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わたしのヒプノセラピーのお話

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ヒプノセラピーのセッションで得た体験や気づきなど、私自身の振り返りを中心にまとめています。
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私の見た世界

衝動 前世やヒプノセラピーに関心をお持ちの方なら、多くがブライアン・ワイス博士の本は読んだことがあるだろうと思います。 私も15年ほど前にこの本を手にしたとき、やっとここまで書いてくれる人が!と、しばらく興奮が収まらなかったのを覚えています。 そして、喜び勇んで次々と著者の本を読破しました。 ワイス博士の本を読み終えた後も飯田史彦さんのシリーズやセルフ・ヒプノができる本、ミルトン・エリクソンの催眠療法まで、さまざまに読み漁りました。 自分の前世が見てみたい、セッションを

私の見た世界 - 2

氷解と咀嚼 池袋にあるセッションルームは、駅からすぐのところにありました。 初めて人と会うときは緊張するものですが、先生はなんだか密度の濃いオーラをまとっていて、やや圧倒されました。とにかく声に張りがあるし、修行僧のような厳格さが漂っているなぁ、というのが初対面の時の記憶です。 ふだんの私は、年齢や肩書などはあまり気にしないところがあり、会社でも社長に軽口をたたいたりするのですが、先生にはなんとなくそれが許されない雰囲気がありました(そう思いたかっただけかもしれませんが

私の見た世界 - 3

漂流の果て 少し休憩をはさんでから、いよいよ前世誘導に入ります。私はベッドに横たわり、深呼吸を何回かして、先生のテノール歌手のような張りのある声に身を任せます。 見よう見ようとしないでいいと言われていたので、イメージが湧いてくるのを待っていたのですが、なにやら大きなコントロールルームみたいなところが見えてきました。発電所とかダムとかビルとか、大きな施設の電気や空調設備なんかを一括で管理するような建物の内部の様子。 あれれ、過去っぽくないじゃん…?と若干混乱しながら、「機械が

私の見た世界 - 4

凍てつく寒さ 少し時間が空いてしまいましたが、前回の続きです。 初セッションでは6つの前世を見たと書きましたが、とても印象に残っていて心が温かくなったのは、現世の祖父母と過去にも何度かつながりがあったとわかったことでした。 まずは2つめに見た前世から。 先生がセッション後に送ってくれた記録には と初めに書いてあります。確かに、舞台は地球(笑)で、さらに厳密にいうと日本のようでした。時代もそんなに古くない感じ。 雪の降る北国。しかも私は港にいて、こごえながらも、じーーー

私の見た世界 - 5

持ち越した感覚 さて、私自身が受けた初めてのセッションについての続きですが、今回は3つめ、4つめに見た前世の話をまとめてお伝えしようと思います。 まず3つめ。 感じとしてはヨーロッパ。フランスっぽかったでしょうか。ドレスのような洋服を着た女の子で12歳くらい。一人ぼっちという印象がします。そこそこ裕福そうではありましたが「誰も会いに来てくれない。寂しい」と、先生からもらったメモにはあります。 じっくり感じてみると、石壁の暗い部屋に閉じ込められていました。 それは、土地

私の見た世界 - 6

その① こわばる身体 初回セッションの録音を取り忘れていたこともあって、備忘録のためにまとめておこうと書き始めたのですが、気づけばもう6回。今から1年半ほど前のことなのに、なんだか5年くらい前のことのような気がします。 それだけ、ここ1年少しの間の変化があわただしかったのだろうな、と。 さて本題。5つ目に見た前世についてです。 午前中のカウンセリングのスッキリ感が半端なく、すでに悩みが解決した気になっていたこともあり、この日はいろいろ見せてくれる流れだったのでしょう。

私の見た世界 - 7

その② 思うままに 前回の続きです。 二重スパイのようなことをやっていた私(その時は男性)ですが、だんだんと祖国・中国側が私のことを疑い始めました。すべてが白日の下にさらされるのは、もはや、時間の問題というところまで来ています。 怪しまれていると気づいていながらも、私は何食わぬ顔で過ごし、裏では逃亡計画を立てていました。スパイ仲間だった女性とです(現世で知っている人のような気がするけど、わかりませんでした)。 その時に感じたのは、中国側に捕まるのを激しくおびえている感

計画による副産物

日に日に暖かくなってきてますね。春はもう、すぐ目の前という感じ。 今日は年に1度の健康診断に行ってきました。 去年と比べて体重も体脂肪もぐっと落ち、お腹周りの計測でも「あれ、10センチも減ってますけど…」と2度見ならぬ2度計測(笑) 毎年、億劫に感じて先延ばしにしていた健診ですが、久しぶりに(小学生の時以来かな?)体の様子をもっと知りたいと思えました。 もしどこかに不調があったとしても、それは何かのサインとして出てきているだけ、と捉えられるようになったのはありがたいことで

計画による副産物 - 2

前回の続きです。 見えてきたのは、1700年代ごろ。 ドイツとかスイスかなぁという感じ。 なんとなく、マリエンヌとかマリエラとかMがつく名前で、愛称で「マリー」と呼ばれている女性でした。その場面では18歳くらい。 「どうしよう…どうしよう!何もできない!」 と、慌てふためく様子や焦り、途方に暮れている感じが伝わってきます。 そこは治療院というのか、乾燥した木の実やハーブ、キノコなどを用いてケアをする、今でいうクリニック兼薬局のようなところ。その治療院の主をしている先生の

計画による副産物 - 3

続きです(パート1 /パート2)。 「自信がない自分、その発端となる出来事に戻ってみましょう」と誘導されたのは、今まさに、母親の体内から外の世界に出て産声を上げたところ。 光がまぶしく、ひんやりした空気が全身を包みます。 母親の胸に抱きかかえられ、心もとないながらも、ほっとした感覚が沸き上がってきます。無事に生まれてよかった、という母親の安堵感も伝わってきました。 その様子を見ながら、父親がぽつりと口にした言葉は 「女か… 男がよかったな」 というものでした。

計画による副産物 - 4

できないということ、制限や枠があること、不自由さ…もともといたところではできなかったことを経験したい… 魂が望み、マリーの人生として計画したのはこんなことでした。 でも、実際の体験から、痛みや感覚を必要以上に潜在意識に残してしまっている… それは、地球という3次元での体験が、完全にはコントロールできないということなのかもしれません(何が完全かはさておき)。 ピュアな魂ゆえに傷つきやすく、トラウマを抱えてしまうことになったと言えるでしょうし、視点を変えると、ある種バロメー

計画による副産物 - 5

自分の能力を生かしてたくさんの人をサポートしたい…でもその想いがエゴなのか、使命から来るのかわからなくて…とYさんが言った途端、先ほどの湖に浮かんでいた小舟が、貨物船のような大きな船になり、港に係留されているシーンになりました。 その船には、岸につながれた太く頑丈なロープが数本。 船体から垂れ下がったまま、つながれていないロープも数本あります。 航海に出たいのに、まだ岸につながれている…?自由な航海に出られないってこと? Yさん:ロープを外すには?感覚を大事にすることと