おいしそうな石けん

*先日、知り合いの人が阪急に出展していると言うので、用事のついでに遊びに行った。知り合いの方は、せっけんや練り香水など、香りにまつわるものたちを手作りしている方で、ぼくはその方のSNSを見ながらいつも「おいしそうだなぁ」と思っていた。もちろん、食べれる石けんというわけではないですよ。でも、せっけんを手づくりしている過程がチョコレートみたいで、なんともおいしそうなのである。

その人との会話の中で「おいしそうなものに、心身にわるいものはたぶんありませんよ」と言った。我ながら、ほんとうにそうだなと思う。「おいしそう」に見える過程でつくられている商品は、口に入れてもいいと思えるほどのものだから、きっと身体にわるくないだろう。じっさいに、おいしそうなものって、だいたい身体によくないことはないだろうと思う。

ハンバーガーなどといったジャンクフードでも、そうだよ。あれをときたま、無性においしそうに、無性に食べたくなるときがある。ジャンクフードは身体によくないと言われているけれど(そうかもしれないけれど)、でも、そのとき食べたいものを食べるという意味では、心身にとってはむしろ良いことだと思う。そういった広い意味で、おいしそうなものは身体にわるいこたぁないだろう。

食べ物のキーホルダーとかさ、おいしそうなものたちが食べる以外の場所で活躍しているのは、そういうことなんじゃないかなぁ。もっとおおきく言ってしまえば、ぼくたちは「おいしそう」という邪念には勝てないんじゃないかなぁ。ま、例外で「おいしい話」なんてのは注意した方がいいものであるかもしれないけれど。


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