『考える』は『選択』を指すことが多い。

『考える』の意味を考えたい

「考えなさい」教育の現場ではとても耳にする言葉です。でも、『考える』の意味を教えてくれる人は少ないです。『考える』の意味を知らなくては、どれだけ「考えなさい」と言ったところで効果はありません。

「考えなさい」を言い訳に使う人

高校野球の甲子園大会の優勝校の監督のインタビューなどで「選手が自分で考えて行動することが我が校の強さです。」のようなことを聞いたことがあると思います。これは間違っていないと思うし、素晴らしいことだと思います。でも、優勝校、しかも高校生の話を小中学生にすることは大間違いです。甲子園で優勝するような高校の選手は小中学生の時に立派な成績を上げてきた子が多いです。そんな選手は小中学生の頃にしっかりと基礎力を身につけています。
その選手に言う「考えなさい」、今からスポーツや勉強を始める子どもたちに言う「考えなさい」は同じでしょうか。絶対に違います。「考えなさい」を言っておくだけで指導者っぽいし、言い訳に使う人がたくさんいるのが現実です。

『考える』とは『選択』のこと

まずは基礎を徹底的にして、一通り済むと、応用に進みます。『応用』と聞けば、すごく難しく感じますが、そんなことはありません。『応用』とは『基礎を組み合わせたもの』だと思っています。例えば、正方形の面積の求め方だって、「縦✖️横」という知識と掛け算ができることが必要となり、これも基礎ではなく応用と呼べるのかもしれません。
試合になると、指導者の声が聞こえないという場合もありますし、瞬時の判断は選手が行わなければいけません。テストなんて完全に自分だけで行わないといけません。そんな時に自分で『考える』という行為が必要とされます。
本番にいきなり『考える』ことをすると、うまくいかないことも多いので、練習から『考える』ことをします。何がうまくいって、何がうまくいかなかったのか、たくさんの選択肢を持っている子なら、自分たちで考えれば解決できる可能性は高いと思います。

だから、僕は選択肢を与える

『教える』は簡単には説明できないですが、『選択肢を与える』はそれなりに大きな部分を占めていると思っています。僕は『1→100』がめちゃくちゃ大事だと思っています。それに『0→1』を教えることは僕にはできません。『0→1』はノーベル賞を取るような天才に任せます(笑)。
「A〜Dまでの選択肢しかないのに、答えはEだった!」みたいなことが無いことを僕が気をつけるのが一番なのかなと今は思っています。

どのようにして子どもに1を作るか。
これを僕は常に考えて、子どもたちと接しています。

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#前田敦子  #夢 #教育 #指導 #西野亮廣エンタメ研究所 #自主性

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