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【DX推進に成功している経営者の実態調査】DX推進における成功要因、第2位「ペーパーレスの推奨」第1位となったのは?

今回は、「DX推進に成功している経営者の実態調査」に関する調査の配信です!

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調査概要

  • 調査概要:DX推進に成功している経営者の実態調査

  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

  • 調査期間:2022年7月8日〜同年7月10日

  • 有効回答:DX推進に成功している企業の経営者314名

Q1:DX推進を始めたきっかけ、約4割が「新型コロナウイルス感染拡大によるリモート対応」と回答

 Q1.DX推進を始めたきっかけを教えてください。(複数回答)

・新型コロナウイルス感染拡大により、リモート対応が余儀なくされたから:37.3%
・国を中心として、社会的にDX推進が叫ばれだしたから:33.8%
・消費者のライフスタイルが変化したから:21.3%

・取引先がDXを推進していたから:21.0%
・「2025年の崖」という言葉が提唱されたから:14.0%
・競合他社の取り組みをみて焦ったから:13.4%
・社内にDXを進めるための人材を確保したから:9.2%
・コンサルタントに勧められたから:6.1%
・その他:11.5%
 ー68歳:もともとDXを推進していた
 ー57歳:業務の効率化をはかるため
 ー68歳:海外市場で商売をするためには不可欠
 ー66歳:DXを推進する立場の会社である
 ー52歳:環境やコスト的にも導入のハードルが下がった
 ー49歳:紙のドキュメントが邪魔だから
・わからない/答えられない:11.8%

Q2:DX推進の成功要因、「経営陣の知見や理解」、「ペーパーレス推奨」がそれぞれ3割以上

 Q2.DX推進を成功に導くことができた要因を教えてください。(複数回答)

・経営陣がデジタルに関する知見や流れを理解している:32.5%
・ペーパーレスを推奨するようになった:31.8%
・IT投資の予算が増えた:24.2%

・DX人材を確保した:23.6%
・DX・デジタルに関する社内教育を強化した:22.9%
・DXに関する社内ビジョンを設計・共有している:21.7%
・各業務部門とDX推進に関わる密なコミュニケーションが取れ、相互協力できている:19.1%
・社外・コンサルタントなどにDXを推進するためのアドバイスをもらった:18.8%
・SaaSを導入した:17.8%
・その他:6.4%
・わからない/答えられない:11.1%

Q3:他にも「世の中の流れ」や「補助金でSaaSの導入コストを大幅に下げることが出来た」などの要因も

 Q3.Q2で「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。Q2で回答した以外に、DX推進を成功に導くことができた要因があれば、自由に教えてください。(自由回答)

<自由回答・一部抜粋>
・50歳:補助金を受けたことでSaaSの導入コストを大幅に下げることが出来たから。
・51歳:世の中の流れから前向きに取り組む事ができた。
・55歳:目標意識の周知、徹底。
・52歳:導入コスト低下に伴い、新たな設備を積極的に整備できた。
・62歳:専任部署の設置。
・51歳:社内の全社員の考え方が一致したから。
・53歳:社員のITリテラシーが高いので。
・63歳:改善意欲がもともとあった。

Q4:DX推進の障壁、「投資するための予算確保が少ない」が25.8%で最多

 Q4.DXを推進する上で、障壁となったものを教えてください。(複数回答)

・投資するための予算確保が少ない:25.8%
・自社内のDX推進人材がいない、もしくは不足している:21.7%

・既存システムが古く、機能面も劣っているが、属人的な開発と運営をしているため、新規システム導入には時間やコストなどの弊害が大きい:17.5%
・経営陣のデジタル知識が乏しく、方向性が明確でない:14.6%
・社内にシステムといわれるものがなく、エクセル等の表計算ソフトを部署ごとに管理していて、連携できてない:12.7%
・既存業務が属人的になっており、各種情報の有無や管理、流れなどがわからない:11.8%
・DX推進というより、社内にITについてわかる人がいない、もしくは不足している:9.9%
・DXを推進する上で、各部署間の協力が必須だが、各責任者からの協力を得られない:7.3%
・その他:1.9%
・特にない/わからない:36.6%

Q5:他にも「取引先ごとの対応」や「新しいことに対応出来ない人材が多い」などが障壁となった企業も

 Q5.Q4で「特にない/わからない」以外を回答した方にお聞きします。Q4で回答した以外に、DXを推進する上で障壁となったものがあれば、自由に教えてください。(自由回答)

<自由回答・一部抜粋>
・57歳:取引先ごとの対応。
・62歳:新しいことに対応する、学習することに対応出来ない人材が多い。
・55歳:各部署間の連携。
・57歳:基幹システムとの連携。
・34歳:知識の集約が難しかった。
・60歳:法律上押印が必要な書類が多いこと。
・47歳:従業員の意識改革。
・56歳:ITリテラシーの低さ。

Q6:今後のDX推進における取り組み、「IT投資にかかる予算の増加」が36.3%で最多

 Q6.今後DXをさらに推進していく上で、取り組んでいきたいことを教えてください。(複数回答)

・IT投資にかかる予算の増加:36.3%
・社内におけるDX人材の育成:29.6%
・多様な働き方の実現:24.8%

・DX推進に関する明確なビジョンの設定と共有:24.2%
・DX推進に関するスムーズな部署間の連携:22.3%
・経営陣のデジタル知識の理解や社会の流れの把握:21.0%
・社外人材・コンサルタント等のアドバイスを受けられる関係づくり:14.6%
・SaaSの導入:8.0%
・その他:0.0%
・特にない:15.9%
・わからない/答えられない:6.7%

