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「好きを仕事にしたい」なら、順番を間違えてはいけない。

こんなツイートをした。

今回は、これを深堀りしよう。

最後に、オススメ本も紹介している。

【前提】「好きを仕事にする」とは?

「好き」にも色々あるが、ここでは、

・何時間でも語れる
・無償でもやりたい
・お金を払ってでもやりたい
・四六時中やっていても飽きない

こんな風に、「夢中になれること」だ。

そしてそれを、収益化する。

これが、「好きを仕事にする」ということだ。

僕で言うと、動画やHP制作、ブログなどだ。
もちろん、動画やHPなら何でも好き、ブログなら何でも好き、というわけではない。

必ずしも本業にする必要はないし、1つである必要もない。

収益は、最初は100円でも良いし、最終目標も人それぞれだ。

陥りがちな罠。

「好きを仕事に」というのは、文字通り「好き」が先にくる。

「仕事を好きに」ではない。

まず「好き」があって、それを「仕事にする」(マネタイズする)のだ。

この順序を間違ってしまうのが、「陥りがちな罠」だ。

まずやるべきことは、「好き」を見つけること。

これは、既にあなたの中にある。

それを見つけ出す作業だ。

その時に、「マネタイズできるか?」を考えてはいけない。

それは単に、「儲かりそうなこと」を探しているに過ぎない。

「好きか?」というのと「マネタイズできるか?」というのは、全く別の話だ。

「好き」というのは、あなたの中にある極めて純粋な衝動だ。

「好き」を探す段階では、できるだけ不純物を入れないようにしよう。

「好き」の探し方。

「好きなことは?」と聞かれると、

・ゲーム
・寝ること
・食べること

といった答えが出てきやすい。

ただこれらは、極論すれば「誰だって好きなこと」だ。

ゲームは、ハマるように(好きになるように)設計されている。
寝ること・食べることは、そもそも人間の本質的な欲求だ。

もちろん人一倍好きなら別だが、「誰でもそうだよね」というレベルなら、ここでいう「好き」には足りない。

じゃあ、どうやって探すか?

机の上でウンウン唸っていても発見できない。

とにかく、やってみるのだ。

「好きかも」とか「いつかやってみたかった」というものを、やってみる。

絵が好きだと思ったら、描いてみる。

歌が好きだと思ったら、歌ってみる。

写真が好きだと思ったら、撮ってみる。

習いに行ったり、身近な人に披露するのもオススメだ。

大体のことは、「やってみたら、そうでもなかった」という結論になる。

でも、それで良い。

3日坊主を100個して、4日、5日と続くものが数個あれば良い方だ。

満を持して行動するのではなく、それくらい気楽に考えよう。

もちろん、下手で良い。

そもそも「好き」とは、「上手だから」とか「褒められるから」といった物差しで考えるものではない。

誰だって子供のころは、無我夢中で何かをやったはずだ。

そういうものが、あなたの「好き」だ。

「好き」を見つけるには、それなりの時間・労力・お金が必要。

僕はある分野のブログでマネタイズしているが、最初の1円を稼ぐまでに、何ヶ月も書き続けた。

「マネタイズしようと思ったけどできなかった」ではない。

マネタイズなんて眼中にない状態で、好きだから書き続けた。

動画にしても、収益にならない自分のYouTubeを何十本も編集して、無償で友人の動画を撮影・編集させてもらったりした。

ただただ「好き」で走り続けたからこそ、「やっぱりこれが好きなんだ」と気づけたのだ。

もちろんその裏には、すぐに飽きてしまったものも無数にある。

「好き」を見つけたら、マネタイズを考える。

ここから、ようやくマネタイズだ。

好きを見つける段階では、「マネタイズできそうか?」ということを考えてはいけない。

でも見つけた後は、「マネタイズできそうか?」を考える。

もっと正確に言えば、「どうやってマネタイズするか?」を考える。

SNSを見るときも、歩いているときも、髪を洗っているときも、頭の片隅に「問い」を置き続けるのだ。

今は存在しない仕事なら、作れば良い。

みうらじゅんさんの、「『ない仕事』の作り方」という本が参考になる。

「こんなことでも仕事になるのか」と、目からウロコだ。

アイディアを思い付いたら、小さく始める。

いつでも撤退できるように、失敗しても良いように、小さくだ。

たくさんやってみたら、そのうち1つとか2つ、芽が出る。

百発百中を狙ってはいけない。

PDCAを、できるだけ早く回すのだ。

年齢なんて関係ない。

周りから笑われても良い。
「好き」の価値を理解できない人には、笑わせおけ。
少なくとも僕は、あなたが真剣なら絶対に笑わない。

まだ早いでも、もう遅いでもない。

あなたが「やりたい」と思った今この瞬間が、ベストタイミングだ。

まとめ

好きを仕事にしたい人が、陥りがちな罠をご紹介した。

その罠とは、「好き」を見つける前に、「マネタイズできるか?」を考えてしまうことだ。

「好きを仕事に」というのは、まず「好き」が来る。

まずはマネタイズなんて関係なく、夢中になれる「好き」を見つける。

その上で、「どうやってマネタイズするか?」を考え続け、小さく始めてみよう。

オススメ本



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