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「楽しめる人」が活躍できる Amazonから転職したプロフェッショナル人材が語るリチカ

リチカでビジネスプロデューサーとして活躍する妹尾浩充さん。映画業界からAmazon、そしてリチカと一見関連性のないようなキャリアを歩んできた彼だが、どんな意図でこの会社に来たのだろうか。そしてプロフェッショナル人材が活躍するための心構えについても聞いてみた。


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2019年2月にリチカに入社し、1年半あまり。「あっという間だけど早くはなかった、『濃い』時間ですね」と振り返る妹尾さん。学生時代は映画にハマり、新卒ではIMAGICAに入社した。ポストプロダクション、映画制作に関する「縁の下の力持ち」のような仕事をする会社としては日本最大手の規模だ。そこで営業として社会人生活をスタート。映画の製作者とやり取りしていく上で、クライアントだった人から「独立して会社作るから来ない?」と誘われ、1度目の転職をした。

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グループ全体で約4000人が在籍する会社から、社員10人程度の小さな会社へ。当時VHS市場がにぎわっており、はじめはその事業が中心だった。そこから映画の制作、配給まで事業が広がっていった。「本当にいろんなことをやらせてもらったんですが、やりすぎたせいなのか疲れちゃって(笑)。このままだと映画が嫌いになりそうだなって思って、もうちょっと違う角度から映画に携われないかなと思ったんですよね」

そして転職した3社目は、映画館でのパブリックビューイングなど、映画以外のコンテンツを仕掛ける会社だった。立場は違うが、映画業界とつながったままで面白い事業ができそうだという思いで転職を決めた。

さまざまな角度から映画業界にかかわり14年。いつか自分で映画を作ってみたいという夢がかない、その映画が2013年のSXSWのフィルムフェスティバルのワールドプレミアに選ばれるなど、映画でやりたいことはある程度できた、という感触もあった。そんなある日Linkedinでメッセージを受け取り、それがAmazonの人材募集だった。「記念受験と思って」話を聞きに行ったら、トントン拍子で採用が決まった。

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Amazon創業者ジェフ・ベゾスの経営理念はさまざまな記事や書籍で幾度となく語られてきたが、実際に中に入ってみた実感としてどうだったのだろうか。

「入社してから、Amazonが大事にしているOLP(Our Leadership Principle)の14か条の価値観を徹底的に教え込まれました。あれだけの世界的なモンスター企業になりながらも、会議や意思決定の場ではみんなそれを口にする。標語という感じではなくて、普通の会話の中で『ディープダイブしたのか』みたいに使われてるんです。僕は3年間Amazonにいたんですが、毎日言われ続けてると自然に身につくもので、考え方が成長したり、企業カルチャーが浸透したり、というのも感じましたね」。14か条が共通言語として社内にあり、それを通しての会話、意思決定が徹底していたという。

Amazonでは希望したPrime Videoのセクションで働くなど仕事も充実していたが、3年でリチカに転職を決めた。ある程度映画軸だったところから、もう少しライトなコンテンツ、インターネット主体の業界へ。そもそもなぜ転職しようと考え、転職の決め手となったのはなんだったのだろうか?

「理由っていうとうまく言語化できないんですが、たぶん性格なのかなんなのか、安住を求めてないんだと思います。『辛い方を選べ』じゃないですが、いろいろやりたいのかなと。それで転職先を探しはじめたときに、こういう謎キャリアを好んでくれる、楽しんでくれる会社さんがないかなって探してたんです。たとえばこれから新規事業でエンターテインメントとビジネスを繋ごうとしてる人たちとか、僕のキャリアが多少なりとも生きるところはないかなって探してたんですよね」


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いろいろなオファーをもらう中で、転職エージェントが勧めてくれた会社の一つがリチカだった。動画に興味はない、でも話をもらったし……それぐらいの気持ちだったという。「当時会社のことを調べても何も情報がなくて。判断しようもないからとりあえず行くしかないなと(笑)」。そして向かったのは、当時マンションを事務所として使っていたオフィス。「入ったらいきなり全員に立ち上がって挨拶されて、『あ、間違えたかも』って思いました」と笑って思い返す。

