マガジンのカバー画像

国内サッカーの現場より。竹中玲央奈のここだけの話

エル・ゴラッソやサッカーダイジェストなどの専門誌において、Jリーグ、大学サッカー、高校サッカーと幅広いジャンルを執筆するスポーツライター・竹中玲央奈によるwebマガジン。国内サッ… もっと読む
¥600 / 月
運営しているクリエイター

#高校サッカー

青森山田とサンフレッチェ広島ユースの件から、ロングスローについて考える

Twitter(自分はあえてこう言う)のタイムラインをざわつかせている青森山田のロングスローからの同点弾が物議を醸している。いつの時代も山田のロングスロー戦法は“アンチフットボール”的な観点から敵を作ってきたが、今回は少し火が強い。こんな動きもあった。 で、ちょっとだけ自分の考えを書いてみる。

海外移籍が "Jユース<高体連"を加速させる?

何度か話しているのだが、自分は高体連よりもJユースが常に強者であって欲しいという思いが強い「部活動否定派」である。

今夏の移籍情報は?今年の中3は不作? 【国内サッカーのネタまとめ 6月13日】

巻頭挨拶「ニュースレター始めます」 基本的に記事のスタイルとして“フロー”ではなく“ストック”重視型で、ニュースを発信することについては前向きではない。いわゆる賞味期限が長いコンテンツを作るのが好きなのだが、10代から様々なコンテンツに触れる中で“時代を超えて楽しまれるもの”に感化されたことが大きな要因かと思っている。 スポーツコンテンツに特化して言うと、Numberが好きだったのも大きい。また、“抜いた” “抜かれた"で一喜一憂したり他社に先を行かれたことでデスクに叱られ

セレッソ大阪U-18の進化の過程

U-15とU-18の2カテゴリが夏のクラブユースでアベック優勝を果たし、セレッソ大阪の育成組織が注目を浴びてから3ヶ月ほど経過した。 2021年度から風間八宏技術委員長が就任し、彼の哲学が反映されたサッカーを全てのカテゴリで志向した中、すぐに結果が付いてきた形になる。”高校3年生世代”の至宝である北野颯太は最終学年を前にプロ契約を結んでいたため早々からU-18にはおらず、高校2年生の石渡ネルソンも今年はほぼトップの練習に帯同していた。 夏のクラブユースではこの状況に加えて

有料
220

名願斗哉は三笘薫2世? 個人的には“右利きの金子拓郎”だ

履正社高校3年・名願斗哉の、来季からの川崎フロンターレ加入が決まった。 「川崎が名願を気にかけている」「川崎に決まったらしい」という話は6〜7月ごろに耳にしていた。なので、「意外と遅くなったな」と思った。

有料
200

「プロを育てる場所」のJユースは高体連に負けてほしくない

※本文の無断転載、スクショによるSNS等への投稿、本稿に掲載されてる情報を2次的に発信することはいかなる理由であろうと禁じます。 ※月刊マガジン「国内サッカーの現場より。竹中玲央奈のここだけの話」の定期購読もぜひご検討ください。 100回目の高校サッカー選手権は青森山田高校の優勝で幕を閉じ1週間が経った。個人的には2021年に最も取材をした高体連のチームが大津高校なので、少々残念な気持ちがあるのも正直なところである。それにしてもこの10年弱で高校サッカーにおける絶対王者の

有料
220

ヴァンフォーレ甲府の育成組織を体感した1日。そして見つけた有望株

※本文の無断転載、スクショによるSNS等への投稿はいかなる理由であろうと禁じます。 ※単発での購入も可能ですが、月刊で「国内サッカーの現場より。竹中玲央奈のここだけの話」を定期購読していただくほうがお得です。 10月9日の土曜日は日帰りで甲府へ行ってきた。14:00にJITリサイクルインクスタジアムで甲府vs琉球という好カードがあったが、それを観に行った訳ではない。 U-18の練習試合とU-15のリーグ戦という少々コアな2つのカードが目的だった。もともと東急レイエスの試合

有料
150

福田師王と鹿島アントラーズ

※本文の無断転載、スクショによるSNS等への投稿はいかなる理由であろうと禁じます。 ※単発での購入も可能ですが、月刊で「国内サッカーの現場より。竹中玲央奈のここだけの話」を定期購読していただくほうがお得です。 2年生にして高校ナンバーワンFWと言われている神村学園の福田師王が鹿島アントラーズの練習に参加しているが、これはオファー確定だろう。鹿島は伝統的に高校、大学のナンバーワンとも言える選手を手にしてきたが、この福田もその系譜を継ぐ選手である。なによりもピッチで見せる姿に“

