未来)。

いや、ルーズソックスがまた流行ることは、当時想像だにしなかったという点で、突飛だとも言えますが。

ルーズソックスが似合う細い脚に、心の奥底では憧れつつも、スカートの中にジャージを履いて、流行なんて知らぬ存ぜぬな態度でいた私。

これからの人生の中で、また何かしら、乗り切れなかった流行がリバイバルして、既視感と懐かしさを味わいながらも、「そうは言っても今が一番ハッピーだな」と、ずっと思っていられたらいいな。

フレアパンツと呼ばれつつブーツカットのパンツがまた流行っていたり、髪型もウルフがまた流行っていたりするけれど、自分の気分がウキウキするものか?という基準で、選んで採用したい。

流行がらみでマウントをとったりとられたりするような、狭い教室のような世界から飛び出して、ずいぶん経つわけだし。

何より、一旦「古い」「ださい」ものになったはずのものが、また「逆に新鮮」とか「可愛い」とか言われていく、ただただ巡っているものの、少し外側から眺めて、面白がれる余裕を纏っていたいものです。

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