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休眠預金の指定活用団体が決定しました。

報道のように、1月11日に、休眠預金についての資金活用団体が指定されました。当面は年間30億円の資金が、NPO等の事業に活用されることになります。

内閣府による公表資料はこちらです。

この中で指定された、日本民間公益活動連携機構(JANPIA)の発表資料が公開されています。

https://www5.cao.go.jp/kyumin_yokin/katsuyou/prezen_nihon.pdf

こちらによれば、下記の5つのプログラムが今後実施されることになります。

1.草の根活動支援プログラム
 各地域で草の根的に事業展開している団体に対して、年20億円を支援

2.新規企画支援プログラム
 団体と企業等が連携し、革新的手法で社会課題解決をはかる取り組みに対して、年5億円を支援

3.ソーシャルビジネス形成支援プログラム
 SIB等の革新的ビジネスモデルの企画のために、年3億円を支援

4.緊急災害支援プログラム
 大規模災害時の金球災害支援と復旧支援のために、年間3億円を支援

5.基盤強化支援プログラム
 民間公益活動の基盤強化のためのプログラムを年5千万円で実施

 個人的な関心は「4の緊急災害支援プログラム」でしょうか。緊急期は、これまでは日本財団が中心となってNPOに支援が行われてきましたが、もう一つの枠組みができることになります。緊急に限らず、生活再建に向けて必要になる各地のコーディネイターにも活用されればと思います。

 今回の選定には4つの団体が申請していましたが、いずれの団体にも、私の知人が含まれていました。JANPIAの関係者の方からは、他の団体とも連携していきたいとの表明がありました。日本の非営利活動はまだまだ質量ともに高められていく必要があります。休眠預金が、複雑化していく日本の社会課題を解決する大きな一助になることを期待しています。

 

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