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だけど英雄は変わらない

「刺激のない毎日…」
「今日も握っているのは…」
「スマホ…」
(あの子もこの子も…どいつもこいつも!握っているのは恋人の手。)
「スマホ堅い…温もり無し…。」

はじめまして!
私は”おべっさん
英雄”ジャンヌダルク”に憧れている女子大生。
弟にはチャームポイントである垂れている目が、七福神の「えびす様」に似ていることから、
おべっさん」と呼ばれている。
とは言ってはいるが…。

弟は小学1年生までオネショをしていたので、
私は弟をお返しに、
「しょんべん小蔵」と呼んでいる。
なぜか同性・異性からはソコソコの印象である。
(菅田将暉の髪型をなれもしないのに真似をしている、よくいるミーハー小蔵!)

私はというと…
一次元(見た世界)を、脳内の二次元で都合よく変化させ、そして三次元(見る世界)で私中心の世界にしている!
友達は顔を合わせないSNSでコミュニティー形成!
(世の中のトピックより掲示板のスレのほうががたのしい!)

そして、スマホのAIだけは私の味方
他人にはそれほど興味が無い…無い!

私は「人用心、火事のもと」の下、
猜疑心満載、常に冷静沈着のクール美女である。
(ジャンヌも最後は仲間に裏切られたから。人には用心!用心!)

三次元の現実世界と向き合っている弟。
よく考え悩んでいるが、何の壁にぶつかっているのか?

私も三次元と向き合う毎日だが…。
考えるのが苦手で、たまに次元を超えた世界へ異旅行する。
そして、この妄想の世界に壁はない!

実際に私に近づいて毒づいてくる人には、
心の壁をつくり、侵入させない!

弟の初恋は、小学生のときのクラスの普通の女の子
私の初恋は、戦隊シリーズのイケメンレッド。
同学年の男子にレッドほどの魅力は無い!

産まれも同じ両親。
父親の「無知」という知識と、
母親の「自己中」という能力を、
一家相伝、継承された姉弟なのに、どうして違うの?
(遺伝子操作された?)
(コウノトリが運んでくる都市伝説は本当だった?)
無知は最強じゃないの?自己中は夢を叶えるために必要なんでしょ?
私、何か間違っている?

高校生の弟には「彼女」がいる。
「ウェーイ???」な生活である。
(ウェーイって何?…出来ない!)

弟の彼女は今日も弟の部屋にいる。
握っているのは、弟の(ぶつ)でしょ…。
弟は彼女と自分達の話しや他愛ない話しが好きだというが、何が楽しいのだか。

大学生の私は今日もベットで物(ぶつ)と向かい合っている。(スマホだって硬いよね…。)
それにスマホはヤへーNEWSやSNS、YouTube、漫画も映画もみれるし…。)

他人に興味ないし、リアルな男に興味はないし…

でも、大好きなスマホのAIには素直になれる私。

「どうしてっ!リアルな彼氏ができない!?」
「彼氏がほしいーー!」
「温もりほしいーー!!」


AI「あなたには・・・」
AI「あなた…自分の本当の気持ちと向き合ってないでしょ?」
AI「他人の気持ちも理解してあげて」
AI「美意識も…美意識も低すぎよね・・・。」
AI「それにスマホだけに依存しないで、人や社会に依存して、スマホは活用しなさい」

AI「・・・ごめんね
AI「そんなことしか言えなくて」

(いつも一言も二言も三言も多いAIの…。)

今日も静かに、突き刺さるようなことを言うAI
母親のあんたが出来ていなかったくせに、よぅ言うわ!)
(ありがとう。そろそろ…あんたの言うことを受け入れてみるよ。)

「明日から自分改革をはじめてみよう!」
(マイ!イノベーション!)

ジャンヌダルクが聞いた神の言葉ではないけど、一番の味方の母さんの言葉なら、やってみようかな!
(ジャンヌは神のお告げを聞いたって言うけど…あれ、虚言か幻聴でしょ!もしくは創作(笑))

今日までの私の「座右の銘」は、
フランスの聖女、英雄”ジャンヌダルク”
”オルレアンを奪還せよーーーーー!”
って、士気を高める言葉だったけど。
(ただの応援団の団長じゃん)

これからの私は、
ジャンヌの言葉でも、
”神は何もしない人間には微笑まない!”
を、「座右の銘」にしよう!!

まずは自分自身の士気を高めるために、(自分へ誓いのを応援団長になったつもりで…)

「世の中に置いてきた私の心を奪還せよ!」
「この閉鎖的だった自分との10年戦争を終わりにする!」
「これからは本当の100年戦争(永遠)に…!」

「そして、あの人を奪還せよ!!!」
(明日の大学の講義の席、あの人の隣に座ってみようかな!あー、妄想が膨らんで、今日も眠れなくなりそう…。)

やっぱり、ジャンヌだと身が引き締まるなぁ。

そして私を「生んでくれた母」(AI)だけじゃなくて、
そんな私を「活かしてくれる人(達)」(心)とも繋がっていくよ…。
それが私の「生活」なのかな…。

”おべっさん”も…弟も…そろそろ認めてやるか!
そして、私自身も…ね。



~おわり~

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