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安ギター魔改造GP参加記録③(ボディ成形)

さて、ボディ素材の貼り合わせを終えたので、ここから目指すボディへと加工を進めます。
実は今まで適当に貼り合わせていたもんだから、表も裏も平面が出ていない。金尺を当ててみると1mm以上平面度が狂っています。

これではどうしようもないので、ボディを机に固定し、アルミフレームで作ったルータガイドを使い、大きなビットで平面出しを行う事に。

ここまですれば平面度は一気に0.1mm以下へ。この面を基準に表側も同様に加工する事で表裏の平行度も0.2mm以下へと追い込みます。

次にボディのトップ材を準備します。丁度10mm足らずの厚さでギター幅程度のウォルナット端材があったので、これも同じ様に平面を出して平面を形成。

いい感じです。そしてウォルナットをボディ材へ貼り付けます。

たっぷりのタイトボンドを塗りつけたらありったけのF型クランプで周囲を押さえます。コレでも中央部は押さえきれないので、ガレージに転がるLJ50のシリンダを重しに載せちゃう。

待ってる間にテンプレを作ります。

そう、この形は前に作ったウクレレベースと同じ。今回兄弟機を作ってやろうと思ったんです。
次にボディ素材をバンドソーで大まかに切り出し、テンプレを両面テープで貼り付けてルータで倣います。

大まかな外形が出来たら次はキャビティとネックポケットを掘ります。

ようやくギター作りらしい工程になってきましたね。ちょっと下膨れ感が強いので、左右の対称性を睨みながら外形に手を加えます。

ココでピックガードに悩み出します。元のデザインを踏襲するとかなり重たいデザインになっちゃう。スケールの違いが顕著に現れちゃった。

右下の辺りが重たい感じ。ウクレレベースの時と随分印象が違います。色々悩みましたが思い切ってテレキャスのコントロールプレートを使う形で進める事にします。

方針が決まればあとは早い、コントロールキャビティを掘り、配線穴を開けて行きます。今度は忘れずにジャック穴を先に!

いよいよボディが完成です。

次は塗装デスね。

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