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算命コーチ鞠の雑記帳(その21)カリスマ経営者がやるべきこととは?~孫正義さん(実業家)~

算命コーチ鞠の雑記帳(その21)
カリスマ経営者がやるべきこととは?
~孫正義さん(実業家)~

解説シリーズでは、話題の方の命式をお借りして、
特徴的な部分などの解説をします。

今回の雑記帳では、
カリスマ経営者が次につなげるためにやることとは?について
孫正義の命式を中心に解説してみます。

孫正義さん
1957年8月11日生まれ
ソフトバンクグループ株式会社代表取締役会長兼社長、
ソフトバンクグループジャパン株式会社代表取締役、
ソフトバンク株式会社創業者兼取締役、
福岡ソフトバンクホークス株式会社取締役オーナー、
ARMホールディングス取締役会長、
公益財団法人自然エネルギー財団会長

肩書・・・多いですね。
実業家、投資家、経営者いくつもの役割をこなす孫正義さん。
巨大な組織をまとめて動かす力はどこに潜んでいるのか?
命式をみながら解説していきます。

●天冲殺(子丑天冲殺)
孫さんは子丑天冲殺の方です。
子丑天冲殺は、「初代運」といい家業を受け継ぐことをせず、
自ら事業を起こすことができる方です。
ご実家も事業をされていたようですが、
早くからご自身で学ぶ機会を得るために渡米し、
様々な刺激を受けて、ご自身で事業を始めたようですね。

子丑天冲殺のグループの干支は10種類ありますが、どれも強い干支ばかりです。
強いとは何かというと干と支が同じ季節でその五行の一番エネルギーが高い状態であることをいいます。
孫さんの日干支は乙卯。
春の木性エネルギーが高まっている状態です。
自ら何かを起こす(興す)方は、多くの人を巻き込む力が必要です。
また、苦労に負けない忍耐、さらには「楽観した感覚」も必要です。
子丑天冲殺の方は、世の中に大きな掛け声をかけて人々を導いていく存在です。

子丑天冲殺の方が親からの事業を継承する場合があると思います。
その場合は、そのままの事業を受け継ぐのではなく、新たな業態に変化をさせていくとよいですよ。

●陽占
東方:車騎星、天馳星
東方は仕事や友人、兄弟との関係性を表します。
車騎星は自分の考えに素直に行動します。
「やってみたい」と思ったらなにが何でもやります。
思考、行動力すべてのテンポが速いです。
決断も早い。待つことができません。
経営者として、判断の速さはとても重要ですね。

天馳星は瞬発力の星。
直観力があり、鋭い感性を持っています。
なんとなく先を見通す「勘(感)」がはたらくひとです。
人をひきつける力や交渉力も備えている星です。
花火のようにパッと輝き美しく、
身強の星(天南、天禄、天将)を瞬間的ですが上回る強さも秘めています。
ただし、持久力はありません。

孫さんの周りに様々な人が集まるのは天馳星の影響は大きいですね。

中央:司禄星、天報星
中央は自分の本質を表します。
周囲の人に愛情深く、コツコツと努力をすることで結果を積み重ねていくのが司禄星の特徴です。
散らかった環境は苦手です。
効率よく物事をすすめることに集中し、無駄をなくすことに喜びを感じます。
思考の整理も得意です。
物事を体系的に整理することが得です。

天報星をお持ちの方は、とても器用です。
なんでも習得することができ、
ものを覚えるコツをつかむことがうまい人です。
さまざまなことに興味関心がわき、
なんでも挑戦していきます。
少々飽きっぽいところ(なんでもすぐにできてしまうので)があります。

西方:貫索星、天禄星
西方は配偶者、家族の関係、物事の結果に関する取り組み方を表します
貫索星は、自分のペースを貫く人です。
自分のやり方、考えが明確に定まっているので、人の意見によって自分の考えを変えることはありありません。
家族にも「自立した人」を求めます。
配偶者にも精神的、経済的に自立した関係を求める場合があり、
人を甘やかすことはしません。
良い意味で「対等な関係」を家族に求めます。
父親だから、夫だからという考えは持っていません。
物事のすすめ方もしっかり周りを固めていきます。

天禄星は、慎重に周囲の状況を確認しながら事を進めていく人です。
周囲の人の話を聴きながら、自分の考えをまとめて組織の進むべき道を決めていく、落ち着きあるリーダーです。

北方:鳳閣星
北方は精神の世界、親との関係性を表します。
鳳閣星を持つ方は、冷静な判断力と分析力、良い意味のあきらめの速さ(見極めの速さ)があります。
物事を客観的にみて、自分自身も一歩ひきながら見ている人です。
楽しいことは好きですが、
集団で騒いでいても、冷静な頭が冷えている自分がどこかにいるという方です。
せかされることが苦手です。

孫さんの場合、現実世界(仕事)では判断、決断を素早く行っていくことが日常になっていると思いますが、
精神や思考は多くのことを落ち着いて分析する時間もバランスをとるために必要であると思います。
もちろん、ご自身でバランスととった生き方をされていると思いますが。

南方:司禄星
南方は未来、夢を表します。子供や部下後輩との関係性も表します。
司禄星をお持ちの方は周囲の人をとても大事にします。
自分の家族や友人のために何ができるかを考えていきます。
また、司禄星は「蓄財」の星です。
投資などの事業によってさらに社会へ新しい事業を立ち上げていく生き方になります。
孫さんはご自身の事業で「社会貢献」に関することも手掛けていらっしゃいますね。

●五行エネルギー
孫さんの五行エネルギーの総数は144とかなり低いです。
ここが特徴的なところの一つかなと思われます。
150以下は通常でも低いエネルギーです。
孫さんは天禄星をお持ちで身強の方です。

身強の方でエネルギー値が低い方は、自分のやりたいことに体力や行動力がついていけない場合があります。
しかし、エネルギー値が低い方でも経営者や実業家は多くいます。
松下電器(現Panasonic)の創業者である松下幸之助氏もエネルギー値が低い方でした。
ではそのような方はどのように集団を率いていくのか?
それが、「仲間と一緒に組織を作っていく」「できることは『できる人』に任せる」
これができるのが、エネルギー値が低い身強の方ができることです。

エネルギー値が高く、身強の方は「なんでも自分でできる」ため、少々強引でもことを進めていきます。
結果もでるため、それが魅力となって人を惹きつけます。
しかし、自分の次につながる後継者を「育てる」ことは苦手です。
自分でなんでもできる人は「育てる」ことに意識が向きにくい。

私は歴史が大好きですが、歴史上の偉人にもこのように「なんでもできるカリスマ」がいます。
その話をすると長くなるのでこれは別の機会にしますね。

このように一見、エネルギー値が低いとトップでいることは大変なのでは?と思うかもしれません。
しかし、エネルギー値が低いからこそ、自分の力量を見極めて「できる仲間」を増やしいく。
組織を作るうえでとても大事ですね。

●命式を拝見して
今回、わたしは孫正義さんの命式を解説しました。
なぜ、今回孫さんを解説したかというと、
先日、ある方から「自分は孫正義さんのような組織づくりをしたい」とお話をされたことを思い出し、
改めてお調べしました。

多くの優秀な人材と仕事をするには、「ビジョンを示す」「自由な発言を受け入れる」「行動に責任を担う」
などトップが示す「在り方」がとても大事だと感じました。

経営者の方を様々比較した解説も改めてやってみようと考えております。

閑話休題、
次回もお楽しみに!

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