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母の笑顔と陽だまりと

先週は、母が骨折をして入院をするという、悲しい出来事がありましたが、

悪いことの後にはいいことがあるもので、今週は、嬉しい出来事がありました。

まずはじめに、母が随分元気になって、最近では、笑顔がこぼれるようになりました。

入院直後は少し険しい表情でしたが、今ではまるで、冬の陽だまりのように明るい笑顔が。

と言っても、母が退院をして家で読書が出来るのは、来週末か、再来週になりそうですが。

病室でほほゑむ母は遠き日の窓辺の冬の陽だまりに似て 

それから、次に嬉しい出来事は、僕が長い間ずっと探していたモノが見つかったことです。

それは、随分前に失くして以来、どこをどう探しても、全く見つからなかったモノですが、

先日、カオスと化した部屋の整理をしていると、部屋の隅に、それがいきなりありました。

と言っても、それは、幼い頃に持っていた、何の役にも立たないガラクタに過ぎませんが、

僕にとっては、少年時代の宝石のような想い出がたくさん詰まった、宝物に他なりません。

見つけたる埃まみれのガラクタもきらめくばかり宝石のごと

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しかもその日は、カオスと化した部屋の中から、いろんな掘り出しモノも見つかりました。

たとえば、僕が仕入れてずっとお蔵入りだった、戦前戦後の古いチラシやパンフレットが。

それから、昭和の古い雑誌や絵本やレコードも、埃をかむった段ボールの中にありました。

それに加えて、戦後まもない児童書や、雑誌の付録や、レトロ可愛い少女漫画に至るまで。

そのどれもが、とても希少な逸品で、オークションに出すと、高値がつくかと思われます。

鉱石を掘り出すやうに探し出す逸品があり開かずの間には

と言っても、某テレビ局の鑑定団に出すほどの、類い希なる高価なお宝ではありませんが、

少なくとも僕にとっては、金運をもたらす品々であることは、ほとんど間違いないのです。

もちろん、この開かずの部屋も断捨離をすれば、運気がさらに上昇するかも知れませんが、

なんでも簡単に捨ててしまっては、それこそ大切なモノまでも失くしてしまいそうなので、

僕はあえて断捨離をせず、この我楽多の山の中から、光り輝くお宝を探したいと思います^_^

ガラクタを我楽多と書くわれがゐて今年もあへて断捨離はせず  星川孝

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