書籍「グリッチアート試論」読みました

買いました、読みました。
実は書籍自体は全然マークしていなかったのですが、Twitterで信頼できるアーティストのアカウントからRTでまわってきて興味を持ちました。

グリッチアートにまつわる技法や歴史、論考や人々のやりとり、それとグリッチアートが多数(というか中盤はみっちりグリッチアートページがある)収録されています。
歴史や技法などはマクロな視点で、論考や人々のやりとりはどちらかといえばミクロな視点で書かれているため、グリッチアートというジャンルを包括的に見ることができる一冊だと思います。
私はクリエイティブコーディングのコミュニティで色々やっている人間なので、なんとなく技法は残しておくのが自然な気がしていたのですが、この本のようにコミュニティの動きやムーブメントの流れ、コンテクストを残しておくのもたしかに大事だよなーと感じました。
アートはコンテクストで語られることが多いわけですから、コンテクストで語る時のためにコンテクストを保存しておく必要があるということです。グリッチアートに関してはこの本がまさしくそうでしょう。

この書籍では後半にグリッチアート試論としてグリッチアートの定義が論じられているのですが、それがたしかに「なるほど」というものでした。
グリッチの歴史や技術的側面、あるいは受け取り側の印象などから考察してあるのですが、グリッチという「現象」自体が掴みどころがないようであるような、アートでないようなそうであるような、不安定であるようで再現性があるような、アーティストの独創性が出ているようで実はそうでもないような、そういったふわふわとした多面性を持っている部分が興味深かったです。

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