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読書感想文 2022/11

再読ではあるが、古典部シリーズを読み返した。先月から読書をするタイミングがあったので、少しずつだが読み進めていった。好きな話は何度読んでも良い物だなと思う。

古典部シリーズは刊行されているもので6冊(インタビュー本を含めると7冊)ある。上記の2つは最初の2巻になる。登場人物たちの人となりが徐々に見えてくるのだが、実は最新刊の「いまさら翼といわれても」にて主人公たちの人格を決め得る過去が解き明かされる。

もともとの設定にあったもののような気がするが、最新刊が最も過去に遡るという構図が面白い。ここまで古典部の面々を追いかけてきた読者だからこそ面白いと感じるのだろう。そういう視点で見ると、この1, 2巻で見せていた姿というのは彼らのほんの一部に過ぎないのだなと思わされる。

3巻目である「クドリャフカの順番」も実はすでに読み終えている。いずれ感想を記事にしようと思うが、この辺から小説の主題がより人物の内面に関わるものになっていくような気がして、物語の深みがグッと増すところだなと思える。

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