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130㎡の築古ヴィンテージマンションを買ってリノベをした話 #02

こんにちは!足立 淳と申します。

先日このnoteを公開したところ、驚くほど多くの反響をいただきまして、早く続きが読みたいと嬉しいご要望をたくさんいただきましたので、頑張って投稿を続けていこうと思います。

前回の投稿(#01)はこちら↓


友人から送られてきたマンションとは・・・

それは2021年の年末のこと。

不動産会社の友人からメールで送られてきた、いくつかの物件資料を眺めていた時、ふと目に留まる物件がありました👀✨

こちらが実際に送られてきた資料です。(物件名や価格等は消させていただいていています)

119.84㎡(公募)とありますが、実際の壁芯面積は127.19㎡です。

その物件は『ペアシティ』というシリーズのヴィンテージマンションで、なんと、専有面積が127.19㎡もある、とっても面積の広い物件でした😮

価格も今の相場から考えるとそんなに高い価格ではなく、住んでいた66㎡のタワーマンションを売却した金額で買えるような価格でした。

東京23区内で130㎡の広さだと、今の相場ではゆうに1億円を超えるのが当たり前ですが、そのマンションは1億円を大きく下回る価格でした💴

友人からの紹介なので特別に安くしてもらったんでしょ?と思われてしまうかもしれませんが、同マンションの過去の成約事例の相場からみても妥当な価格設定でした。

その時は正直、「なんでこんなに安いんだろう…🤔?」と、不思議に思ったほどでした。


さて、『ペアシティ』というマンション、ご存知ない方がほとんどだと思います。

今だと三菱地所の『ザ・パークハウス』や野村不動産の『プラウド』、東京建物の『ブリリア』などのブランドが有名ですが、『ペアシティ』も、今では新築で建つことはありませんが、ヴィンテージマンションとしてはとても有名なマンションのひとつなのです。

ヴィンテージマンションでは、他にも『ホーマット』や『ドムス』といったシリーズも有名です。

ヴィンテージマンションって何?と聞かれると定義は曖昧だったりするのですが、私の考えるヴィンテージマンションの定義は【1980〜90年代に良好な立地に建てられた高級マンションで、今もなお良好な管理状態が保たれている、主に外観が風合いのあるタイル張りになっているマンション】です☝🏻

敷地に余裕をもって建てられており、建物の周りが植栽などのグリーンに囲まれていることが多いのも特徴のひとつです🌳

『ペアシティ』ってどんなマンション?

ペアシティは東高ハウス株式会社が分譲したマンションで、施工は竹中工務店が請け負っていることがほとんどです。

竹中工務店さんが施工したマンションには、上質なマンションがとても多いです!このマンションいいな〜と思うマンションの多くは「竹中工務店施工」だったりします。単純に私がそういうヴィンテージマンションが好きってこともありますが…(笑)

参宮橋や代々木、高輪など、東京の都心部にいくつか存在するマンションシリーズで、赤茶色やオレンジ色のレンガタイル張りの、シュッと角が立った重厚感のある外観が特徴です。

こちらが私が購入したペアシティの外観。オレンジ色のタイルがとても良い雰囲気です。

私とペアシティとの出会い

実は数年前に、とあるペアシティの中古物件をお客様と一緒に内見したことがありました🔍

その時に撮影した写真です。2015年7月のことでした。

築後30年以上も経過しているのに、とても重厚感のある綺麗なタイル張りの外観で、こだわって作りこまれたエントランスホールや集合ポスト、玄関扉などに「東京にもこんな素敵なマンションが存在するのか❗️」と、大きな衝撃を受けました。

ペアシティの玄関扉。真鍮製のハンドルとドアチェーン。
室内のドアの蝶番。真鍮製。素敵ですよね😍

バルコニーの内側は外からは見えないので、普通のマンションでは壁が吹きつけ仕様、床はビニールのシートが貼られていることが多いのですが、ペアシティは外から見えないバルコニーの内側にもしっかりとタイルが貼られています。

普通のマンションのバルコニー。
ペアシティのバルコニー。内側も凝ったタイル張りに。

それはそれは新築当時に非常にこだわって建てられたことが随所に感じられる、とても素敵なマンションで、お客様のご案内中にもかかわらず、私自身が大興奮してしまいました・・・😳(笑)

その日から、【自分もいつかはペアシティのような中古のヴィンテージマンションを買って素敵なリノベーションがしたいなぁ🤤💭】という夢を持つようになりました。

そして今回、偶然にも友人から送られてきた物件資料の ”ペアシティ” という文字を見た時に「もしかするとこれは運命なのでは・・・💘」と感じたのでした。

しかし、よく見ると懸念点もたくさん・・・

しかしながら、物件資料をよくよく読み込んでみると、そのマンションには以下のような ”懸念点" が見つかりました😵

✅ 最寄駅から徒歩18分とすごく遠い

✅ 1987年築(築35年)の築古

✅ 床はフローリングではなくカーペット

✅ オール電化で給湯は電気温水器

✅ ユニットバスではなく在来工法のお風呂

✅ 2階で向かいのマンションとお見合い

一般的には避けられがちな条件がいくつもあてはまる物件だったのです・・・💦

私自身もお客様に物件をご紹介する時には ”懸念点” としてお伝えするような項目ばかりです。

これらの懸念点があるからこそ、130㎡という広さがあるにもかかわらず価格がそこまで高くないといったメリットもあったのですが・・・😓

特に床がカーペットの中古物件はフローリングの物件に比べて、大幅に価格が安くなる傾向が強いため、今回の物件も価格が安く設定されていたものと思われます📉

果たしてこのような懸念点を、どのように解消していったのでしょうか?

第三話はコチラから


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