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【ツアーレポート】憧れの丸太DIY!信州の湖畔で森の遊び場づくり

本ツアーは、株式会社Ridilover(以下、リディラバ)が長野県信濃町から委託を受け、2019年夏に同町にて実施した「しなのたびづくりスクール」に参加した地域住民によって企画され、2019年10月26日〜27日に実施されたツアーです。
リディラバは、本ツアーの企画サポートおよび運営業務を担いました。

企画者紹介

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企画者の小菅さんは、青森県出身。2019年に信濃町へ移住しました。現在は、信濃町の森を舞台とした健康増進のための「森林セラピー」のプログラム手配、統括等に従事されています。

ツアーへの想い

小菅さんの町への課題感は、信濃町の森の中に子どもが遊べるような場所が少なく、せっかくの資源である森の魅力が伝わっていないこと信濃町の親子が気軽に遊びにこれるような森の居場所を作りたいという想いを持っていました。

そこで、小菅さんは2021年に森の中で子どもたちが遊べるような「ツリーハウスづくりプロジェクト」を始動することに。

今回は、その前段階として、子どもたち用の遊具をDIYで作成するツアーを企画しました。
(本ツアーの参加者募集の紹介ページ)

それでは気になるツアーの様子をご紹介いたします。

1日目

黒姫駅に集合

肌寒くなってきた信濃町に、今回は愛知、東京、茨城から家族連れ2組を含む、11名の方にお越しいただきました。ツアーに協力して下さる地域住民の皆さんも、どんな人が来たのかわくわくしている様子。

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コハクテラスで昼食と自己紹介

野尻湖畔にあるピザ屋さん「コハクテラス」に到着。
最初に、今回のツアーへの想いについて企画者の小菅さんからお話しいただきました。

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そしてまずは腹ごしらえ。参加者と地域の方の話も弾みます。

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お腹が膨れたところで自己紹介。普段自然に触れる機会が少なく、森に来るのが楽しみだったという方が多数いらっしゃいました。

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「象の小径」で森林セラピー体験

野尻湖畔にある遊歩道「象の小径」に移動。
今回森の中を案内してくれる森林メディカルトレーナーのお2人の案内のもと、森の中をゆっくり時間をかけて進んでいきます。

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2人が紹介してくれる、森の雑学に子どもたちだけでなく大人も興味津々。

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匂いを嗅いだり、土を踏みしめたり、キノコを触ったり、あらゆる感覚を使って森を堪能しました。普通に歩いていると見落としてしまいそうな、きのこ、座頭虫、鳥の巣等を発見し、子供たちもテンションが上がります。

発見も沢山あったみたいです。

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丸太DIY作業

「象の小径」を歩き、「こども未来の森」にたどり着きました。

「今はまだ何もないけど、ここに遊具やツリーハウスを作りたいんです。」という小菅さんの話に、参加者一同真剣に耳を傾けます。

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地域の親子も合流し、いよいよDIY作業開始!
大人の参加者はみんな人生初のチェーンソー体験!太い丸太を慎重に切っていきます。

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切断した丸太と一緒に記念写真。良い笑顔です。

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子どもたちは、遊具を固定する細い木をのこぎりで切っていきます。始める前は恥ずかしがっていた子どもたちも、切る時の表情は真剣そのもの。

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切断した丸太を運び、並べます。

丸太の遊具が少しずつ現実味を帯びていきます。

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本日は一部分だけ固定して終了。残りの作業は明日に回します。

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ペンションに移動

今回の宿「ペンションホウリ―」に移動。ご主人の手作りだという丸太で出来たペンションで、普段なかなかお目にかかれない薪ストーブの温かさに心が癒されます。

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懇親会

ペンションのコース料理と共に懇親会。
DIYで同じ作業を経験しただけに、話も昼間より一段と盛り上がります。

「食卓に出される野菜の生産者の顔がすべてわかるんだよ!」
移住したばかりの地域住民の方より、信濃町での暮らしについてお話しいただきました。

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2日目

起床・朝食

よく寝て昨日の疲れは取れた様子。ペンションの朝食を頂いたあとは、中には朝から薪割を手伝う参加者もいらっしゃいました。

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遊具づくり再開

前日置いた遊具を固定していきます。
金具で丸太同士を繋いだり、間に細い木を埋めたりして、少しずつ出来上がっていきます。

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そして遂に遊具の完成!

