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#2 身体を整えるということ

サロンを始めようと思ったのは、母の体調不良がきっかけでしたが、医療ではなく、施術に興味を持ったのはもっと前のことでした。

私の息子が、中学生の頃、胸が痛いと言って学校に行けなくなった時期があります。
朝、起きれないし、日中も横になっていないと辛い程です。


以前、小学校の頃にも具合が悪くなり、一時期学校に行けなかったことがありました。その時は成長期に見られる自律神経の乱れだと言われました。

もしかしたら、今回も自律神経からくる乱れが原因かもしれないと思い、近くの内科を受診しました。
それは、内科では専門外ということで、小児科の受診を勧められ、小児科を紹介していただきました。
小児科で「もしかしたら、自律神経の…」という話しをしたところ、検査も何もなく、自律神経を整える薬と痛み止めを処方されました。

しばらく痛み止めを飲み続けましたが、痛みが治まる事はありませんでした。1ヵ月ぐらい学校に行けない日が続いたと思います。

あまりにも不調が続くので、知り合いの方が、もしよかったらと整体院を教えてくれたのです。

紹介していただいた整体院に行き、私は待合室で待っていました。何をしたのかはよくわかりませんが、電気のようなものを体に当てたというのを聞きました。

整体院の先生がおっしゃるには、
背中の辺りが、陥没していて、それが胸の辺りの神経に当たって痛かったのだろうということでした。とてもびっくりしました。そんなこと、考えられませんよね?

その日は変わりなく、まだ体はしんどく胸も痛いようでした。
やっぱりダメかとガッカリしましたが、2日経った頃に普通に朝起きれるようになり、痛みも軽減して、それからはもう普通の学校生活が送れるようになりました。
あれは何だったの?というくらい変化しました。

学校の先生に、整体師の方から言われた、背中の辺りが…という話をしたところ、思い当たる出来事があったようで、

息子が椅子に座ろうとした所を、クラスの友達がふざけて椅子を引き、転んで背中を打ったということでした。

それが本当の原因かはわかりませんが、
整体師さんが見つけてくださったおかげで、日常を取り戻すことができました。
もしも病院に通い続けていたら治っていなかったかもしれません。痛みに耐える日々だったかもしれません。一生寝たきりだったかもしれません。

そういうことがあり、整体師という仕事にすごく興味を持ちました。本当に身体を整えるとはこういうことなのだと思いました。

そこから病院や薬に頼らなくても、他の治療法があるのだと思うようになりました。
病院や薬に頼らない、病院が全てではない、という考えは、この頃からでてきたのだと思います。

でも、その頃にはまだ自分がセラピストになるとは思っていませんでした。

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