TENET.これは、体験だ。
TENET鑑賞!
「観る」のではなく、「体験」だ!
クリストファーノーラン監督最新作「TENET」。
時間逆行、未知の体験、難解。
封切り前から、期待値が上がっていた作品。
メメント、インセプション。
ノーラン監督の「時間」は、得意分野。
しかし、インターステラーのように、
難解であるため、初見では分からない。
TENETも、やはり分からなかった。
バットマンシリーズの、
スタイリッシュなアクションから始まり、
あらすじ、紹介、背景、目的を、
吹っ飛ばし、一気に、物語は進んでいく。
オペラハウス襲撃。
救われた、「名も無き男」。
そこから始まる「戦争」を止めるスパイ活動。
「立ち話」で始まる、次の任務。
「気をつけて、敵は「逆行」を使うわ」
女性捜査官から言われる、突然の助言。
疑問に持ちながらも、
「逆行」をマスターし、敵のボスの所ヘ。
そこから始まる、情報戦。
交渉、駆け引き、取り引き。
赤は「順行」、青は「逆行」。
「戦争」を止めるため、
「名も無き男」は、進んでいく。
しかし、突き進むほど、深まる謎。
未来から過去に送った人物は誰なのか。
真の黒幕は、はたして、誰なのか。
全てが繋がった時、また物語は進んでいく。
これは何かメッセージ性を「観る」のではなく、
ノーラン監督の世界を「体験」する映画。
分からないからこそ、おもしろい。
繋げようとせずに、繋げていく。
メメント、バットマン、ダークナイト、
インセプション、インターステラー。
そして、TENET。
ノーラン監督の「世界」を是非、「自分」の眼で。
何時だって、
「世界」は「自分」であり、
「自分」は「世界」なのだから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?