忘備録⑤人を傷つけずには生きられないということ
時々思うことがある。
人を傷つけずに生きることはできないのだろうか
誰にも迷惑をかけずに生きることはできないだろうか
考えてみたとき
やっぱり
難しいと思ってしまう。
何がどう罪やカルマに問われるか否かとか
「迷惑」の範疇をどこまで取るかは別としても
生まれてから当然何かを食べて生きてるし
虫を一度も殺してないという人は多分いないと思う
そのつもりがなくても結果的にそうなる場合はあるから。
勝負の世界、商売の世界では必ず勝者と敗者がいるし
自分が何もしなくても、誰かの時間とお金を奪っていることもある
下手すると良かれと思ったことで結果的に人を傷つけることすらある
生きることは傷つけることと傷つけられることがセットであり
私もそうやってどこかの誰かあるいは何かに
迷惑をかけ続けながら生きつづけている
でも、だからこそ
もし取りうる手がいくつかあるなら、
少しでも迷惑をかけない選択をしたいし
もし何かを選択するとするなら、
少しでも多くの人が幸せになる行動をとりたい
人を傷つけずに生きることはできない、というのは
自分勝手を通すための免罪符ではないし
人を傷つけないで生きる、というのは
何かの領域を頑なに守りそこから出ていかないということではない
ましてそれらを盾に何をやっても許されるということではない
傷つけ傷つけられないと生きられないからこそ
もし失敗してしまったら、謝罪して次は何ができるかを考える
もし間違っていたとしたら、ただそれを認めて修正して最適解を探すだけ
もし傷つけられたのなら、長引かせずに早めに直そう
驕ることも恐れすぎることもない、
自分の頭と身体と心を使って選択し、行動する努力はしていくべきだと思う
より傷つけなくてすむ道を、より良いと思うことのために
そうやってみんなが少しずつあるべき世界に近づいて行けるのなら
「人を傷つけずに生きることはできない」
その前提を私は絶望とは思わない
人に迷惑をかけない、カルマを極力作らない生き方は大事だと思います。
ですがカルマ＝単なる因果応報、罰であるとも限らないと思います。
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