笑うバロック展(276) 『新しい』楽器から、何と『古風な』サウンドが『レトロピア』

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ヴィヴァルディは1678年にこの日に生まれました! クラリネット奏者のマルティン・フレストは、今のレコーディングをイタリアの作曲家に捧げました。 動画は新しく作曲(改作)された「クラリネットとオーケストラのための協奏曲第2番ニ短調「フェニーチェ」」の「アダージョ」。 この楽章は、ヴィヴァルディのアリア「Vedròcon mio diletto」(Il Giustino)を基に作曲されました。 どっちがいい?レコーディングセッションの舞台裏映像をお楽しみください。

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素晴らしいニュース:クラリネットの名手、マルティン・フレストが4月にコンチェルトケルンとヴィヴァルディのアルバムをリリースします! このアルバムで、フレストは、ヴィヴァルディがより発達したクラリネットを体験するのに十分な長さの生涯を送っていたら、何をしたのかを想像させます。 現代の作曲家アンドレアス・N・タークマンとフレストによる3つの新しく作曲されたクラリネット協奏曲はヴィヴァルディの最も美しいオペラとオラトリオのアリアから引き出された音楽で構成されます。 ⁠クラリネット協奏曲第3番ヘ長調の「アンダンテ」はすでに入手可能です。

フレストはこの録音のためにクラリネットの名メーカー「ビュッフェ・クランポン」社に、当時のシャリュモーの素材として通常使用されていた「ツゲ」製の新しいクラリネットの製作を依頼したのです。現代のクラリネットは非常に堅い「黒檀」などが主に使用されていますが、柔らかく軽い材質の「ツゲ」を使用することによって、非常に柔和で、ヴィヴァルディの音楽の再現に相応しく、しかもこれまでと全く異なるサウンドでヴィヴァルディのエッセンスを聴かせてくれる特別な楽器が誕生したのです。
バックはピリオド楽器を使用し、時代考証とテクニックを駆使し、アーティキュレーションに工夫を凝らすことで、曲が作られた当時の響きを蘇らせることを探求しているコンチェルト・ケルン。その演奏は創造的で活気のあるものとして知られており、フレストのシャリュモーのまろやかな音色によるクラリネットと、ヴィヴァルディの美しいアリアの新旧の素晴らしい共生が生み出されています。
「ビュッフェ・クランポン社が私のために製作してくださったツゲ製のクラリネットにはとても満足しています。この『新しい』楽器から、何と『古風な』サウンドが生み出されることか! それはヴィヴァルディの音楽にピッタリです。モダン・クラリネットの音色とは全く異なり、独自の個性的なサウンドを生み出すことができます。
これまでの演奏活動で、自分の楽器のために新しく作曲された音楽をいくつも吹いてきましたが、過去の音楽を探求することもそれと同じくらい大切にしています。つまり新作でも既存の音楽でも私にとっては再創造がキーワードです。私の『レトロピア』プロジェクトでは、音楽をどうやったらこれまでにない切り口で聴いていただけるかを追求していますが、その時T.S.エリオットのこの言葉を引用するのです:『現在も過去も、未来という時間に生き続け、未来は過去に含まれる』。これが私の音楽の流儀です。過去の音楽も新曲も、どちらも現代に生きる我々の一部であり、演奏史それを再創造する価値があるのです。ヴィヴァルディの最も美しいアリアの数々を3曲のクラリネット協奏曲に仕立ててくれたタルクマン教授にも感謝します。この編曲は、ヴィヴァルディの音楽がいかに多様性に富み、時を超えた価値を持ち続けているかということの力強い証明となるでしょう。」~マルティン・フレスト~


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Not That It Matters .
ブログに観たもの聴いたもの食べたものを綴っていました。そうしているうちに、自分が「バロック音楽」に関心が高いことがわかってきました。本当に美しい音楽もたくさんあります。音楽は聴いて判断するものですが、時に思わず笑ってしまうことも。ちなみに、ヘッダーはオブローモフ氏。
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