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カーペットの住まいについて、考えてみる。

こんにちは!足立 淳と申します。

無事に新居への引っ越しを終え、もうすぐ2ヶ月が経ちます🙂
新しい街での生活にもずいぶん慣れてきて、週末には近所の昔ながらの和菓子屋さんや人気の生ハム屋さんに行ったりする余裕も出てきました🍡(笑)

中古マンション購入〜リノベーションのストーリーについては全12話のストーリーにてまとめていますので、私のnoteを初めてお読みいただく方は是非お読みいただけると嬉しいです🙇🏻‍♂️

第一話 住まい購入のきっかけ
第二話 ペアシティとの出会い
第三話 懸念点
第四話 購入の決断
第五話 リノベのポイント
第六話 解体工事スタート
第七話 断熱工事&大工工事
第八話 漆喰工事
第九話 キッチン&タイル工事
第十話 床(カーペット工事)
第11話 リノベ工事完成!
最終章 まとめ


カーペットの住まいについて考える

新居のリビング。床はカーペット敷きになっています。

さて、今回は床がカーペット敷きの住まいについて考えてみたいと思います✏️

いま、日本に住むほとんどの方のお家の床はフローリング敷きになっているかと思います。読者の皆様のお家もそうだと思います。

よくあるフローリングの住まい。

なぜこんなにもフローリングのお住まいが多くなったのか❓
要因としては以下の3つのポイントが考えられます。

・カーペットに対してネガティブな印象を持つ方が多い。
・フローリングの方が施工クレームになりにくい。
・フローリングの物件の方が売りやすい・貸しやすい

中古マンションの場合、稀に「フローリングNG」のマンションがあります。新築当時から床がカーペット敷きで、管理規約上でもフローリングへの張り替えが禁止されているマンションです。

1980年代〜90年代前半くらいのマンションで時々見かけます。

実際に弊社で住まい探しをお手伝いしているお客様のほとんどが、カーペット敷きの中古マンションは避けたいとおっしゃられます😔

やはり、あまり清潔じゃない印象があったり、デザイン的にも古臭いといった印象があるんだと思います。
私もカーペットの住まいの素晴らしさを知るまでは同様の印象を持っていました。

昔はカーペット敷きの物件も多かった?

こちらが購入時の内装。床には濃い紫色のカーペットが敷かれていました。

実は築年数が30年を超えるようなマンションでは、新築当時から床がカーペットというマンションも多く存在していました。高級なマンションであればあるほど、カーペット敷きの物件が多かったのです🕍

いわゆる「ヴィンテージマンション」と呼ばれるようなマンションは多くがカーペット敷きになっています。

管理規約(マンションのルールブック)のルールが変わっていないと、いまだに「フローリングへの変更禁止」というマンションも少なくありません。

今回、私が購入した中古マンションも築35年の物件で、床はカーペット敷きになっていました💦

カーペットを剥がすとこんな感じです。

マンションの管理規約を取り寄せて確認したところ、数年前の管理組合の話し合いで「フローリングへの変更を認める」といった決議がなされていたのですが、カーペットからフローリングに変えるとなると、既存の扉などの建具が使えなくなってしまったり、室内の床全体の高さを上げるような大規模な工事が必要になってしまうので、リノベーション費用がすごく高くなってしまうといったデメリットがありました😥

私自身はカーペットの住まいの魅力を知っていましたので、床は迷わずにカーペット敷きにすることにしました☝🏻

どんなリノベーションをしたか?

玄関の写真。

玄関を入って、廊下〜リビングまでは天然素材であるウールとサイザル(植物の繊維)で作られた上質なカーペットをセレクトしました🐑

このカーペットはとても高価で、全てのお部屋に敷くことができなかったので、主寝室と子供部屋は別のウールのカーペットを選ぶことにしました😅

カーペットの魅力とは

リビングは廊下と同じカーペットを。

⭕️ 魅力① とにかく足触りが気持ち良い

なんといっても足触りが気持ち良いというのが一番の魅力です。

もちろん選ぶカーペットの素材や品質にもよりますが、生まれてからこれまで35年以上フローリングの家に住んできた私の感想としては「こんなに気持ちが良いものなのか😲❗️」と衝撃を受けたほどです。

主寝室は厚手のウールのカーペットを。

まず、朝起きてベッドから降りた一歩目が柔らかくて気持ちが良い🛌

フローリングだとどうしても冷たいので裸足で歩くとヒヤっ💦としてしまいますが、カーペットはとっても優しいのです。

リビングに敷いたウール×サイザルのカーペットは表面に凹凸があり、やや硬めの質感なので、マッサージ効果があります。足裏が常にほどよく刺激されるので、それもまたなんとも言えない気持ち良さがあるのです。(これは実際に体感してもらいたいです🥺)

私たちは常に裸足で歩いていますが、足裏に適度な刺激がある環境は子供達の健康にとっても良い効果があるかもしれません👧🏻👦🏻

⭕️ 魅力② 騒音の心配が少ない

カーペットと黒いフレームの扉。とても似合います。

フローリングのマンションに住んでいた時には、どうしても歩く音がゴンゴンと響いてしまうので、気を遣って生活をしていましたが、カーペットは遮音性能も圧倒的に高いので、歩行音はほとんど気になりません👂🏻

小学生の子供達もどうしても走り回ってしまいますが、全く音が響かないので安心です。(もちろん家の中を走るのは良くないことなので、毎日のように「家の中を走るな〜!」と叱っていますが😓笑)

