見出し画像

働き方改革の本質ってなんだろ?

はじめまして、レペリオの新城です。

今回はみなさんもいろんなところで見聞きする『働き方改革』とその本質について私的意見も含めて書いてみたいと思います。(※会社の思想と関係ないかもあるかも…)

まずは、そもそも働き方改革』って何だっけ?

についてググってみました。

以下、首相官邸ページから拝借。

画像1

”働き方改革は、一億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジ。多様な働き方を可能とするとともに、中間層の厚みを増しつつ、格差の固定化を回避し、成長と分配の好循環を実現するため、働く人の立場・視点で取り組んでいきます。”

だそうです。

ん〜…。ちょと分かりにくいのですが読み進めていくと、

画像2

なるほど、『労働生産性をあげて、しっかり稼いでみんなで幸福度をあげようよ!』ということですね(?)。少しわかってきました。

その上で、今の日本で課題になっているのが以下とのこと。

画像3

ふむふむ、働き方改革を実現するには、上記3つの課題を解決する必要があるんですね。

日本の頭脳の人たちが示した課題なのでおそらく合っているのだと思います。

以下、本案件を解決する為の計画…。

画像4

パッと見るだけでも相当な時間がかかりそうです。(僕が現役のうちに改革は完了するのだろうか)

個人的にはこんなまどろっこしいことをしなくても日本の労働法を欧米型に近づければある程度解決するのでは?と考えています。

どういうことかというと、【明確な解雇/退職事由がなくても、どちらかに雇用または労働の意思がなくなった時点で解雇/退職できる:Employment-at-willの考え方】にしていくということです。

最近よく耳にする『ジョブ型』雇用の最終形は↑です。

つまり、これまでの日本の雇用体系は終身雇用を前提とした【職能主義】でしたが、これが時代に合わなくなり労働生産性向上が必須になったので、いっそのことみんなで欧米型【ポスト主義】にしたらいいんじゃない?と。(※実際に一部の企業ではすでにポスト主義になっているところもあり、欧米型に寄せた人事制度にしている会社もありますが、日本の労働法上法律難しい部分もあるので歪みがおきたりしています)

私自身、人材ビジネスを日本、海外とで十数年行ってきていて日本はものすごく労働者(雇用される側)が守られているなと感じることが多々あります。

とはいえ制度を全否定しているわけではなく、グローバルな視点で考えると現状の制度自体が古くなっているのは否めないなと。

結局、それが人材の流動性の低下を生み、世界と比較して産業や新興企業の成長が遅れている側面もあるんじゃないかと考えています。

コロナ禍、リモートワークが急激に進んでいると思いますが、進んだからこそ顕になった管理職(監視職)の意義や必要性への問いや、リモート下でもセルフマネジメントをして成果を上げられる人材か否かの選別。

本来、資本主義の中で生きているのであれば『ジョブ型』の働き方は道理であるはずなのに、未だそうなってはいない。

まずは、その仕組から変えていかないと上記にあった様な3つの課題を解決するのにも相当な時間がかかりますし、日本企業の採用力はますます世界で戦っていけないレベルになってしまいます。

仮に、現状制度が是正されたとしてジョブ型の働き方が進んだ場合、個々人がプロフェッショナル(依頼に対して成果で応える)となるため、雇用する側もされる側もフェアに”取引”が成立する様になります。

成果が出なければ報酬は得られないし、成果を出せば見合った報酬が得られる。社会に対しては一長一短ありますが、生産年齢人口の全体でプロフェッショナルとなれれば、まさに”一億総活躍社会”なんじゃないかと。

(※資本主義社会で起きる矛盾に関しては宇沢弘文さんについて書いてあるこちらの本を読んでもらえればわかると思うのでこちらで取り上げません)

レペリオがまさに実現したいのはそういう社会です。『社内では(今は)才能のジャストインタイム』と呼んでいたりしますが世界中の人のスキルや才能が有るべき時に有るべき場所にあれば、人類の進化を加速させれられる。そのビジョンに共感した仲間で日々あーでもない、こーでもない、いや、これか?、いや、違う。等と議論しながらプロダクト開発に勤しんでいます。

今回のテーマにあった『働き方改革の本質って何だっけ?』ですが、そもそも”働く”ということに対して人それぞれ違った価値観を持つ部分だと思いますので、最後はみなさんに問いたいと思います。

あなたが考える、あなたの『働き方改革ってなんですか?』







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?