紆余曲折あって社長の松尾さんと話した妹尾さんだが、話し始めて10分で心は決まっていたという。決め手は? 「なんか、松尾さんは成功してもフェラーリ買わなそうって思ったことですかね(笑)」という。「なんていうか、楽しんでお金も使うし楽しんで仕事できるし、いろいろやりたいことがある方なんだろうなーって思って。転職を何度もして、結局トップの考え方とかビジョンについていけるかどうかが一番大事だなって思ってたので、松尾さんが動画の事業をやってる中でそのとらえ方が面白かった、というのもすごく刺さりました」

面接では松尾さんもエンタメやビジネスが好きだったので、話も非常に盛り上がったという。その中でも動画の概念を横から縦に変える、というRICHKA(リチカ)の考え方には驚いた。「動画ってどうしても時系列で横に展開していくものだと思ってたんです。それを縦に変えて、タイムラインっていう形で再構築するっていうのはすごい衝撃を受けた記憶があります」。松尾さんの人柄や考え方にすっかり魅了された出会いだったという。

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だが実際にリチカに入社してみて、妹尾さんは「3回ぐらい谷底に落ちてますね」という。はじめは入社したもののポジションも定まらず、マーケティング、CS、アライアンス……慣れない仕事に四苦八苦する毎日だった。

「でもこんなに面白くて大変で、でもなんか『何かやりたいな』って思わせちゃう不思議な魅力があるというか。きっと未来があるんだろうな、それを作って行くんだと思えてました。でも正直大丈夫かな、自分がついていけるのかなって不安になったことはあったんですけど、そういう意味ではそこを乗り越えて辞めなくてよかったなと思います」。自分を「サイヤ人式に死ぬ直前までいって強くなってる印象・イメージ」だという。

今は会社の成長と自分のスキルややりたいことがマッチしてきて、ようやく生き生きと仕事ができている、という実感がある。「事業会社」として、リチカをベースに成長していく会社だと思っていたが、最近はこの会社を「支援会社」寄りだと感じることもあるという。「クライアントさんが本当にいろんな相談をしてくださいます。リチカがあるからこそ、新しい形の制作会社みたいになれているなと思います」。クライアント先の業種・サービスは多岐にわたる。1時間前まで広告代理店とCPA、コンバージョンを踏まえた売上の話をしていたと思ったら、次は出版社とメディアの未来を語る……この状況を妹尾さんは「めちゃくちゃ面白いです」と楽しんでいる。

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事業が拡大し、常に新しい人材を求めているフェーズに入ったリチカ。今後さらにプロフェッショナル層の採用も拡大していきたいと考えている。妹尾さんが思う、この会社にマッチする人材とはどんな人だろうか。

「プロフェッショナル層でいうと、『楽しめる能力』を持った人かなと思います。いままでのフィールドと違った場所に来た時に、自分の能力とそこにある課題を結びつけて、それを楽しめる人。この会社って、楽しんでいった先にプロフェッショナルとしてすごく活躍できるフィールドが見いだせるような、そんな会社だと思ってます」。先日、バックオフィスのマネージャーを担当する鈴木さんと飲んだ時に、お互いのバックグラウンドを話し、より強く「会社に合わせて楽しめること」の大事さを実感したという。

「いろんな経験をされてる方、すごいウェルカムですし、『これをやってないとだめ』っていうのはそんなにないと思うんですよ。むしろ今までの経験をどうトランスフォーメーションさせてこの会社にフィットできるか、っていうのを楽しめたほうがすごくいいし、私も一緒に働きたいと思います。新しい環境に身を置く、っていうのはそういうことじゃないかなと思うんですよね」

これからどんな会社にしていきたいか、という質問には「リッチコンテンツカンパニーであり続けたい」と答えた妹尾さん。形があるようでない、いろんなことを楽しみながら自分たちが信じている未来に向かって頑張れる会社、だという。このコロナ禍で、映画業界の昔の仲間たちが苦しんでいるのを見て、心に秘める思いもある。「私自身もここで得たビジネス経験とかを映画のためにフィードバックしたいと思ってやっています。いずれはそういう世界にも、リッチコンテンツカンパニーとしてチャレンジするチャンスがあったらすごい面白いなと思うんですよね」

置かれた場所で柔軟に楽しみ、結果を出す。リチカのプロフェッショナルを象徴するような妹尾さんは、まだまだこれからも変化し挑戦し続ける。

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(編集協力:株式会社WORDS

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