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出来上がった遊具で早速遊んでみよう!ということで、2チームに分かれて「ドーンじゃんけんポイ」ゲーム。自分達で作った遊具で遊ぶ初めての体験に、子どもたちの笑顔もはじけます。

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鉛筆づくり

残りの時間は、木でできた鉛筆を作りました。
まずは素材となる枝を拾って、丁度いい長さに切っていきます。

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ここで小雨がチラついてきたので、野尻湖支館に場所を移し、作業に入ります。
それぞれが拾ってきた枝に、トレーナーのお2人が穴をあけて、芯を入れてくれます。

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後は、先端を鉛筆のように削っていきます。

完成形はこんな感じに!

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振り返り

時間が経つのはあっというまで、この二日間を地域住民と参加者で振り返る時間に。

「めったにできない経験が楽しかった」

「また信濃町にきてツリーハウスプロジェクトを応援したい」

など嬉しい声が参加者の皆さんからたくさんあがりました。

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最後に、今回のツアーの企画を頑張ってくれた小菅さんに、子どもたちから色紙のプレゼント。

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まだまだ一緒にいたいけれどみんなで集合写真。楽しかった二日間を思い返して、みんなの笑顔が光ります。

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昼食

昼食は「おっちゃん」の「ペンションアルム」で作っている「マクロビ弁当」を頂きました。肉や魚を一切使っていない山の幸盛りだくさんのお弁当。あまりのおいしさに箸が止まらずすぐ完食してしまいました。

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黒姫駅で解散

そして遂にお別れの時。

子供たちもせっかく仲良くなったお兄さんたちとの別れが名残惜しそう。

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またいつか、信濃町で再開できますように!

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ツアー参加者の声

事後アンケートでは、参加者全員が「訪問地域に定期的に訪れたい」「訪問地域にまた観光で来たい」「訪問地域の人達ともっと交流したい」「訪問地域の人達と友達になりたい」の4項目全てに「強くそう思う」と回答。今後も信濃町と関わりたい、と参加者全員に感じて頂けたツアーになりました。

以下アンケートより参加者の声を一部抜粋したものになります。

「ちょっとした散歩のあいだに色々な動物、植物の話が聞けて、想像以上に楽しかった」(愛知県在住・40歳・男性)

「子どもたちが自分で作った遊具で遊べるなんて、とても貴重な体験ができました。」(愛知県在住・女性・39歳)

「地元の方とたくさん触れ合い、お話しすることのできるツアーだったのでとても満足しています。また、参加したいです!」(愛知県在住・女性・25歳)

「森の遊び場作りプロジェクト(ツリーハウス)応援しています。また参加させて下さい。」(東京都在住・32歳・男性)

「すがちゃんのツリーハウス計画、本当に応援してます!もしお手伝いできることがあれば、ご連絡頂けますと嬉しいです!!」(千葉県在住・男性・23歳)


住民の想いを活かして、関係人口を増やしていくまちを一緒に作りませんか?

リディラバ 地域協働事業部「住民の力で関係人口(移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々)をつくる」ことを目指し、地方自治体・地域のみなさまと一緒にツアー企画、催行を行なっています。

(過去取引自治体)
福島県南相馬市、兵庫県香美町、長野県信濃町、広島県世羅町 等

リディラバが地方自治体に提供する価値:

①地域住民の主体性の向上
住民対象のツアー作り研修「たびづくりスクール」を企画。ツアー企画を通じて地域の魅力を再確認してもらうことで、参加した地域住民が、地域課題解決の新たな担い手として活躍していくきっかけを作ります。

②関係人口の創出
地域住民が企画したツアーを実現するため、リディラバが地域外に向けて参加者を募集。ツアー当日も同行し、参加者が住民の想いに触れ、その地域へ深く関わる関係人口となっていくサポートを行います。

③ツアー企画を自走するプロジェクトにするべくノウハウ委譲
将来的に重要なのは、地域の力のみで関係人口を生み出していくこと。リディラバが蓄積してきたツアー企画・コンテンツ作成ノウハウを、複数年かけて地域住民や地域の団体等に委譲し、ツアーが自立的に生み出せる地域づくりを目指します。

リディラバのツアーに興味のある自治体の方はこちらよりお問い合わせください
パンフレットダウンロードはこちら


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