tp用

【ツアーレポート】一緒に東北のサーフタウンを作ろう!@福島県南相馬市

本ツアーは、株式会社Ridilover(以下、リディラバ)が福島県南相馬市から委託を受け、2019年に同市にて実施した「南相馬たびづくりスクール」に参加した地域住民によって企画され、同年9月7日〜8日に実施されたツアーです。
リディラバは、本ツアーの企画サポートおよび運営業務を担いました。

企画者紹介

ふなびす

企画者の船江悠大さんは、岐阜県から南相馬市に移住し、2019年より南相馬市の地域おこし協力隊として活躍されています

南相馬は「相馬野馬追(そうまの まおい)」という毎年夏に開催されるお祭りが有名ですが、それ以外の観光資源も必要だと船江さんは感じ、「『南相馬市=東北のサーフタウン』という新しいイメージを作りたい」という想いでツアーを企画されました。

(ツアー参加者募集の紹介ページ)

以下、ツアーの様子をご紹介いたします。

ツアー1日目

小高駅で集合

東京、茨城、千葉、神奈川、大阪から20代から40代の男女9名の方にお集まりいただきました。
サーフ歴20年のベテランサーファーもいれば初心者の方まで、「サーフィン」という一つのコンテンツに対し、多様な参加者の方にお集まりいただきました。

画像19

まずは自己紹介&ランチ!

小高交流センターに移動し、参加者全員で自己紹介。

「今回のツアーを通して、みんなで一緒にサーフタウンを作っていきたい!」という企画者・船江さんの熱い想いを聞き、参加者の皆さんもツアーへの期待が高まります。

画像18

ランチには、交流センター内にある「目指せ!殿様食堂」の看板メニューの唐揚げ定食をいただきました。

画像19

画像17


ウェットスーツ工場見学

唐揚げ定食でお腹を満たした後は、ウェットスーツを製作するリガインターナショナルさんの工場を見学。工場長の方から各工程を説明して頂きました。

画像19

なんと、この工場では一つ一つの行程を手作業で行っているとのこと。ベテランサーファーの方も、ウェットスーツの製作工程を見るのは初めてで、職人技に興味津々です。

工程を見終わった後は、ウェットスーツの接着作業を体験!
生地の側面に接着塗料を丁寧に塗り、上からプレスしていきます。

画像19

細かい作業にみなさん恐る恐る挑戦していきます。

画像16

そしてオリジナルコースターの完成!

画像15

サーフボード製作所見学

福島県のサーフィン連盟の理事・室原さんに、サーフボードを作る行程を説明いただきました。

画像16

1つの素材から、コンピューターの中の設計図をもとに、シェイプマシンを使ってサーフボードの形に仕上げていきます。

手作業ではなく、機械を使っていくのが世界では主流だそうです。

懇親会スタート

ウェットスーツとサーブボードの製作現場を見学していると、気がつけばもう夕暮れ。南相馬に移住を検討している人向けの宿泊場所「お試しハウス」にチェックインにします。

懇親会には、地域の企業の方や、自治体職員の方にも多数ご参加いただき、賑やかな夜になりました。

スクリーンショット 2019-11-21 午後1.12.37

地元の産品や手料理の差し入れに「美味しい!」との声が続出。箸が進みます。

スクリーンショット 2019-11-21 午後1.13.27

ツアー2日目

いよいよサーフィンに挑戦

地元でサーフショップを営む鈴木さんとサーファー仲間の方にご指導いただきながら、まずは陸上でボードに立つ練習から。

スクリーンショット 2019-11-21 午後1.16.10

そして、初心者と上級者に分かれて波乗りに挑戦します。

画像20

スクリーンショット 2019-11-21 午後1.17.47

すぐに波に乗れる上級者の方もいれば、サーフボードから落ちてしまい苦戦する初心者の人も。お互いに波に乗るコツを教え合いながら、2時間半にわたってサーフィンを楽しみました。

昼食はカレー!

運動して腹ペコの皆さんはペロッと完食!

画像19

ワークショップ

今回のツアーでの体験を元に、南相馬をサーフタウンとして盛り上げるためのアイデアを考えて発表します。

スクリーンショット 2019-11-21 午後1.24.14

「サーフィンコンシェルジュを常駐させる」

「海の駅を作る」

「海辺にカフェやレストラン、BBQできる場所などを整備する」

「南相馬のサーフィンショップでウェットスーツ等を購入する際に、地元の人対象の割引を導入する」

画像20

サーフィン歴も、出身地も、年齢も異なる皆さんだからこそ、様々な視点からユニークな案がどんどん出てきます。

ワークショップ後には、今回のツアーを企画してくれた船江さんに感謝の気持ちを込めて色紙をプレゼント。

スクリーンショット 2019-11-21 午後1.29.54

年齢も経験も住む場所も違う人たちが、「サーフィン」をきっかけに、南相馬と継続的な繋がりを作った2日間となりました。

スクリーンショット 2019-11-21 午後1.21.20

参加者の方の声

事後アンケートでは、「また南相馬に定期的に遊びに来たいと思いますか」という質問に、8割近い方に「とてもそう思う」または「そう思う」とご回答いただきました。

サーフィンを通じてまた絡ませてください」(東京都在住・男性・39歳)

「サーフィンを通じてこれだけの地域の人とつながり、参加者ともつながれたこと、本当に嬉しかったです。サーフタウンプロジェクトこれからも何かしらの形で関われたら嬉しいです!!」(神奈川県在住・女性・24歳)

「ふなびす(船江さん)のサーフィンに対する真摯な姿、一生懸命さに心打たれました。応援したくなる、というかしています。サーフタウンとして南相馬が盛り上がることをホントに願ってます!また会いましょう!」(長野県在住・男性・34歳)

住民の想いを活かして、関係人口を増やしていくまちを一緒に作りませんか?

リディラバ 地域協働事業部「住民の力で関係人口(移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々)をつくる」ことを目指し、地方自治体・地域のみなさまと一緒にツアー企画、催行を行なっています。

(過去取引自治体)
福島県南相馬市、兵庫県香美町、長野県信濃町、広島県世羅町 等

リディラバが地方自治体に提供する価値:

①地域住民の主体性の向上
住民対象のツアー作り研修「たびづくりスクール」を企画。ツアー企画を通じて地域の魅力を再確認してもらうことで、参加した地域住民が、地域課題解決の新たな担い手として活躍していくきっかけを作ります。

②関係人口の創出
地域住民が企画したツアーを実現するため、リディラバが地域外に向けて参加者を募集。ツアー当日も同行し、参加者が住民の想いに触れ、その地域へ深く関わる関係人口となっていくサポートを行います。

③ツアー企画を自走するプロジェクトにするべくノウハウ委譲
将来的に重要なのは、地域の力のみで関係人口を生み出していくこと。リディラバが蓄積してきたツアー企画・コンテンツ作成ノウハウを、複数年かけて地域住民や地域の団体等に委譲し、ツアーが自立的に生み出せる地域づくりを目指します。

リディラバのツアーに興味のある自治体の方はこちらよりお問い合わせください
パンフレットダウンロードはこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?