1-2 特許要件4つ!
特許法の特許要件は、発明が特許を受けるために満たすべき基本的な条件です。簡潔に以下のように説明できます:
新規性:発明がこれまでに公にされた技術(先行技術)と異なるものであること。世界中の公開情報を基に評価されます。
進歩性(非自明性):発明が、該当分野の専門家が先行技術を基にして容易に思いつくことができないものであること。
産業上の利用可能性:発明が実際に産業において利用可能であること。理論的ではなく、実用的に利用できる必要があります。
先願性:同じ発明について複数の申請があった場合、最初に申請した者にのみ特許権が与えられる原則。
これらの要件を満たす発明に対しては、特許が付与され、発明者または特許権者に一定期間(日本では20年間)の独占的な権利が認められます。
つばき:新発明で特許をとるということなので、新規性が必要。ある意味あたりまえな感じがします。進歩性という言葉は忘れてしまいそうですが、誰でも思いつくようなものは発明ではないということですね。技術進歩の進歩、そう簡単に思いつかないこと、という感じでしょうか。産業で利用可能というのは、特許法の目的が産業の発展なので、産業で役に立たないものは特許を与えないということなのでしょうね。先願性というのは、早い者勝ちということですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?