Q7:DX推進において、82.1%が人材の確保・育成の重要性を認識

 Q7.DXを推進する上で、DX人材の確保・育成は重要だと思いますか。

・非常にそう思う:42.3%
・ややそう思う:39.8%

・あまりそう思わない:11.5%
・全くそう思わない:1.9%
・わからない/答えられない:4.5%

Q8:3割以上が「DX推進人材の不足」や「DXを継続的に推進していくため」に、DX人材の確保・育成を重要視

 Q8.Q7で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方にお聞きします。DXを推進する上で、DX人材の確保・育成が重要だと思う理由を教えてください。(複数回答)

・DXを継続的に推進していくため:34.5%
・社内にDX推進人材がいない、もしくは不足しているため:32.6%
・自社内の組織や体制をDX化の観点から強化する必要があるため:29.5%

・DXの範囲が広く、求められる役割やスキルが違うため:25.6%
・DXに関する意思決定をスピーディーにするため:25.6%
・社内の共通認識を持つことで生産性を高めるため:20.9%
・デジタル人材の獲得にコストがかかるため:19.4%
・社外・コンサルタント等からアドバイスを受けられる関係がないため:19.0%
・その他:1.6%
・わからない/答えられない:2.3%

Q9:約6割が、「社員がITやDXを学ぶ教育環境整備」を今後に予定

 Q9.Q7で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方にお聞きします。今後、DX人材の確保・育成をどのように行っていく予定ですか。(複数回答)

・社員にITやDXを学ぶ教育環境を整える:59.7%
・社外・コンサルタント等からアドバイスが受けられる関係づくりをする:34.1%
・ITやDX推進ができる人材を新規採用する:24.0%

・取引先から指定されたものだけを導入するなど、とりあえずの対応:18.2%
・その他:0.4%
 ー64歳:自社で必要に応じてすすめる
・わからない/答えられない:10.9%

Q10:ITやDX推進ができる人材の年収相場、約7割が「1000万円台以上」を想定

 Q10.Q9で「ITやDX推進ができる人材を新規採用する」と回答した方にお聞きします。ITやDX推進ができる人材の年収相場は、いくらくらいだと思われますか。

※新規採用する人材の想定条件:
年齢32歳。中小企業を対象に、IT知識およびDX推進にかかる業務分析ができ、DX推進のための計画立案とPDCA、経営陣に改善提案と報告ができる人材。役職は課長クラス。

・1300万円以上:27.5%
・1200万円台:6.5%

・1100万円台:3.2%
・1000万円台:29.0%
・900万円台:1.6%
・800万円台:12.9%
・700万円台:6.5%
・600万円台:4.8%
・500万円以内:3.2%
・わからない/答えられない:4.8%

Q11:IT・DXコンサルタントの月額報酬、半数以上が「50万円以上」を想定

 Q11.Q9で「社外・コンサルタント等からアドバイスが受けられる関係づくりをする」と回答した方にお聞きします。自社内の状況を分析・把握したうえで、適切なアドバイスをしてくれるIT・DXコンサルタントの協力を得る場合、報酬は月額いくらくらいだと思われますか。

※社外・コンサルタントの想定条件:
中小企業を対象に、IT知識およびDX推進にかかわる業務分析ができ、DX推進のための計画立案とPDCAと、経営陣に改善提案と報告ができる人材。年間契約にて、月1回以上の訪問コンサルと随時指導。

・70万円以上:34.0%
・60万円程度:4.5%
・50万円程度:20.5%

・40万円程度:8.0%
・30万円程度:12.5%
・20万円程度:6.8%
・10万円程度:2.3%
・5万円以下:2.3%
・わからない/答えられない:9.1%

まとめ

 本調査では、DX推進に成功している企業の経営者314名を対象に、実態調査を実施いたしました。

 DX推進を始めたきっかけは、約4割が「新型コロナウイルス感染拡大により、リモート対応が余儀なくされたから」と回答しました。なお、DX推進の成功要因を伺うと、「経営陣の知見や理解」「ペーパーレス推奨」がそれぞれ3割以上の結果となりました。一方で、DX推進の際の障壁としては、「投資するための予算確保が少ない」が最も多くなっており、今後DXをさらに推進していく上で、約4割が「IT投資にかかる予算の増加」に取り組みたいと回答しました。

 また、DX人材が不足しがちであることや、今後もDXを継続的に推進していくためには、82.1%が人材の確保・育成が不可欠であると実感していることが分かりました。具体的にIT・DX人材を活用する場合の相場感を伺ったところ、採用する場合には約7割が「1000万円台以上」、毎月のコンサルを依頼する場合には半数以上が「月額50万円以上」を想定していることから、多くの経営者がコストをかけてでもDX人材を入れたいと考えている実態が明らかになりました。

 近年、DX推進に取り組む企業が増えている一方で、課題を感じる企業も多いのではないでしょうか。今回の調査ではDX推進に成功した企業に秘けつを伺いました。DX推進においては、「予算」と「人材」が成功のカギを握ると考えられており、今回の調査の結果からも、このポイントが明確になりました。

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