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長期投資を続けるために必要な「投資を楽しむ」ための心のあり方

長期投資を続けていくには、「投資をすることそのものを楽しむ」ことが必要です。

セミリタイアを目指すための資産運用の始め方シリーズ」の「その2」「その3」にも書きましたが、基本的には投資は価値を産む資産に長期で投資し続けることで(複利の効果もあって)、資産は成長していきます。

しかし、一時期はうまくいっていたにも関わらず投資を続けられない人もいれば、最初は全然うまくいかないのに長く続けることで最終的には大きな資産を築く人もいます。

その違いはどこにあるのでしょうか?

今回はその点を「投資を楽しむ心のあり方」の視点で書いてみます。

2種類の心のあり方

「楽しむこと」には2種類の心のあり方があります。

一つは「楽しませてもらっていること」
もう一つは「楽しもうとすること」

言葉は似ていますが、その2つの「あり方」を区別して、自分は今どちらのあり方で資産運用を楽しんでいるのか? を意識することが、資産運用を長く続けるためにとっても大切です。

「株価に楽しませてもらっている」とは

株式投資を例にあげてみます。

誰でも株式投資を始めた頃は、株価が上がったか下がったかがとても気になります。「最初は」っと書きましたが、私なんかは今でも株価の上がり下がりに一喜一憂しています。ひょっとすると、あなたもそうではないですか?

株価が上がれば資産が増えて嬉しいし、株価が下がれば資産が減って悲しい

そうやって株価の値動きによって嬉しくなったり、悲しんだり、不安になったり、強気になったり、俺って天才かもって思ったり、全然向いてないと思ったり、、、

株価の動きに一喜一憂するのは株価に「楽しませてもらっている」心のあり方です。

正直、これはこれでとても面白い。そして何より楽しい。

悲しんだり、不安になるのが楽しいかどうかはその人のドM具合にもよりますが、今のような上げ相場では、やっぱりこの高揚感を楽しまないともったいないですよね。

でも一つ心に留めてもらいたのは、その心のあり方は「楽しませてもらっている」心のあり方だというのを、ちゃんと意識する必要があります。

「株式投資を楽しむ」とは

では、もう一つの「株式投資を楽しむ」とはどんなことでしょうか?

どんな相場でも自分の思い通りの結果になることは滅多にありません。

たとえ自分の成績(パフォーマンス)が良かったとしても、もっといい成績の人を見て落ち込むこともあれば、仮に持ち株が2倍になったとしても、「もっと買っておけばよかった」と後悔することもあります。

ましてや相場全体が下げている時なんかは「こんな状況じゃ株式投資なんて楽しめるわけがないよ」と思ってしまうのも仕方がないことなのかもしれません。

しかし、そんな状況でも、いや、むしろそんな状況だからこそ「株式投資を楽しもう」と思えるかどうか? が長期で投資を続けられる人かどうかの違いに現れてきます。

「誰かと成績を比べてもしょうがない、今の自分の状況を喜ぼう」「せっかく株価が2倍になったのだから、この状況を楽しもう」「こんなに株価が安い状況なんてチャンスでしかない」「下落相場にどう対応するか自分なりの方法を研究しよう」

思い通りにいかない状況や、資産が下落して損失を抱えている状況だったとしても、株式投資を楽しもうと思えるかどうか? この心のあり方を持てるかどうかが「株式投資に楽しませてもらっているか」それとも「株式投資を楽しんでいるか」の違いにあらわれます。

もちろん、「株式投資を楽しんでいる」そのあり方が長期で投資を続けるあり方ですし、そのあり方で投資を続けていれば、結果は自ずとついてきます(自分の中の破壊の種に気づくことも大切です)。

不動産投資でも同じ

この心のあり方は、何も株式投資に限ったことではありません。

不動産投資をしているとき、常に満室であればそれは楽しいものです。新築で建てたときや、満室で譲り受けたりなんかした時は、不動産会社さんに楽しませてもらっているようなものです。

でも、空室が増えてきたときにあなたはどのように感じるでしょうか?滞納者があらわれたときにあなたはいかに対応するのでしょう? 

そんな思い通りにモノゴトが運ばなかったとき「よし楽しもう」と思えるでしょうか?「不動産投資を楽しむ」心のあり方を発揮できますか?

ちなみに自分ごとで申し訳ないのですが、私は株式投資ではこの「楽しむ」あり方ができました。ですが、不動産投資に対してはどうしてもこの「楽しむ」ことができずに自分には向いてないと判断し、全ての不動産を手放しました。

それくらいこの「楽しむ」あり方ができるかどうかは大切なことだと思います。

あらゆる場面でも考えられる

もっと言えば、これは何も投資に限ったことではありません。

恋愛でも、付き合いたての最初の頃は、何があっても楽しいものです。会うだけも楽しいし、むしろ会わない時間も楽しい。これは運命に楽しませてもらっているのです。
でも、お互いの関係がうまくいかなくなったとき、相手の悪いところが見えたとき、それでもこの関係を楽しもう、より良いものにしていこうと思えるかどうか? この心のあり方が持てるかどうかが、恋愛を長く続けられるかどうかのポイントになります。

これはもう、仕事でも、趣味でも、人間関係でも、あらゆる場面で考えられることです。

主体性を持てるかどうか?

この「楽しもう」という心のあり方は自分の人生に主体性を持てるかどうか? の話と同じことです。

どんな場面においても、主体的に、自分で自分の責任をとって、自分の人生を決めることができるかどうか?

その心のあり方を持てるかどうかが、自分の人生を決めていくのではないかと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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