有料
220

1人少ない。でも強い。大津相手に見せた鳥栖U-18の真髄

※本文の無断転載、スクショによるSNS等への投稿はいかなる理由であろうと禁じます。 ※単発での購入も可能ですが、月刊で「国内サッカーの現場より。竹中玲央奈のここだけの話」を定期購読していただくほうがお得です。 ※本記事は24時間無料公開です。 先週末に九州へ行き、いくつか取材をしてきた。鳥栖U-15唐津のTM、アビスパ福岡U-18のプリンス九州、そして鳥栖U-18と大津のプレミアWESTだ。 もちろん、というと失礼かもしれないが、最上カテゴリである鳥栖と大津の試合が最大の

有料
220

暁星国際が見せた劇的勝利。習志野を下し全国まであと1つ

※本文の無断転載、スクショによるSNS等への投稿はいかなる理由であろうと禁じます。 ※単発での購入も可能ですが、月刊で「国内サッカーの現場より。竹中玲央奈のここだけの話」を定期購読していただくほうがお得です。 ※本記事は無料公開です。 https://note.com/reona32/m/m68cadaa1d9be 全国各地で総体予選が行なわれている中、千葉県の準決勝に足を運んだ。暁星国際と習志野を見に行くためだ。 暁星国際は昨年に初めて取材をさせてもらったことをきっか

有料
150

Jリーグより育成年代の取材を優先している理由【サッカーライター論#3】

※本文の無断転載、スクショによるSNS等への投稿はいかなる理由であろうと禁じます。 ※単発での購入も可能ですが、月刊で「国内サッカーの現場より。竹中玲央奈のここだけの話」を定期購読していただくほうがお得です。 自分のSNSを見ている人ならわかると思うが、昨年、今年とJリーグの取材へ行っていない。メインフィールドは完全に中高大の育成年代だ。これまではJと並行してこの現場へ行っていたが、最近は100%と言ってよいほど育成現場に振り切っている。 もちろんJリーグへの興味が薄れた

有料
300

瀧澤暖。東雁来で目を引いたストライカーへの期待 【プリンス北海道 札幌U-18vs札幌創成】

※本文の無断転載、スクショによるSNS等への投稿はいかなる理由であろうと禁じます。 ※単発での購入も可能ですが、月刊で「国内サッカーの現場より。竹中玲央奈のここだけの話」を定期購読していただくほうがお得です。 ※本記事は公開後24hのみ無料掲載です。 こんな発言をしてから書くのがだいぶ遅れてしまった。 1週間前、24日の土曜日の朝に新幹線に乗って京都まで行った。目的は関西学生Lの関西学院大vsびわこ成蹊を見るためだ。両チームに追っている選手がいる。そして、その日の18:0

有料
220

【Jへの推薦状 番外編】 九州新人戦で印象に残った、12人の選手たち

https://note.com/reona32/m/m68cadaa1d9be 2月20日、21日と九州の新人戦を長崎は島原で取材した。8つの県から2チームづつ代表が出て、新高3世代が中心となった最初の覇権争いになる。 社会情勢を反映させ無観客での開催となったが、メディアとスカウトは来場を認められた。例のごとく、多数のスカウトが来場し目を光らせていた。 最終的に国見高校が王座を射止めたこの大会で、自分が見た試合は6つだ。社業もあったため月曜日の準決勝&決勝は見られなか

有料
200

兒玉澪王斗&中野伸哉が魅せた。好ゲームは鳥栖U-18に軍配

※本文の無断転載、スクショによるSNS等への投稿はいかなる理由であろうと禁じます。 ※単発での購入も可能ですが、月刊で「国内サッカーの現場より。竹中玲央奈のここだけの話」を定期購読していただくほうがお得です。 ※本記事は公開後24h無料です。 九州トップと関東トップのぶつかり合い 26,27日と前橋に滞在しクラブユースを取材した。 コロナ禍で例年どおりの夏開催とはならず、冬にスライドして行なわれたのだが、結果的にJクラブの育成組織をはじめとしたクラブチームに所属する高3生

有料
200