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リカルド・ロドリゲスの元で岩尾憲のように? 安居海渡が浦和入団を決めるまで


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6~8クラブの争奪戦の末に

大卒選手の内定がリリースされるとき、スポーツ新聞をはじめとしたメディアは「大学No1 ◯◯」というフレーズを好む。

◯◯には言わずもがなポジションが入る。先日の朝、スポニチが流した記事では「大学屈指」との表現が使われていたが、彼に関してはNo.1と言い切って良い。

2022年より浦和レッズでプレーすることになった流通経済大学の安居海渡はそれほどの選手だ。


大学3年次の昨年(2020年)、安居が見せてくれた姿は圧巻だった。

ヘッドコーチという肩書だったが事実上の指揮官であった曺貴裁氏(京都サンガFC監督)が率いた流経大において不動のアンカーとして君臨し、攻守において関東大学2部の舞台で格別の存在感を放っていた。

豊富な運動量と攻守における的確なポジショニング、そして地上戦で相手ボールを刈り取る力を見せれば空中戦におけるヘディングの強さもあり、良い点を上げればきりがない。セットプレーも蹴ることができる。

ここまで“出来ないことがない”ボランチはそういない。

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