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2017年度卒のフロンターレU-18生に期待を寄せて



この記事は、 川崎フロンターレ Advent Calendar 2019 の19日目の記事です。18日目はhk3sportsさんのご担当でした。なお、過ぎてしまってすみません。昨年も死ぬほどビハインドしました。

2013年の途中からちょいちょい、2014年からフロンターレの番記者をエル・ゴラッソで3年間務め、初優勝を果たした2017年も追っていた。2018年の2月には20年過ごした横浜市を離れ、川崎市民にもなった。

ただ、育成年代や名古屋グランパスの仕事が増えたためトップの試合へは徐々に行けなくなっていった。しかし、その一方でU-18やU-15を見に行くことが多くなった。もともと大学サッカーを取材活動の主戦場としている中「大学に入る前の選手を見てみたい」と思ったのがきっかけで2種年代を見始めたのだが、その中で物理的に行きやすいフロンターレの下部組織を中心に追うようになったのである。

そして、自分が注力して追ったのが今の大学2年生(来春の3年生)の代だ。

彼らはU-12でダノンネーションズカップinJAPANを制し世界に出ており、2017年のJユースでは脇坂泰斗の世代と並びクラブ史上最高位であるベスト4まで駒を進めた代である。

この敗退した準決勝を自分は忘れられない。ガンバ大阪Yととキンチョウスタジアムで対峙し、デューク・カルロスの先制点、宮代大聖の勝ち越し弾、宮城天のダメ押し点で75分で3-1のリードを得て、ほぼファイナルへの切符を手中に収めた。が、しかしその後10分間で3点を叩き込まれて無念の逆転負けを喫したのだ。


“フロンターレ側”で見ていたゆえに個人的にもショック度はかなり大きかった。ただ、この瞬間、悔しい思いをピッチ場で味わった彼らを追い続けようとも決意した。

結果的にこの代で昇格を果たした選手はいなかった。プロになったという意味ではデューク・カルロスが岡山入りを果たしたもの、フロンターレのトップに上がれた選手は誰一人おらず。ちなみに1つ上では田中碧が、1つ下は宮代大聖がいる。

4年後に全員がフロンターレへ戻ってこれるかと言われたらその確率は限りなくゼロに近いが、このチームの中心にいた選手たちはJの舞台で輝けるポテンシャルを多いに秘めている。

桝谷岳良(東洋大)、大曽根広汰(日体大)、小川真輝(順天堂大)、早坂勇樹(桐蔭横浜大)らが、自分の記憶に強く印象付いている選手たちだ。彼らはそれぞれの大学へ進学した後も活躍している。

このなかの誰かは必ずフロンターレに戻ってきてくれると思う。

ちなみに、この悔しい敗戦試合において失点に直結するミスを犯してしまったGKの早坂勇樹は今週末、全日本大学サッカー選手権の決勝で、日本一をかけ明治大学と戦う。個人的には彼がフロンターレへ帰還する“最右翼”の選手ではないかと考えているのだが、パフォーマンスを見ればその理由もわかっていただけるだろう。

ぜひとも彼の勇姿を見に、そして応援に、明日22日は駒場に足を運んでもらいたい。

そして、来季は将来有望な“川崎そだち”の選手達が活躍する関東大学サッカーへもぜひ。

多くのフロンターレサポーターが来てくれることを楽しみにしている。

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