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考え一つで

今日は大学時代に所属していたサークルで「お仕事相談会」なるものがあった。要するに、サークルのOBOGに話を聞こうという大学生のための会なのだが、例年ならば対面形式で行うところ、この情勢なのでオンライン(Zoom)開催になった。そのおかげで、世界中どこからでも参加できることになった(本当に海外から参加していた人もいた)。

基本的には、こちらが10分程度話をして、そこからは質問を受けるという形式。なかなか社会人の話を直に聞ける機会もそうないと思うので、大学生は真剣に質問をしていた。上級生になればなるほど、就職という切迫感があるからリアリティが増すし、下級生はまだイメージしにくいながらもなかなかいい点を付いたことを聞いていたように思う。

そもそも大学2年くらいの時点で自分が就職することをイメージしていたかというと、実はそうでもないし、なんなら自分が大学生の頃にこのイベントに参加したことはない。今思えば、勿体ないことをしているなぁと思うが、その時はサークルの運営やら活動自体にいっぱいいっぱいだったのだろう。だから、下級生のうちからこのようなイベントに参加していること自体、偉いなと思ってしまう。

加えて、この状況下で、大学から対面でのサークル活動の許可が下りないらしく、せっかくの数年間をオンラインで過ごさねばいけないそうだ。なんとも不憫な話である。しかし、学生たちはそんな状況にも悲観することなく、オンラインだからこそできることを、という切り口で自分たちなりに考えて実行しているようである。

この"オンラインだからこそ"という思考そのものが、めちゃくちゃ大事である。この状況で何もできないからと嘆くより、この状況だから何ができるかと考えれば、意外とできることは多そうである。そうやって試行錯誤した経験こそ、就職活動で活きることは間違いないし、ひいてはその先の人生にも好影響を及ぼすだろう。

今日の会を通して、今の若い人たちも本当に頑張っているなぁと思えたし、他のOBOGたちの話も大変勉強になった。何かと暗い話題が多い世の中ではあるが、こうやってできることをやるという姿勢がある以上、未来は明るいなと感じる。自分も安住してはいけないよなと思わせられるのである。

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