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【#蓮ノ空2nd千葉】Blooming with 101期→ Blooming with 104期【ライブ感想】

こんにちは、れそなんすです。
蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 2nd LIVE TOUR ~Blooming with ○○○~ 千葉公演に参加してきたので感想を書きます。


前置き

こういう記事って最初に何を書くかかなり迷うのですが、ライブが発表されてから当日に至るまでのことを記しておきましょう。
1stライブが103期のこれまでを振り返るというコンセプトであったため、2ndもそうであろうという世論が多かったように思います。私は「新曲ばっかりやるにはちょっと尺が余り過ぎない?」と結構懐疑的だったのですが、今にして思えばそんな愚かなことを言ってる自分自身をぶん殴りたいです。

一方で(根拠もなく)確信していたのは、「ツバサ・ラ・リベルテ」「抱きしめる花びら」の2曲と、大賀美沙知を何らかの形でこのライブに登場させることでした。1stライブの時点ではちょっと意地悪な生徒会長だった(そして生徒会長となるためスクールアイドルクラブを辞めた)彼女も、この半年で様々な経験をして、スクールアイドル6人と共に成長して前に進んでいった様子が活動記録で描かれていました。そして最後には、6人に先立って「卒業」していく……。
今までのラブライブ!では詳細に描いてこなかった「卒業」というテーマをここまで丁寧に、それこそ3月の1か月を使って演出してきた以上、ライブでも何かをしてくるだろうなとは思っていたのです。愚かな私は「影ナレで登場したらアツいな~」とかヘラヘラしていただけなのですが。

一応ちゃんと103期の6人を見に行ってるんですよ?ちゃんとね?ただ色んな枠を取っ払ったら大賀美沙知が一番好きって言うだけで……。


初手Dream Believers → Trick & Cute の流れでまあなんとなく「あ、ストーリー追いかけるやつだ…」と察してしまったのですが。

ということで、自分の中で印象に残っている曲たちについての感想を綴っていこうと思います。

ノンフィクションヒーローショー → ド!ド!ド!

拙者特殊イントロ大好き侍、聴いたことないイントロに聴いたことあるフレーズを感じ取って絶頂。爆発音はめっちゃビビったけどああいうド派手な登場を仕掛けるのはみらくらぱーく!らしくていいですね。
ライブの初手で会場のボルテージをLv10にして颯爽と帰っていく2人、本当にカッコよかったし「みんなを楽しませる」の名に恥じないパフォーマンスだったと思います。

KNOT → AWOKE

いやもうマジでこれ、これなんですよ本当に。
1stの感想ブログにも書いたけど、AWOKEから始まった夕霧綴理と村野さやかのDOLLCHESTRAがたどり着いたのがKNOTなんですよね。鎖に縛られていた2人が出会い、互いの意思で固く結ばれたDOLLCHESTRAがそこにあったんです。ただし、夕霧綴理の中にはまだ綻びがあったのですが……

千変万華 → 水彩世界

千変万華の歌詞がいろんな曲を載せているみたいな話はたくさんされているのでここでは特に触れませんが、個人的にはやっぱり「頑張れる気がしてる まだ/また」の対比が余りにも美しいな、と初めて聴いた時から思っています。そういうこれからの未来を歌った後に、改めてキャンバスに色を付けていく、そんな営みに「伝統」を感じました。

ツバサ・ラ・リベルテ

「10月が終わるとどうなる?」 「知らんのか」
「11月が始まる」
幕間映像の時点で涙をこらえるのに必死でした。こらえきれてはいなかったらしい。

ツバサ・ラ・リベルテについてのあれこれは、この日着て行った痛ユニを作ったときに書き散らしたのでそちらも参照いただけると嬉しいです。

Fes×LIVEの映像を擦り切れるほど見てきたので、振り付けとかフォーメーションが同じだな~と冷静になれば当たり前の感動をしていたのですが、Fes×LIVEではなかった演出がいくつかあって、例えば一番上に並んだ照明が青く不規則に点滅していたり、ステージ横の照明が下に向かって光が動いていたりしていたんですよね。そしてその演出は落ちサビのソロパートで止み、白い明るいライトが照らす中最後のサビ。
そう、「降り出した雨が曲中に止む」を照明演出でやってたんです。気づいた時ハッとしました。ライブ会場は屋根があって雨は降らないけど、それでもこの曲にはこの演出が必要なんです。ライブを作る人がそう思ってくれていることのなんと嬉しいことか。

「あたしが好きな……雨が止むやつだ。」 私も、大好きです。ありがとう。

Link to the FUTURE

いやぁ、ここまであのFes×LIVEを踏襲したステージを作ってくるとは思わなかったですね。というかそんなことできるんだ幕張メッセで、ってのが最初の印象でした。というか幕張ってそういうこと!?

