034.シンプルに生きる

　私は、なるべくシンプルに生きることを心掛けています。

　なぜシンプルを心掛けるか。
　その理由はいたってシンプルです。
「シンプルなものは強く、わかりやすい」と勝手に思っています。

　構造的にみれば頑丈だし、壊れても修理が比較的簡単。
　他人にもわかりやすく伝わりやすいし、だから間違いも起こりにくいと。

　単純に、私が複雑な物事が苦手ということもあるかもしれませんが。

「 シンプル イズ ベスト 」という言葉がありますが、私は昔からこの言葉が好きで、私にとって一定の判断基準にもなっています。
　文章などの表現をするときや人に何か説明をするときなどは、特に意識をして、なるべくシンプルにできるように心掛けています。（心掛けていますが、できているかどうかは別ですよ。これが本当に難しい。）

　仕事でもプライベートでも、ある過程ムダと思われるものをそぎ落としてシンプルにする。
　効率化を図るうえでも大切な考え方のように思います。
　ただ、あくまでもそぎ落とすのは「ムダと思われるもの」で、必要なものや大切なものまでそぎ落としてシンプルにしようとするのは違うように感じます。（ムダの捉え方も人それぞれ異なると思いますし。）
　それを突き詰めてしまうと、「シンプル＝何もない」ということになりかねない。

　いくら他人がムダだと思っても、本人が大切だと思えば、それはそぎ落としてはいけないのだと思います。

　どこまでシンプルにいくか。
　自分の人生が、決して無味乾燥とならないようにしながら。

　このように考えていくとシンプルがだんだんと複雑になっていきます。
　これ以上書くと、取り返しがつかなくなりそうなので、今回はシンプルにここでやめます。

　私は、シンプルを複雑にしてしまう名人のようです。