⭕️ 魅力③ 足腰への負担が少ない

キッチンの床はフローリングに。

これは実体験からも間違いなく言えることですが、カーペットの住まいは足腰に優しいです。長時間立っていても、全然疲れません🚶🏻

今回の住まいはキッチンにウォルナットの無垢フローリングを敷いているのですが、やはり料理をしていて長時間立っていると明らかに疲れを感じます🍳

カーペット敷きのリビングからキッチンに移動した時も、足にかかる負担がグッと重くなるのを感じます。

足腰が悪い方、ご年配の方にとってもカーペット敷きのお住まいはオススメです☝🏻

⭕️ 魅力④ 音楽が綺麗に聴こえる

子供部屋は子供達が自分でセレクトしたカーペットに。

科学的に検証したわけではありませんが、フローリングのマンションに住んでいた時よりも、音楽の音がとても綺麗に聴こえる気がします🎼(もちろんスピーカーは同じものを使っています)

今回は壁も漆喰を施工しているので、その効果もあると思いますが、漆喰の壁やカーペットの床がノイズを吸収してくれて、スピーカーから発せられる音が綺麗に耳まで届くといったイメージです。
人の話し声も反響しないので、とても聞き取りやすいです。

音楽が趣味の方や映画鑑賞がお好きな方にとっては、カーペット敷きのお住まいはとても良いと思います🎻

⭕️ 魅力⑤ 調湿作用がある

壁は漆喰を施工しています。光の反射が綺麗です。

漆喰に調湿効果があるのは有名な話ですが、ウールのカーペットにも調湿効果があると言われています🐑

確かに足の裏も常にサラッとしていて、汗を吸収してくれている感覚がありますし、ちょうど今は梅雨の季節ですが、室内はとても空気がサラッとしていて不快に感じません🍃

フローリングのマンションでは、雨の日や梅雨の季節は足の裏がフローリングにペタペタとひっついてとても不快でした。体にも湿気がまとわりつくような感覚がありました。
(ここでいうフローリングは、木目がプリントされたビニール素材のフローリングです。無垢材のフローリングは足触りはサラッとしていますよ😊)

⭕️ 魅力⑥ 空気環境が綺麗

ウッドブラインドの隙間からの光が漆喰の壁に映って綺麗です。

フローリングのお部屋では、空気中に舞っている埃はフローリングに溜まり、人が歩くとまた空気中に舞ってしまいます。

一方でカーペットのお部屋では埃がカーペットに留まり、人が歩いてもあまり空気中に舞わないため、空気環境は綺麗に感じます✨
床に留まった埃は掃除機で吸ってしまえば、綺麗になります。

よくハウスダストが気になるとの声を聞きますが、食べ物のカスや皮脂をそのまま放置せずに定期的に掃除機がけをすれば問題は無いと言われています。

また、これは良し悪しですが、フローリングの時は床に落ちている髪の毛や埃がすごく目について気になっていたのですが、カーペットだと目視ができないので逆に気にならないといったメリットもあります😅笑

これから数年にわたって、ハウスダストが本当に大丈夫かどうかは検証していきたいと思います。

⭕️ 魅力⑦ 優しい気持ちになれる

扉は全て35年前の新築時のものをそのまま使っています。

とても抽象的な魅力ですが(笑)、足触りが気持ち良く、騒音のストレスが無く、足腰の負担も少なく、耳にも気持ち良く、身体を包む空気感も気持ちが良いと、自然と優しくて穏やかな気持ちになれている気がします😊

実際に子供を叱ったり、イライラしたりする頻度は夫婦ともにかなり減ったと思います。子供達の発育にとっても良いのかもしれません☝🏻

ビニールのフローリング・壁紙に包まれた生活から、天然素材の床・壁に包まれた生活に変わったことで、いかに自らを包む家の中の環境が、体や心にとって重要なのかを身をもって理解することができました。


私は以前からカーペットの住まいに憧れを持っていましたが、実際に住んでみて、想像以上の快適さを感じています。
全ての人に体感してもらいたい、心からオススメしたいと思える素材です。

フローリング可の物件であっても、寝室などはカーペットへの変更を検討していただきたいくらいです(笑)

主寝室から廊下へのアプローチ

カーペットの住まいは嫌だと先入観を持たれている方はとても多いと思いますが、中古物件を購入される際や、リノベーションを検討される時には是非、検討されてみると良いかと思います。

小さなお子さんがいらっしゃると、食べ物や飲み物をこぼしてしまうリスクがあるので心配かと思いますが、小学生くらいになれば大丈夫だと思います。万が一こぼしてしまっても、クリーニングできるツールはたくさん販売されています。

カーペットのリノベーションの案件は多くないので、リフォーム会社によっては慣れておらず、適切な施工ができない会社もあるかと思います。
たまにカーペット敷きの物件であっても、コンクリートの上にそのままカーペットが敷かれているような劣悪な施工がされている物件もあります・・・😰

また、化学繊維でできた安価なカーペットだと上記のような効果が期待できない可能性がありますので、カーペットを選ぶ場合は、必ずカーペットの素材・肌触りをしっかりと確認し、適切な施工ができるリフォーム会社さんに依頼されることをオススメします☝🏻

家具が入るとこんな感じです。カーペットもなかなかカッコよく無いですか?
特に寝室をカーペットにするのは、とてもおすすめです。

住まい探しやリノベーションのことで、ご相談やご質問などがございましたら、遠慮なく以下のご連絡先よりご連絡いただければと思います。

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