見出し画像

フリーペーパー最新号『のしりこだより』vol.2が出来ました【PDFデータ付き】

【こちらの記事を購入するとフリーペーパーが印刷できるPDFデータが付いてきます。記事の最後のほうにPDFデータがあります。また、本文は無料で読めます。】

フリーペーパー『のしりこだより』vol.2を発行しました。今回の記事の後半には、そのフリーペーパー『のしりこだより』vol.2に書かれているエッセイを載せています。

さて、本来なら、フリーペーパーに書かれているエッセイを記事に載せたら、それでいいやとなってフリーペーパーを印刷する人が減ると思います。しかし、印刷した人だけが読める紙媒体のみだと、たくさんの人たちに広めることができません。私は持病の線維筋痛症などで寝たきり生活のせいか、こうした文章を書ける体力と時間がひとより圧倒的に少ない。だから、今回もフリーペーパー『のしりこだより』2024年8月号の書き下ろしエッセイをnote記事にも載せることにしました。少しでも、多くの人たちに文章を読んでもらえると願って。

そして、もしよければ、ぜひ印刷してみてください。

フリーペーパー『のしりこだより』は、A4サイズのフリーペーパー。期間限定でお近くのコンビニのネットプリントで印刷、もしくは、おうちのプリンターなどを使ってPDFデータを印刷することでフリーペーパーを入手できます。詳しいフリーペーパーの入手方法は、記事の最後のほうでネットプリントに必要な番号などを載せています。

また、目次からフリーペーパーの入手方法が書かれている箇所へ、一気に飛べるようにしました。ぜひ、チェックしてみてください。


では、この後に書いてあるエッセイが今回のフリーペーパー書き下ろしのエッセイです。




つい最近、私はとある理由があって、プロフィールの肩書きを素人随筆家から文筆家に変えた。今回は、なぜ肩書きを変えたのか、そのことを中心に書いていこうと思う。


素人随筆家、素人からの卒業

そういえば、いつごろから私はプロフィールに素人随筆家という肩書きで名乗り始めたのだろう。私はいままで五年半以上、主にnoteを活動の場にしてエッセイを書いている。少なくとも、ここ数年は素人随筆家と名乗っていた。いままでSNSなどのプロフィール欄やイベントなどで使っていた名刺には、肩書きを素人随筆家としていた。

数年前、のしりことしての活動をプロフィールなどで説明するときに使う肩書きで悩んでいた。それまでは物書きにしていたものの、いまいちピンとこなかった。なんかこう、もっと自分にフィットする肩書きが欲しい。私にとって、肩書きはなりたい自分ではなく、現状を表すもの。随筆家のようにエッセイを書いている、ただの素人の肩書き。それなら、素人と随筆家と二つの言葉を繋げてみよう。すると、素人随筆家という肩書きっぽい文字になった。これをそのまま肩書きにすればいいのかもしれない。たしかに、いまの私がやっている活動の現状を表現するのには、素人随筆家という言葉がすごく合う。それから、私は素人随筆家と名乗ることにした。

素人随筆家と名乗り始めた頃の私は、まだどこかで書き手としてやっていくのに迷っていた。そう、この「素人」という言葉には、私の現状をしっかり表す以外にも、そう名乗りたい理由があった。もし、急に書くことができなくなったら、どうしよう。でも、私は「素人」だから。そのころの私には、「素人」と肩書きがあれば、まだどこかで逃げ道があるように思えた。現状を表すのにピッタリだからと名付けた素人随筆家という肩書きには、その当時の私が抱えていた書き手としての弱さや不安が強く現れていたのだ。

だけど、そのあと何年も活動を続けていくにつれ、素人随筆家という肩書きに違和感を持つようになった。このままずっと、肩書きに「素人」をつけていてよいのだろうか。私の文章が面白いと思ってくれた人たちに対して、「素人」と名乗ることは失礼なのではないか。いまの私は素人随筆家と名乗った頃の私に比べて、本気でこの活動をやっているつもりだ。でも、現状は素人随筆家だ。肩書きはなりたい自分ではなく、現状を表すもの。変えたくても、変えられない。この肩書きよりも、私の現状を表現するものがない。

しかし、素人随筆家のままでは、いつまで経っても、本気には見られない。はたして、素人随筆家とプロフィールで名乗る人物に、書き手として信用できるだろうか。そもそも、素人とプロの境目はどこにあるのだろうか。また、肩書きは現状を表すだけなのだろうか。

もしかしたら、肩書きには今後の活動を表すことも、必要なのかもしれない。そう思うと、いまの私の肩書きに「素人」という言葉があると、本気でやろうとしている私にはマイナスに働くのかもしれない。


文筆家、今後の私

ならば、私は「素人」から卒業しよう。そうして、昨日。私は素人随筆家という肩書きから文筆家に変えた。随筆家ではなく文筆家とした理由は、ジャンルにこだわることなく、言葉にしていきたいからだ。

これからは様々なことに挑戦し、試行錯誤しながらも、さらなる上を目指してやり続けていきたい。何せ、この道のローモデルがいないため、続けるのにも何をするのにも、自ら開拓するしかないのだ。

そして、この活動を長く続けるためにも、ある程度稼げるようになりたい。また、いつか書き手として仕事をやってみたい。もちろん、持病の線維筋痛症などのせいで寝たきり生活であるが故に、お金を稼ぐことは難しい。しかも、体力的な限界もあるため、できることが物凄く限られている。けれど、続けるためには、そこを避けて通れない。どうすればいいのか。きちんと考えていきたい。

さて、これからは「素人」という言葉を脱ぎ捨てて、書き手として責任を持ってやっていく。また、恋愛・アセクシュアルの在野研究者としても、引き続きコツコツ書き続けていく。

私は人生をかけて、この道をやっていくと決めた。何が何でも、やり続ける。今回は、その決意を言葉にしたかった。まだまだ、暑さが続く今日この頃。これからも応援よろしくお願いします。





★フリーペーパー『のしりこだより』vol.2の入手方法★


というわけで、先ほどのエッセイなどが書かれているフリーペーパー『のしりこだより』vol.2を皆さまにお届けします。

フリーペーパー『のしりこだより』vol.2は、期間限定でお近くのコンビニのネットプリント(A4サイズ・フルカラー / 60円)もしくは、おうちのプリンターなどを使って印刷できるPDFデータ版のnote記事を購入のどちらかで入手することができます。

・セブンイレブン
番号 58898714 8月31日 23:59まで
・ファミマ・ローソン・ミニストップ・ポプラ
番号 JPGWENPH3B 8月31日 9:00まで



【こちらの記事を購入するとフリーペーパー『のしりこだより』vol.2が印刷できるPDFデータが付いてきます。なお、有料部分はPDFデータのみです。】



フリーペーパー『のしりこだより』vol.2 PDFデータはこちら

ここから先は

0字 / 1ファイル

¥ 150

【サポート募集中!】 普段は難病のせいで全く働けず、殆ど寝たきり状態のなかで活動しております。もしよかったら、サポートしてくださると心がウキウキでキュンキュンです。猫のトラも喜びます。SNSなどでサポートをいただいたことは触れますが、名前などは出しません。よろしくお願いします!