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「働けるうちは働く!」ための仕事と人生の設計方法#66

「エイジレスで定年のない働き方」の実現をサポートする中高年専門ライフデザイン・アドバイザーの木村勝です。

アメリカでは、1000万人に近いIC(インディペンデントコントラクター)が活躍していると言われています(IC協会ホームページより)。

日本でも内閣府が2019年7月に「フリーランスとして働く人の数を306万人から341万人程度」とする推計を公表しました。

これは、国内の就業者全体の約5%を占めるボリュームです。

内閣府がフリーランスの人数を推計するのは今回が初めてです。政府も新たな働き方として注目している証左です。

IC的な働き方は、長年のサラリーマン生活により培った知識・ノウハウを活かすことができるシニアにとっても望ましい働き方の一つだと思っています。

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正社員あるいは雇用に拘らず、個人事業主的な働き方も組み合わせて、多様なポートフォリオを実現させていくことこそ、これからのシニアが目指すべき働き方モデルです。

一か所に依存しない「雇われない・雇わない」個人事業主的な働き方は、上司もなくメンタル面でもストレスフリーな働き方です。

また、雇用に拘らないフリーランス的な働き方が増加しつつある背景には、「IT化の進展により可能となったテレワーク的な働き方の導入」の動きがあります。

テレワークとは、「情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方」と定義されます。

テレワークは、子育て世代やシニア世代、障害のある方も含め、国民一人一人のライフステージに応じて生活スタイルに合った働き方を実現できる「働き方改革」の切り札と考えられています。

現在国は東京都および経済団体、企業とも連携し東京オリンピック開会式の7月24日を「テレワーク・デイ」と位置づけて、多くの企業・団体・官公庁の職員がテレワークを一斉に実施するよう呼びかけており、実際多くの企業でオリンピック期間は会社に出勤せずに在宅勤務などテレワークで対応することを表明しています。

私の今の仕事のやり方も基本的にテレワークだからこそ対応可能な働き方です。

クライアントとの連絡や、成果物の納品に、パソコンやモバイル端末、インターネットを使うことで、クライアント企業以外の場所でも、オフィスに出社しているのと同等の作業を行うことができています。

雨の日も風の日も台風の日も会社に出社することで、日本のサラリーマンは会社への忠誠心を示してきました。

「何があってもまずは這ってでも出社する」という日本的働き方の美学も、「兼業・副業解禁」と「テレワーク的働き方導入」により、いよいよその無意味さを露呈させるかもしれません。

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