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コロナと結婚式

土曜日、8月末に延期した結婚式の最終打ち合わせがあった。しばらく結婚式のことは忘れていたんだけど。
親族だけに縮小するか、このまま友達も呼んで強行突破するか。

結婚式って本来ならば幸せな楽しいことのはずなのに、土曜日の打ち合わせの間わたしの心の中は雨雲だらけで
なんだか悲しくて暗い気持ちだった

そんな自分の心にまたなんだか悲しくなった

延期する前のコロナが流行る前の
あのワクワク感。幸福感。
それはもう戻らないんだろうなぁと

私も旦那さんも同じ気持ちで
親族だけでするのとこのまま強行突破するのもフィフティフィフティで決めかねていた。
それより、40%対40%といったほうが近いかもしれない。20%は埋まらない。そんな気持ちだった

この先が読めない。
結婚式に対する想いが薄れてきてる。
投げやりではないけど、もうどっちでもいいし誰かに決めて欲しいくらい

そんなことがくるくるもやもや
ストレスがかかっていた
なんで幸せな結婚式のことでストレスを感じているんだろ。自分で自分がよくわからなかった
かなしかった

両親にも相談し、縮小の方向のほうがよいなぁと少しそちらに傾いた。

日曜夕方
急に発作が起きた。
悲しい気持ちが心を溢れて
大粒の涙がでてきた。大泣きした

もう全部キャンセルする
わたしの口から出た言葉はそれだった

発作が起きてわたしは自分の気持ちがわかる
結婚式をしたくない

そのあと、
同じ状況に置かれ、無期延期となった親友に泣きながら電話した

同じ状況におかれないとわからない

電話の最後は笑っていた

キャンセルか縮小して家族でするか。
今度はこの二択となった

姉とたまたまLINEしていて相談すると
chaicoたちが幸せそうな顔を見れたらお姉ちゃんは嬉しいよ
と言われまた涙がでてきた

キャンセルはせずにやっぱり親族でしよう。
夫婦で話し合って意見がまとまった。
心が決まってすっきりした

両親に意向を伝え、参加者や会食場所などの段取りを進めることにした。
淡々とした会話
心配をかけまいと思ったのか、自分でもよくわからないけど、しっかりと淡々と話していた。

夜、また悲しくなった
心がそわそわもやもやしてきて
あ、これはまた泣くやつだ。前兆だ
案の定また大粒の涙が溢れてきた
涙生産機じゃないかと思うほどぽろぽろ
小さい子のように泣きじゃくった
旦那さんにも腹が立って一人で外に行き、雨の中夜の散歩をした

まだ心は揺れていて
受け止め切れていないみたい

願わくは
コロナが流行る前に戻りたい
願わくは
コロナの前に結婚式をしたかった

戻らない気持ち。
しかたない、これも運命だ。きっとうまくいく
言い聞かせるって本当の気持ちを覆い隠すことじゃない?ポジティブに前向きにって無理やりするもの?元気を出すってどうしたらいいの?
ほんとわたしって難しい。もっと単純に考えられたら幸せだろうな

気持ちに正直にって結構難しい
わたしの本当の気持ちは
コロナの前にもどりたい
だもん
それって不可能やん

振り返ってもしかたない。
今を生きて今できることを考えないとって
思っても

わたしの結論はでるのだろうか

自分の選択に間違いはないって思ってる
いつも
後悔はあるときもあるけど、今を見ると間違ってなかったといつもだいたい思う

結婚式をしたら
わたしがいま埋まらないと思っている
20%が埋まるだろうか。

埋まると思う。
して後悔はないとおもう。
だからやっぱりしようかな。

だけどやっぱり前日までは
心のどこかに雨雲がいる気がする

いまの気持ちはそんなかんじ





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