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慈悲の瞑想

仏教には、大乗仏教と、上座部仏教(小乗仏教)の2種類があります。

日本に伝わってきたのは、大乗仏教です。
インドやネパール、タイやビルマスリランカなどに伝わっていったのが上座部仏教(小乗仏教)です。

大乗とは、大きい乗り物という意味、小乗は、小さい乗り物、という意味です。

この上座部仏教の修行の一つに、
「慈悲の瞑想」というものがあります。

皆さんご存知の「愛念の祈り」、初めて聞いた時、私はこの「慈悲の瞑想」の唱える文言を思い出しました。

どんな内容なのかを、皆さんにお伝えしたいと思います。

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私は幸せでありますように
私の悩み苦しみが無くなりますように
私の願いことが叶えられますように
私に悟りの光が現れますように
私は幸せでありますように
私は幸せでありますように
私は幸せでありますように

私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々の悩み苦しみが無くなりますように
私の親しい人々の願いことが叶えられますように
私の親しい人々にも悟りの光が現れますように
私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々が幸せでありますように

生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみが無くなりますように
生きとし生けるものの願い事が叶えられますように
生きとし生けるものにも悟りの光が現れますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように

私の嫌いな人々も幸せでありますように
私の嫌いな人々の悩み苦しみが無くなりますように
私の嫌いな人々の願い事が叶えられますように
私の嫌いな人々にも悟りの光が現れますように
私を嫌っている人々も幸せでありますように
私を嫌っている人々の悩み苦しみが無くなりますように
私を嫌っている人々の願い事が叶えられますように
私を嫌っている人々にも悟りの光が現れますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
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私のこと、

私の知っている人たちのこと、

私が嫌いな人のこと、

私を嫌いな人のこと、

全ての人たちの幸せを祈るこの言葉、

自分が幸せであり、好きな人も嫌いな人も全て、幸せであるように祈ることは、

いつでも、共に「おたがいさま」である、ということだと思います。

「慈悲の瞑想」から、お釈迦さまの教えの深さと、私たち全てを救って下さろうとする、慈悲と慈愛をを感じます。

この、「慈悲の瞑想」の内容を噛みしめながら、毎日、愛念の祈りを積み重ねていきたいと思っています。



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