語るのも無粋な話かと思いますが、間奏に流れていた1stライブの映像を見て、リアルライブを「活動記録を振り返る」形式で行うことの大きな意義を感じました。ゲーム内で見ていたキャラクターたちと目の前にいるキャストが、そして私たち自身が、本当に同じ時を過ごしてきた証というか軌跡というか、そんなものを浴びて、ただただ涙を流すことしかできませんでした。

青とシャボン

ライブの感想とはちょっとずれるのですが、この曲の解釈みたいな何かがライブを思い出しながら降ってきたのでここで話させてください。
ツバサ・ラ・リベルテで回収した話で、スクールアイドルになったという自信が綴理にとっては自由にはばたける「翼」になったという思想があるのですが、これの続きとしてこの歌が出てきたことの意味、みたいな妄想です。

この曲が103期1月度Fes×LIVEのテーマである「感謝」をもとに書かれているとすれば、シャボン玉を贈るというのがまさにその感謝のしるしになります。

でも、皆と一緒に出来る芸術…。そこにボクはいられるんだ。みんながいるから。…スクールアイドルクラブのメンバーだけじゃないよ。「みんな」だよ。今日は、それを伝えたい。

[青とシャボン]夕霧綴理 特訓ボイス1 より

相手は「スクールアイドルクラブのメンバーだけじゃない『みんな』」であるわけですが、贈り物がシャボン玉であることの意味についてちょっと考えてみます。

シャボン玉といえば「空へ飛んで行く」ことを連想しますが、この曲の前にツバサ・ラ・リベルテで綴理たちスクールアイドルが翼を得て飛んでいけるようになったことを踏まえると、「みんなにもシャボン玉に乗って空に飛びあがって欲しい」というお返しにあたるのではないかと考えられます。
歌詞の中で、シャボン玉には「暗い顔を映し」たり「弱い言葉を包んで」もらったり「不安を運んで」もらったりしていますが、これはスクールアイドル活動をする中で支えてもらったことを示しているように聞こえます。「願う未来はいつでも煌めくこと教えられた」はスクールアイドルとして立つステージ(綴理とさやかの2人が願った未来であることは明らかでしょう)から見える景色のことを言っているのかもしれません。

そして、多くのシャボン玉の期待を乗せて、今よりも高い場所へ、雲を超えて向こうまで、飛んで行ってくれるはずです。
冬の金沢、厚い雲がたれこめる空へ、たとえ雨が降っていても、雲を超えた先には晴れが待っています。彼女たちはもう雨が止むのを待つだけでなく、自分たちでどうにでもできるんです

ということで、ある意味では「ツバサ・ラ・リベルテのアンサーソングとも言えるのでは?」みたいなことをつい考えてしまいました。妄想終わり。

(2) 飴色

この曲はなんというか2人の声のハーモニーがすごく美しいんだよな~とか思っていたのですが、それを飛び越える特大感情カメラ&モニター演出&動きでもう脳味噌ぐっちゃぐちゃや。
「色の褪せた帰り道」→ 色褪せたモニター
「伝えたい想いを 背負って駆け出した」→ 色づくモニター
「届かない思いは結局 隠した」→背中合わせ
「最後にぎゅっと手を握って」→背中合わせのまま手を握る
「揺らがない思いを 背負って駆け出した」→ さやかだけセンステへ駆け出す
「伝えそびれた想いも 運んでくれたらいいのに」→ センステのさやかを画角に入れたまま後ろの綴理にピントが合う
お、重すぎる……

Runway

Link to the FUTUREの衣装でこれ歌い始めて本当に泣き崩れた。
活動記録のRunwayはラブライブ!予選を前に自らのスクールアイドルとしての在り方を見つめて生まれたステージでしたが、セトリ的にはラブライブ!本戦が終わった(すなわち優勝できなかった)後というわけで、そんな状態でも変わらず前に進み続ける決意を歌われたら、もう、これからの村野さやかさんにも「期待」をするしかないじゃないですか。

ミルク → アイデンティティ

正直だけど 素直じゃない
誤解させちゃう事も あるのかな
強がってることくらい バレてるでしょ
嘘はやっぱり苦手だ

ミルク より

胸が痛いな
誤魔化してはいけない
ぐしゃぐしゃで叫ぶのだ

アイデンティティ より

藤島慈、他の人の前ではあざといくらい器用に立ち回れるくせに自分のことになると途端に不器用になって真っ直ぐにしか進めなくなるんだよな。愛してやりたくなってしまう。
どんな人も置いていかない大沢瑠璃乃がそんな藤島慈の隣にいてくれて本当に良かった。

