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金崎夢生は何がすごいのか-とある選手の証言を元に



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先週の話になるが、夏のトヨスタで、名古屋が川崎を倒し、10連勝で記録をストップさせた。この光景は、2年連続である。

今季は育成年代・アマチュアカテゴリの取材に人生で最も力を入れているレベルで活動的に動いているので、Jリーグのチェックがなかなか出来ていなかった。その中でも関わってきたクラブ(川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、名古屋グランパス)の動向は見るようにしており、フロンターレの強さを体感していた。この強さには驚きの中にも確信を覚えていたものである。これについては自論があるので次に記したい。

前人未到のリーグ戦10連勝を達成して、「誰にも止められない」感が出ており「無敗優勝もあるのではないか」と考えていたがそう簡単にはいかないし、そう甘くはない。

彼らを“沈めた”のは金崎夢生の名古屋移籍後初ゴールだった訳だが、フロンターレサポーターにとってはまた彼に対する嫌なイメージか上積みされたことだろう。


金崎夢生はJリーグで最も「嫌」な選手

2015年に3年間のヨーロッパ生活を経て鹿島に戻り、ベストイレブンを獲得した。上手さがあるドリブラーという印象が強かった彼が、最前線で泥臭くボールを追いゴールを迫る姿を見て、誰もが「あんな選手だったっけ?」と感じただろう。あるとき、取材の中で「2年前と変わった印象があるが?」という質問を受けた金崎はこう答えていた。

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