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それをラッキーと取るか、アンラッキーと取るか。

 今日はライブだったのだが、家を11時半には出ようと思っていた。そして11時7分に「行きの車の中でも音源を聴けるようにスマホに音源を移動しよう」としたら!!!

 なんと1曲、それだけ譜面の無い曲の存在を全く忘れていた事に気付いた。頭の中が真っ白になった。「とにかく落ち着け俺」と言い聞かせ、行きに寄り道しようとしていたお店に寄るのをまず諦めた。そして曲を聴いて構成を取って、譜面を作って、3回練習して家を出た。出たのが丁度12時。もちろん行きの車の中でもその曲を中心に聴いて、なんとかサウンドチェックでは良い感じに弾くことが出来た(まあライブ本番では油断したのかちょっとミスってしまったのですが)。

 もしも以前の「自分はラッキーなんだ」と普段から自分に言い聞かせていない自分だったら、そのノーマークの1曲が出現した時点で「うわ、何やっているんだ俺」と意味もなく自分を責めていたか「何でこんな目に遭わせるんだ」と神様に逆ギレしていたと思う(確かに自分が不注意なのはそうなんだけど、それよりも今目の前の問題を解決する方がずっと大切である。そして神様だってリカバー可能な範囲で「不注意な自分に気づきなさいよ」と素敵なレッスンを与えてくれるのだから、恨むよりもむしろ感謝すべきである)。何となく感覚として「現地に行ってから気づくよりもずっと良かった」と思えたお陰で、パニックってはいる物の以前とは比べ物にならないぐらいの冷静さで粛々と譜面を作り、3回ほど練習する事が出来た。

 結局物事って起きる事に意味は無くて、意味付けをしているのは我々自身なのだな、と教訓として思った。まあでも、もう少し確認を丁寧にするようには今後気を付けたいな、とは思う。そしてそう言う自分の不注意な1面を知れて、本当にラッキーな体験をしたな、と今思っているんである。とりあえずライブ全体としてはうまく行って良かった。一緒に音を出した皆さん、支えて下さった皆さん、そして何と言っても会場や配信で応援して下さった皆さん、ありがとうございました〜!!!

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