見出し画像

繊細管理職さんの私が感じたところまとめ2

頼み事ひとつにもパニック

ひとりで悩むことはよくある。
そして誰かに聞いたほうが早いかなと思うこともよくある。
でも、なかなか頼ることができず、時間がかかってでも自分で解決しようとしちゃう
それは、プライドがあるからという場合もあるけど、それだけではない。
いざ頼ろうと決めた後も色々気を遣ったり時間がかかるからだ。

例えば頼る人を立ち上がって探した時に、当然その人がボーッと待っている訳はない。仕事をしていたり、誰かと話していたりする。
そこで仕事をしていれば、
(今ものすごく集中しているな)とか
(そういえば今日納期って言ってたな)とか
(この後外出だから、この時間は準備に追われているはずだな)とか
色々考えてしまって声をかけるのをためらってしまう。
誰かと話していれば、当然割り込む訳にはいかないから、話終わるまで待とうとなる。(その場合、話し終わった途端、別の誰かが声をかけてしまって隙がないこともあるあるだが…)

その他にも、
(ちょっと前にも頼ったから「またか」と思われちゃうかな)とか、
若手だったら、
(まだ早すぎるかな)
(「自分で十分に調べたり考えたりしてみた?」とか言われちゃうかな?)とか、
(でも遅すぎたら遅すぎたで、「もっと早く相談しなさい」と言われるし)とか
色々シミュレーションし過ぎて頭が渦巻いている状態に陥ったりする。

質問1つしたいだけが、自分の中で勝手に膨らませた新たな悩みが発生してしまう

その考え方はどこからきたのか考えてみる。
自分が頭で色々膨らませて考えてしまう方だから、集中できているときというのはゴールデンタイムなのである。そこで声をかけられた時に、集中が途切れてしまったと被害者意識が出た経験のせいかもしれない。
また、自分が誰か(仮にAさん)と話している時に、横から割り込んできてAさんに結構なボリュームの質問をしてくる人がいたりして、少しイラっとした経験があるからかもしれない。
その時、放ったらかされた自分はどうしたらよいの?一度席に戻れっていうこと?そしてフツー「お話中すみません。ちょっと質問したいんですけどよいですか?」のような前置きとか、「割り込んでしまってすみません」のフォローとかないの?と思ったからかもしれない。

ただ、今並べたことってすべて何も起こっていないし、自分の中だけで勝手に膨らませたことなんだよね。自分で勝手に悩みを増やしているんだとしたらものすごく効率悪い。
そこで少し前進する方法として、「質問があるので、手が空いたら教えてもらえますか?」という感じのニュアンスで事前に予約しておくという方法が1つアリかなと思っています。
「あ、今大丈夫ですよ」と言ってもらえればラッキーということで。

会議の場での人間模様の複雑さはなかなか疲れる

別に人よりも深層心理がよく見えるというような特殊な話ではなく、皆の発言に込められた背景を想像し過ぎて疲れてしまうという話。

特に、こういうときはこうするべきというような正解があるような議論ではなく、正解のない手探りの議論をする機会が多くなって尚更なのだと思う。

個々の業績をあげたいとか、少しでも楽したいというような思惑は、割と誰でも感じられるのではないかと思う。
また、この意見は、(最近あの人と飲んでたなーとか、こんな本を読んでたなー。だからその影響を受けたのかなー。)と事実に基づく背景も想像できたりすると思う。
でも会議の最中にも関わらず、更に深くまで想像を膨らませてしまうからたちが悪い。
この人がこんなに必死に話すということは、よほど上司にキツく言われたんだろうな。ということから始まり、
(あの上司がどういう言い方したら自分もこうなるかなー。こうかなー。)とか、
(いや、そもそもこの件だけでそんな言い方しないよな。今までの蓄積があってかなー。だとしたら、うまくいってたと言ってたあの案件は失敗していたのかなー。)とか、
(いや、あの上司はそんなこと言わないな。少しねじ曲げて解釈しているんじゃないかな。前にもあの上司のあの言い回しを誤解してたし…)とか、
色々なケースが枝分かれはするし、それぞれの枝が長いしで、想像(妄想に近い?)の中で深く深く潜り込んでしまう

管理職となると、上司の意見、部下の意見を一気に背負い込んだ上での発言だったりするので、もちろん表に出ている言葉だけで考えるのは不十分で、背景を汲み取るスキルも重要なのだが、少し過ぎた妄想に近い部分でエネルギーを使っているのは明らかに無駄なのだろう
これが判断に影響しないようには気をつけたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?