Special Thanks

隣で見ていたスリーズブーケのオタクが、本当にこの曲を心に刻むように聞いていて、良かった。そしてこれは隣のオタクの記事:

「私の夢から 私たちの夢へ」「今は奇跡でも いつの日か軌跡へ」
言葉遊びにしてはストレートすぎますが、彼女の想いが伝わってくる、素晴らしい歌詞だと思います。想いを言葉で伝える、彼女にはその素晴らしい力でこれからもいろんな人に花を咲かせてほしいですね。

(2) Dear my future

いやいやいやいやいやいや待て待て待て待て待て待て

1日目を見ていたので次の曲が「抱きしめる花びら」であることが分かったうえでなんですが、この位置、あまりにも活動記録18話への文脈が重なってしまっている。
もちろんSpecial Thanksからの流れで15話への文脈も感じ取れる曲ではあるのですが、私は18話が好きすぎるのでそちらの話をします(頑固)。

「未だ見ない 明日を生きるあなたへ」
曲のタイトルにもある通りこの曲は「私」へのメッセージではあるのですが、梢より未来を生きる先輩のことを少し想ってしまいました。

乙宗梢はこの歌にあるように自分の気持ちを押し殺すきらいがあるのですが、おそらく大賀美沙知も同じような性格をしています。クラブを辞めるとき部室で泣いた、という姿も後輩の3人には見せなかったのでしょう。
先輩としてだけでない色々な苦悩を抱えていた沙知は、蓮ノ空の将来のために生徒会長になりました。そんな彼女に「大人になるとは 何か捨てることではない 夢だって同じだ」という言葉をかけてあげられたら、という気持ちになります。
そして、卒業して違う道へと歩いていく、遠く見えないところにいる人に「あなたは今 幸せですか その全てを 愛せていますか」と問いかけています。幸せですか、という言葉は幸せであってほしいという祈りです。愛せていますか、という言葉は愛していてほしいという願いです。この言葉たちも、相手のことを想っているからこそ選ばれたはずです。

と、この後「抱きしめる花びら」で沙知を送り出すことになることを考えながらDear my futureに勝手な想いを乗せて号泣しました。

抱きしめる花びら

ついに来てしまった……
曲前の幕間映像から曲終わるまで泣いてた。なんなら曲終わってからも泣いてた。そして誇張でもなんでもなく声を上げて泣いた。

幕間映像が生徒会室で歌うところで途切れて曲の伴奏が始まりましたが、そのあと活動記録では3人がアカペラで歌います。ライブでもそれに忠実に3人が順に出てきてソロで歌うんですね。
で、CD音源を聴いていた方はわかると思うんですが、慈のソロ以降は1年生3人のコーラスが入るんですよ本当は。それを、2年生だけが歌うように変えて披露した。明らかに沙知だけに向けて歌った活動記録をなぞった演出だったわけです。
しかしそこはステージで、沙知はステージに立つことはないわけですが、それが成立していたのはなぜか?

初日の私は(涙で前が見えず)サビまで気づかなかったのですが、ステージ中央に花束を模したスタンドがありました。そしてサビになったところで合流した1年生3人と合わせて6人が後ろ手に持っていた一輪の花を前に差し出します。ここで私はすべてに気づき文字通りの号泣を始めるのですが、この「一輪の花を持つ在校生」って、まさに卒業式で見られる演出ですよね。ということは、中央にあるスタンドが沙知先輩のモチーフだったということです。2番に入ったところでそこに花を挿していくのが答え合わせでした。
それを踏まえて2日目も見ていたのですが、最初の3人のソロパートで、このスタンドと2年生それぞれをカメラで合わせて抜く映像がありました。答えが出た後でそんなことやられたらもう泣くじゃん……

あとそのほかの演出として覚えてるのは、中央下部にモニターについてですね。2年生3人のキャラカラーのリボンが映し出されていたのですが、1番では画面左端から右端へ徐々にのびていくのに対して、2番ではのびていたリボンが左端から消えていく映像になっていたと思います。
これも歌詞と一緒にみると、意味が分かると思います。

目を閉じて 聞こえるよ
あの日響いた歌声
今はまだ 君の笑顔に
追いつけない 僕だけど

目を閉じて 見つめると
あの日こぼした涙も
今ならば 意味も素直に分かるよ
愛しいね、、

信じられずに怖がっていた
世界に勇気をくれた
約束は(約束は) これからも(ずっと)
生きてくよ

抱きしめる花びら 1番Aメロ~Bメロ より

約束の「大丈夫」
心を繋いでくれた
ねえ僕は君に何を返せたの? 返せるの?

