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自分史短編集 11

さて、

自分を振り返る意味も込めて
もう少し母について書こうと思う



私たちの母親という人は
自身の両親に対し

自分を産み落としたことさえも恨んで生きる人だった


「お父さんは死ぬんぢゃないかと思うほど棒で叩く人やった。
殺されると思ったし
そんなことするほど可愛くないならなんで産んだんやと思ってた。」

「母親がもっと賢かったら自分はこんな人生にはなっていなかった」

「親が馬鹿だからこんな人生になった」

そんな言葉を何度も聞いた


そしてそれを

認知になってすっかり記憶を改ざんし切るまで
幾度となく聞かされた


そんな思いを胸に抱いていたせいか

母は常に苦虫を噛み殺したような顔をし
悲運の中に身を置いていた

そうしてそれは

寂しがりやで
甘えん坊で
実にはかないガラスのハートの持ち主である.....

という彼女の真実の姿を必死に隠すための硬い鎧を何層にも造り上げ

いつ何時も
自分が攻撃されたと認識した瞬間に
敵とみなした相手へ放つトゲの準備を万全にした


それゆえ
彼女の言葉や表情は

どこか冷たくてやたらと鋭利だった

そしてそんな母が

私に 

人の気持ちの裏に
強くfocusする癖を身に付けさせた

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