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AI画像加工:Midjourney用 生物の幻想イメージ加工のプロンプト

今回は生物を発光させて幻想的なイメージに加工するプロンプトを紹介します。

2つのマジックワードでどんな生物も変換できます。

【作成例】

【記事内容】

・コピペで加工できる基本プロンプト
・プロンプトの構造解説

「どの部分のプロンプト」「どのように加工に影響しているか」といった、実践的な構造を一つ一つ解説します。
かなりのボリュームでそれぞれに画像例をつけてますので、
効果が理解しやすいと思います。

プロンプト本体よりもむしろこちらの解説が重要で、
構造さえ理解すれば応用して色々な画像が生成できるようになります!

【注意事項】

公開しているプロンプトは、
・midjourneyにおいて使用可能です。
 アカウント作成等のセットアップは済んでいる前提です。
・より正確にAIに意図を伝えるため英語で記述されています。
 私はDeepLやGoogle翻訳など、翻訳ツールを利用しています。
・例として挙げている画像を作成できますが、
 AIのアルゴリズムで全く同じデザインにはなりません。
・単語の入れ替えが可能です。
 お好きな入れ替えをして、色々な画像を作成してください。



まずはコピペOK!の最終プロンプトです。

Bioluminescent Lion Roar, facing camera, neon lighting, National Geographic, ultra detailed, 8K

このプロンプトは以下のように分解できます。
それぞれ解説していきますね。
※英語が苦手な方はDeepLやGoogle翻訳などの
翻訳ツールを利用しましょう。
私自身も日本語で作成したい情景を打ち込み、
翻訳したものを単語で分けてプロンプトに使用しています。

[1]Bioluminescent
[2]Lion Roar
[3]facing camera
[4]neon lighting
[5]National Geographic, ultra detailed, 8K


[1]Bioluminescent

こちらが一つ目のキーワードです。
「Bioluminescent」は「発光性の」という意味で、「Bioluminescent creatures」で発光生物を表します。本来は、発光性のライオンなどいませんが、AI画像の生成ですから何でもありでしょう。この単語から始めます。

[2]Lion Roar

この部分に生成したい画像のテーマを入力します。
生命体を入れた方がうまく機能しますが、物体でもある程度の加工は可能です。

[3]facing camera

ここではアングルを指定しています。構図をある程度コントロールすることが可能です。「facing camera」はカメラ目線でのショットを意味します。
色々な指定の仕方がありますので、お好みで入力してください。
いくつか例を挙げておきます。組み合せて使うことも可能です。

Front view:被写体を正面方向から写した構図
side view:被写体を真横から写した構図
dutch angle shot:カメラを傾けて撮影したような斜めの構図
high angle:対象物を高いところから見下ろした構図
low angle:対象物を下から見上げた構図
full body shot:被写体の全体を写す
close-up:顔や特定の場所をアップする

[4]neon lighting

今回の2つ目のキーワードです。
ライティングの指定をネオンにすることで、発光とネオンが組み合わさって幻想的なイメージを生み出すことができるようになります。
ライティングの種類は非常に多いので、全て紹介することはできませんが、
5つほどよく使うものを例として挙げておきます。

Cinematic Lighting:映画のワンシーンをイメージさせる照明
Studio Lighting
:スタジオ撮影のような照明
Soft Lighting
:やさしいイメージを生み出す
Backlight
:背後から光が差し込む神々しいイメージ
dramatic Lighting
:アーティスティックな照明

[5]National Geographic, ultra detailed, 8K

最後に追加要素と画質のクオリティを指定します。「National Geographic」はその中身の通り、ナショナルジオグラフィックで撮影されるような躍動感のある動物イメージです。それを「ultra detailed」で高精細に表現し、「8K」で超高画素数を指定します。
追加要素は何でもありなので、ここでは画質に関する例を挙げておきます。

intricate:複雑かつ詳細
fine detailed:細部も詳しく
photorealistic:写真のようにリアルなタッチ
4k, 8k, 16k:16kが最も画素数が高いが、画像によっては8Kと差が出ない
unreal engine 5:リアルな3Dを表現
octane render:リアルな3Dを表現
3ds Max V-Ray:特に建物に効果的な3D表現

さぁ!それでは実践レッスンの開始です。

プロンプトによる変化を確認していきましょう。
まずはノーマルの画像生成からです。
海藻や貝、クラゲなど海の生物を生成します。

Seaweed, Algae, Shells and Jellyfish

Bioluminescent Seaweed, Algae, Shells and Jellyfish

クラゲの仲間には実際に発光する能力を持つものがたくさんいます。
どのように変化するでしょうか。

Bioluminescent Seaweed, Algae, Shells and Jellyfish, psychedelic

ここで一つ、追加要素として「psychedelic」を追加してみます。
クラゲの足のうねうねとマッチしそうです。

psychedelic:幻覚剤によってもたらされる心理的感覚や様々な幻覚、極彩色のグルグルと渦巻くイメージやペイズリー模様を生成します。


Bioluminescent Seaweed, Algae, Shells and Jellyfish, psychedelic, neon light

いよいよネオンライトの追加です。不思議な色使いですよね。

Bioluminescent Seaweed, Algae, Shells and Jellyfish, psychedelic, neon light, ultra detailed, 8K

最後に画質を高めて完成です。

右下の雰囲気が気に入ったので、アップスケールして完了です。

いかがでしょうか、最初の画像とは全く違い雰囲気になりました。

極端に言えば、こんなプロンプトでもある程度加工が可能です。

Bioluminescent flowers, neon lighting

Bioluminescent butterfly, neon lighting

Bioluminescent flowers and flying butterflies in the garden,neon lighting, ultra detailed

花と蝶、両方を庭園でまとめてみましょう。

Bioluminescent Wolves howling, moon and stars, low angle, neon lighting, National Geographic, ultra detailed, 8K

幻想的な雰囲気には、月や星も良く合います。

左下をアップスケールしてみます。

イイ感じですね!

さて、注意点ですが生命体以外にこのワードを使うと、効果は薄れてしまいます。

Bioluminescent house in the forest, Moon and Shooting Stars, neon lighting, ultra detailed, 8K

幻想的な雰囲気はありますが、月明かりのようでもあり、このキーワードではなくても表現できそうです。

Bioluminescent Fire truck heading for the fire, Moon and Shooting Stars, neon lighting, ultra detailed, 8K

Bioluminescent building in the city, neon lighting, ultra detailed, 8K

うーん、悪くはないんですがコレジャナイ感があります。
伝わりますでしょうか。

やはり生命体に使ってください。
もちろん人間でもOKです。

Bioluminescent skater in the city, neon lighting, ultra detailed, 8K

お疲れ様でした!

以上で発光加工の解説は終了です。
ぜひ、みなさんもこのプロンプトを使って素敵な画像を作ってくださいね!

ご購読ありがとうございました!

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