離れ離れは怖いけど
きっと広がっていく景色
いつの日か(いつの日か) どんな色か(そっと)
教えてね

抱きしめる花びら 2番Aメロ~Bメロ より

1番では出会ったときのことを回想していて、2番では今とこれからのことを想像しています。ということは、沙知に出会って繋がったこと、卒業する沙知と別れること、それぞれがこのリボンの演出になっているとこじつけることができます。私はこじつけて泣いていました。

曲の最後に中央に6人が集まるのですが、そのときも先ほどのスタンドを囲んで立っていました。「あの写真」です。そしてモニターに映る大賀美沙知のカード。おぼろげながら、会場から感動の溜め息が聞こえてきた記憶があります。

いち「大賀美沙知のこと好き好きクラブ」のメンバーとして、これほどまでに沙知のことを想った演出をしてくれるんだと、感謝を通り越して感動していました。本当にありがとうございました。

Legato

そして、蓮ノ空女学院の歴史は104期へと繋がれていく…… (THE END)


DEEPNESS

正直ね、Legatoまでの流れが美しすぎて「アンコールいらんでしょうが!」とか思ってたんですよ。それがどうですか、バカでかいイントロに6人のシルエット、最初は何が起きたかわからず思わず連番相手に抱き着いてしまったわけですが。

まあ御託は良いからつべにあがった本編映像を見なさい。あとflowers*を読みなさい(天皇)

6人版DEEPNESSの歌詞の好きなところ言っていい?
2番Aメロ「End Up 自分には嘘つけないみたいね」の藤島慈。

On your mark

咲き誇れ!

Colorfulness

曲前のMCの「座って聞いて欲しい」「準備はできたかな」、これも演出の再現といえばそうなのだが、「みんなが着座になったことでステージがよく見えた」というポストがライブ後に回ってきた時にジーンと来てしまった。2人の「ひとりも置いていかない」という気持ちが、届けたい人に届いた瞬間だったのだと思います。なんかそれが嬉しかったですね。

Pleasure Feather

いやほんとに、改めて見ると本当にこの2人は姉妹みたいですね。髪型とかの見た目の話だけじゃなくて、呼吸が合っているというか、お互いがお互いの動き・仕草に寄り添っているというか、そんな雰囲気がありました。
このユニットだけ、ユニット名に自分たちの名前が入ってないのめっちゃエモい。個々の魅力を伝えるわけじゃなくて、あくまでユニットとして、普段はない組み合わせとしての魅力を届けよう、という意味合いもあるかもしれません。

ハッピー至上主義!

好きなハッピー至上主義!の歌詞発表ドラゴンが好きなハッピー至上主義!の歌詞を発表します。

自分のこと嫌いなのは 嫌われるよりもずっと イヤだから!

ハッピー至上主義! より

360° 私が好きな私でいたいから
ガラス越し まずは笑顔のオーディション

アイデンティティ より

そうだね。

アイデンティティ、伝統曲のはずなんですけど、藤島慈の生き様にあまりにもマッチしすぎている。
どうやら104期活動記録を読むと伝統曲も同じメロディ、同じ歌詞で受け継がれてきたわけではないらしいので、アイデンティティも慈らしくアレンジがされているようにも感じますね。一体誰がそんなことをやったんだ?


Dream Believers (104期 Ver.)

最後にMCを挟んで104期の3人が登場して、9人でのDream Believersで締め。6人のDream Believersで始まったライブが、半年間の様々な経験を越えて、今度は104期生を迎える最初の歌として歌われる。
アニメの最終話で1期のOPが流れる高揚感に似てますよね。物語のフィナーレであると同時に、新たな物語が始まっていくことも示唆されているというか(実際に始まっているのですが)。そんな「歴史が繋がっていく」瞬間を目の当たりにして、104期蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブとこれから歩いて行けることをとても嬉しく感じました。

永遠のEuphoria

セーブ成功率100%の圧倒的クローザー。
ライブの感動・感情すべてを未来に持っていく美しい歌であること。

総括

最後の退場アナウンス、ぼやっと聞いてたら沙知ボイスが流れてきて、気づいた瞬間にその場に立ち尽くしてしまった。退場アナウンスをするということはライブを最後まで見ていたということで、すなわちこれから始まる104期のスタートの瞬間を見届けてくれたということで。
スクールアイドルクラブを辞めた後もクラブのことをずっと見守ってくれていたように、卒業しても蓮ノ空のこと、スクールアイドルたちのことを気にかけてくれていることに、感極まってしまいました。

ということで、本来交わることがなかった101期生と104期生が交わった、奇跡のような千葉公演だったと思います。そして神戸公演へ、バトンが繋がったようにも感じます。
「うん、とてもいいライブだったねぃ。」

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